【SS】侑「菜々ちゃん、今日は練習休みだし一緒に帰らない?」【ラブライブ!虹ヶ咲】

SS


1: 2021/05/25(火) 21:33:04.90 ID:Wdo2Ui+A
~放課後~


侑「菜々ちゃーん!」

菜々「あ、侑さん?」

侑「今帰り??」

菜々「え、ええ・・・ そうですが」

2: 2021/05/25(火) 21:33:41.98 ID:Wdo2Ui+A
侑「今日は練習休みだし一緒に帰らない?」

菜々「構いませんけど、一度生徒会室寄りますよ?」

侑「私も付き合うよ」


――

3: 2021/05/25(火) 21:34:01.07 ID:Wdo2Ui+A
~生徒会室~


侑「生徒会室で何するの? 仕事?」

菜々「いえ、ちょっと忘れ物をですね・・・」


ガラガラッ。


菜々「えーっと・・・」


侑「ああ~、なるほど」

侑「家に置けなくて生徒会室に隠してるラノベや漫画かな?」

4: 2021/05/25(火) 21:34:22.99 ID:Wdo2Ui+A
菜々「以前に読み終えたものをまた読みたくなったもので・・・」

侑「そうなんだ」



菜々「あ、ありました!」

侑「ふーん、どんな作品なの?」

菜々「い、いや! た、大したものではないですっ・・・」

5: 2021/05/25(火) 21:34:46.13 ID:Wdo2Ui+A
侑「え? なに? 後ろに隠されてるとわからないよ?」

菜々「まぁまぁ・・・、いいじゃないですか・・・ あはは」



侑「ま、いいけど・・・」

6: 2021/05/25(火) 21:35:19.16 ID:Wdo2Ui+A
菜々「では、帰りましょうか?」

侑「そうだね」


侑「そういえばさ、菜々ちゃんはいつも私の部屋に遊びに来て貰ってるけど、私は菜々ちゃんの部屋に遊びに行ったこと無いよね」

菜々「そういえばそうですね」

侑「菜々ちゃんが良ければだけど遊びに行ってもいい?」

7: 2021/05/25(火) 21:35:41.28 ID:Wdo2Ui+A
菜々「か、構いませんけど・・・」

侑「やった! じゃあ行こうか!」

菜々「きょ、今日ですか?」

侑「うん、このまま菜々ちゃんち行こうよ」

8: 2021/05/25(火) 21:36:06.55 ID:Wdo2Ui+A
侑「まぁ、菜々ちゃんちの親にご迷惑になるならいいけど」


菜々「侑さんには色々とお世話になっていますしね」

菜々「まぁ、ご存知だと思いますが何も無い部屋で良ければどうぞ?」

侑「やったね!」

9: 2021/05/25(火) 21:36:24.14 ID:Wdo2Ui+A
菜々「何がそんなに嬉しいんですか?」

侑「菜々ちゃんの部屋はどんなのかなぁ~って思ったらワクワクするじゃん!」


菜々「あはは・・・ 期待しない方がいいですよ・・・」

10: 2021/05/25(火) 21:36:48.66 ID:Wdo2Ui+A
侑「え!? まさかゴミ部屋になってるとか!?」

菜々「ま、まさか! さすがにそんなことはありません!」

侑「だよね」

菜々「まぁ、至って普通の勉強部屋ですよ」


侑「楽しみだなぁ」


―――

11: 2021/05/25(火) 21:37:13.39 ID:Wdo2Ui+A
~菜々の部屋~


侑「お邪魔しまーす」

菜々「どうぞ」


侑「おお~! シンプルで可愛い部屋だね!」

菜々「何もありませんよ?」

12: 2021/05/25(火) 21:37:42.34 ID:Wdo2Ui+A
侑「ゲームとかしたいわけじゃないし大丈夫・・・」

菜々「え?」


ガサゴソ。


菜々「な! 侑さん何してるんですか!」

侑「あー、菜々ちゃんのベッド・・・ 菜々ちゃんの匂いがする~」

13: 2021/05/25(火) 21:38:18.18 ID:Wdo2Ui+A
菜々「侑さん! 匂い嗅がないでください!」


侑「まぁまぁ・・・」

菜々「いきなり何をするのかと思ったらベッドに寝始めるとは・・・」

侑「あはは! 怒らないでよ」

14: 2021/05/25(火) 21:38:59.07 ID:Wdo2Ui+A
侑「そういえば、生徒会室から持ち帰った本でも読んだら?」

菜々「そういえばそうでしたね」

侑「私は寝てるからゆっくり読みなよ」


菜々「侑さん・・・ もはや何が目的で私の部屋に来たのか意味不明ですね・・・」

15: 2021/05/25(火) 21:39:25.16 ID:Wdo2Ui+A
菜々「ま、侑さんがごゆっくりしているなら読ませて頂きますよ」



侑「・・・・・・」じーっ


菜々「ん?」

菜々「どうかしましたか?」

16: 2021/05/25(火) 21:39:44.35 ID:Wdo2Ui+A
侑「菜々ちゃん、読んでるそれ・・・ ちょっとエ チなシーンが多いやつじゃない?」


菜々「ち、違いますよ!!」


侑「凄い慌てようだけど??」

菜々「何ニヤけてるんですか! 違いますからね!」

17: 2021/05/25(火) 21:40:03.31 ID:Wdo2Ui+A
侑「むふふ、そういうことにしておいてあげる・・・」

菜々「まったく!」


侑「菜々ちゃんもやっぱエ チなの興味あるんだね」ぼそっ


菜々「え? なにか言いましたか?」

侑「何でもないよ~」

18: 2021/05/25(火) 21:40:35.81 ID:Wdo2Ui+A
菜々「邪魔するなら私のベッドで寝てて下さい!」

侑「そうする・・・」



侑「Zzz・・・」

19: 2021/05/25(火) 21:41:06.14 ID:Wdo2Ui+A
菜々「あれ? 侑さん・・・ 私のベッドで眠ってるし・・・」

菜々「しばらく寝かせておきますか・・・」



侑「Zzz・・・・・・」

20: 2021/05/25(火) 21:41:50.95 ID:Wdo2Ui+A
菜々「・・・・・・」

菜々「大人しく眠っていればこんなに可愛らしいのに・・・」




侑「何か言った!?」

菜々「きゃっ!! い、いいいいきなり起きないで下さい!!」

21: 2021/05/25(火) 21:42:11.70 ID:Wdo2Ui+A
侑「寝ろと言ったり起きるなと言ったり忙しいね菜々ちゃんは」

菜々「勝手にしてください!」


侑「じゃあ一緒に寝る?」


菜々「ね、寝ませんっ!!」




――終――

31: 2021/05/26(水) 08:32:57.48 ID:cR6cCK3T
菜々「ところで侑さん、寝て頂いていて構いませんけど制服シワになりませんか?」

侑「あ、言われてみるとそうだね」

ガバッ。

スルッ。

菜々「あ、あ・・・ 侑さん! だからっていきなりスカート脱がないで下さい!」

36: 2021/05/26(水) 14:16:21.47 ID:cR6cCK3T
~菜々の部屋~


侑「じゃあ一緒に寝る?」

菜々「ね、寝ませんっ!」


侑「あはは! そんなムキにならなくても~」

菜々「全く困った人ですよ⋯⋯」

37: 2021/05/26(水) 14:16:48.07 ID:cR6cCK3T
菜々「ところで侑さん、寝て頂いていて構いませんけど制服シワになりませんか?」


侑「あ、言われてみるとそうだね」

ガバッ。

スルッ。


菜々「あ、あ・・・ 侑さん! だからっていきなりスカート脱がないで下さい!」

菜々「目のやり場に困ります!」

38: 2021/05/26(水) 14:17:08.62 ID:cR6cCK3T
侑「女の子同士なんだし気にしなくていいじゃん」

菜々「き、気にして下さい!」

侑「お洒落なパンツじゃなくてごめんね?」

菜々「そういうことじゃないですっ!」

侑「あははは!」


菜々「あ~、もう!」

39: 2021/05/26(水) 14:17:30.14 ID:cR6cCK3T
菜々「私のジャージですけどサイズは合うでしょうからコレ履いて下さい」

侑「ありがとね」


侑「さて、ジャージも借りたしもう一眠りしようかな~」

モゾモゾ⋯。


菜々「遊びに来ていきなり寝る人なんて初めて見ましたよ⋯⋯」

侑「だって何だか菜々ちゃんの布団が心地良くてさ」

40: 2021/05/26(水) 14:17:49.07 ID:cR6cCK3T
菜々「もう! 私は本読みますからご自由にしててください!」

侑「私の隣で横になりながら読んだら?」


菜々「何を言ってるんですか!」

侑「そうすると私も一緒に読めるかなぁって思って」

41: 2021/05/26(水) 14:18:31.36 ID:cR6cCK3T
菜々「読みたいなら今度お貸ししますよ?」

侑「エ チなのって1人で読むより誰かと一緒に読む方が楽しいじゃん」

菜々「だ、だから! いやらしい内容ではありませんから!」

侑「ふふふっ! 可愛いね!」


菜々「何笑ってるんですか! もう!」

42: 2021/05/26(水) 14:19:01.56 ID:cR6cCK3T
侑「気が向いたら入って来てね」

侑「おやすみ~」


菜々「侑さんんには振り回されっぱなしですね⋯⋯」

43: 2021/05/26(水) 14:19:30.78 ID:cR6cCK3T
────


侑「ん?」

侑「おや? いつの間に部屋着に着替えたの?」

菜々「ついさっきですよ?」


侑「お隣どうぞ?」

菜々「私のベッドなんですけどね⋯⋯」



~終~

49: 2021/05/26(水) 19:15:52.14 ID:cR6cCK3T
侑「あれ? 一緒に寝る為に着替えたんじゃないの?」

菜々「違います」

侑「なんだ」


菜々「いくら気心の知れた友人同士とはいえ、1つの布団で一緒に寝るなんて高校生としてあるまじき行為です」

侑「そうかなぁ、一緒に本読みたいだけなのに」

菜々「侑さんからはそれ以外の意図が感じられますけど?」

侑「まさかぁ~」

侑「それ以外って何のこと?」


菜々「え? ゆ、侑さんは私にいたずらするつもりなんじゃないですか?」


侑「ん~? 実は菜々ちゃんのほうが変なこと考えているんじゃない?」にやっ

菜々「な、何を言ってるんですか!」


侑「だったら私の隣に寝ても問題ないんじゃない?」


菜々「むぅ⋯⋯⋯⋯」


侑「ね?」


菜々「わかりましたよ⋯ 隣に寝て本読みますけど邪魔しないで下さいよ?」

侑「やった! お隣どうぞ~」


モゾモゾ⋯。


菜々「ちょっと狭いですね⋯⋯」

侑「そりゃね」

50: 2021/05/26(水) 19:24:58.07 ID:cR6cCK3T
侑「菜々ちゃんこっち向いて?」

菜々「いやです」


侑「菜々ちゃん、仰向けで本読んでると腕キツくない?」

菜々「今はまだ大丈夫です」



侑「⋯⋯」じーっ


菜々「!?」

菜々「なんですか? 真横から私の顔見ないでください!」

侑「菜々ちゃんが読んでる本を読んでるんだけど?」


菜々「そ、そうですか⋯⋯ それは失礼しました⋯⋯」


菜々「⋯⋯」

侑「⋯⋯⋯⋯」じーっ


菜々「⋯⋯」チラッ

侑「⋯⋯」じーっ


菜々「やはり私の顔見てるじゃないですか!」

侑「気のせいだよ、本見てるよ?」


菜々「やはりいたずらするつもりなんじゃないですかね?」

侑「意識し過ぎだよ」

菜々「ていうかもう少し離れてください!」

侑「離れすぎると文字読めないって」

菜々「そ、それなら仕方ありませんね⋯⋯」

52: 2021/05/26(水) 20:12:33.68 ID:cR6cCK3T
菜々「っつ⋯ 腕が」

侑「だから言わんこっちゃ無い」


菜々「ちょっと腕を休めますね」

侑「横向いて読めばいいじゃん」

菜々「侑さんが壁側を向いてくれたら私も横向いて読めるんですけどね」

侑「そしたら私が読めなくなっちゃうよ~」

菜々「読み終わったらお貸ししますから」


侑「だったら菜々ちゃんがそっち側向いて横になればいいんじゃない?」

菜々「そうですね、それなら侑さんが視界に入らないですし気が散りません」


菜々「⋯っと」クルッ

菜々「ふう⋯ これで落ち着いて読めます」


侑「これは名案だったかも! 私は菜々ちゃんの肩ごしに本読めるし菜々ちゃんは集中できるし」

菜々「私が見えないところでいたずらしないでくださいよ?」

侑「しないからしないから」

53: 2021/05/26(水) 20:22:05.47 ID:cR6cCK3T
侑「菜々ちゃん、読みづらいから本をもっと近づけて?」

菜々「そしたら私が近過ぎて読めませんよ」

侑「そっか⋯」



侑「あ!」

侑「えいっ!」


ぴたっ。


菜々「ちょ、ちょっと! 侑さん! 背中にくっつかないでくださいよ!」

侑「これなら私も読み易くなった」えへへ

菜々「ち、近いですっ!」


侑「仕方ないじゃん! 早く読もうよ」

菜々「そ、そのままでもいいですけどジッとしてて下さいよ?」

侑「うん!」



菜々「⋯⋯」

侑「⋯⋯」


菜々「ゆ、侑さん⋯⋯ せめてもう少し顔を下げてくれませんか⋯⋯」

侑「これが限界だね、読めなくなっちゃう」


菜々「でしたら息止めてください⋯⋯」

侑「え!? 私死んじゃうじゃん!」


菜々「耳元で吐息を感じるのがどうも気になります⋯⋯」

侑「何そのいやらしい言い方」ニヤニヤ


菜々「全然いやらしくないじゃないですか!」

侑「そういう本ばかり読んでるからじゃない?」

菜々「もーっ! 違います!!」

55: 2021/05/26(水) 20:42:19.57 ID:cR6cCK3T
侑「ううっ⋯⋯ 肩越しに見てると今度は私の首が⋯⋯」

菜々「大丈夫ですか?」


侑「き、きつい⋯⋯」

侑「ダメだぁ~」

ドサッ。


侑「私ちょっと休憩⋯⋯ 首痛い」


侑「ふぅ~」

侑「菜々ちゃんの枕、高さ丁度いいな」


菜々「休むなら私の背中から離れてくださいよ」

侑「動くの面倒臭い」

菜々「そのまま反対向けばいいじゃないですか」

侑「まぁ確かにそれが正論かも、私の首を休めるという観点からだと」

菜々「だったらそうしてくださいね」


侑「でも菜々ちゃんの髪がいい匂いで癒される⋯⋯」

菜々「匂い嗅がないでください!」


ガバッ。


菜々「侑さん、それじゃ変態さんですよ?」


侑「おや?」

菜々「あ⋯⋯」


侑「私の方向いてどうしたの?」

菜々「あ、ああ・・・ 侑さんが⋯ 髪の匂い嗅ぐから⋯⋯」


侑「菜々ちゃん、顔近いよ?」

菜々「う⋯ うううう~っ!!」


ガバッ。


侑「またそっち向いたね」

菜々「髪の匂い嗅がないでくださいね!?」


侑「あはは! 菜々ちゃん顔真っ赤になってたね」ニヤニヤ

59: 2021/05/26(水) 21:45:15.20 ID:cR6cCK3T
菜々「なってません!」


菜々「⋯⋯」


侑「本は読まないの?」

菜々「私も少し休憩です⋯⋯」


侑「菜々ちゃん、そんな端の方で寝てると落ちるよ?」

菜々「これくらいなら落ちませんよ」

侑「おいで?」

ぐいっ。


菜々「きゃっ!」

侑「もう少し真ん中に来なよ」

菜々「自分で動けますから⋯⋯」


侑「よいしょっと」クルッ


菜々「ん? 壁側向いたんですか?」

侑「うん、さっきと違って背中と背中だね」

菜々「こ、これならいくらか安心ですね⋯⋯」

侑「そう? それなら良かった」


菜々「⋯⋯」

侑「⋯⋯」

60: 2021/05/26(水) 21:53:41.03 ID:cR6cCK3T
菜々「⋯⋯」

ガサッ。


侑「ん? 菜々ちゃん背中ぶつかってるよ?」

菜々「あ、ごめんなさい⋯ 姿勢直そうとしたらぶつかってしまいましたね⋯⋯」


侑「菜々ちゃんからくっついて来たのかと思った」

菜々「侑さんじゃあるまいし⋯⋯」

侑「離れないの? くっついたままだよ? 背中⋯」

菜々「狭いから仕方ないです⋯⋯ 侑さんが色々するから慣れました⋯⋯」


侑「ま、いいけどね」



菜々「侑さん?」

侑「何? 菜々ちゃん」


菜々「⋯⋯」

侑「ん?」


菜々「な、何でもありません⋯⋯」

70: 2021/05/26(水) 23:21:36.93 ID:cR6cCK3T
菜々「・・・・・・」

菜々「あ、仰向けになるので、また本読みましょう・・・・・・」


侑「じゃあ私も仰向けになろうかな」

ガサゴソッ。


侑「今度は私が本持ってあげるよ」

菜々「え? 悪いですよ」

侑「いいからいいから」


菜々「す、すみません・・・・・・」

侑「菜々ちゃんが見やすいように菜々ちゃん寄りに本を掲げるね」

菜々「それだとかなり腕に負担になりません?」

侑「疲れたらまた交替で」

菜々「わかりました」



菜々「・・・・・・」

侑「・・・・・・」


菜々「侑さん、途中から読んでるのに中味理解出来てます?」

侑「あはは・・・ 実は・・・・・・」

菜々「やはり改めてお貸ししますのでそれで読んだ方がいいですよ」

侑「やっぱり?」

菜々「自覚してるじゃないですか!」

侑「えへへ」

侑「まぁでも、本は持っててあげるから読みなよ」

菜々「変な人ですねぇ・・・・・・」

71: 2021/05/26(水) 23:30:50.00 ID:cR6cCK3T
侑「読みづらくない?」

菜々「実は読みにくいです」

侑「あはは・・・ やはり自分で持って貰ったほういいね」

菜々「そうしましょう」


侑「あっ! あわわわっ!」

菜々「へ?」

侑「あ~!」


ポロッ。


バサッ。


菜々「いった!」

菜々「ううう~・・・」

侑「あ! ごめん! うっかり落としたら顔面直撃!?」


菜々「まぁ、それほど痛くないですけどね・・・」

侑「怪我してない??」

ガバッ。


侑「んー?」じーっ

菜々「ちょ、ちょっと・・・ 侑さん・・・」


侑「良かった、顔に傷付けてしまったかと思った・・・」

菜々「覆い被さるような姿勢・・・ やめてくださいよ・・・」

72: 2021/05/26(水) 23:42:31.63 ID:cR6cCK3T
侑「この姿勢って・・・ これ、恋愛ものの漫画とかだとこのまま・・・・・・」

菜々「早くどいてください・・・」


侑「このまま・・・・・・」

菜々「だ、だめですよ・・・・・・」


侑「するなんて言ってないよ?」

菜々「どかないなら突き飛ばしますよ・・・」

侑「それは勘弁して欲しいな」


侑「・・・・・・」

菜々「・・・・・・」


侑「ドキドキしてきた・・・」

菜々「・・・・・・」


侑「菜々ちゃん・・・・・・」

菜々「・・・・・・」


侑「こっちむいて?」

菜々「ち、近過ぎるんで無理です・・・」

76: 2021/05/27(木) 06:53:57.42 ID:oKT6meov
侑「やばい・・・ やっぱりドキドキしすぎて気が変わった」

菜々「・・・・・・」


侑「友達同士でするともっと仲良くなれるってどこかで聞いた・・・・・・」

菜々「・・・・・・な、何をですか」


侑「わかるでしょ?」

菜々「わかりません」


侑「友達同士のスキンシップの一環だから」

菜々「そ、そんなのありません!」


侑「横向いてないで、上向いて?」

菜々「絶対向きません・・・・・・」


侑「・・・・・・」


侑「じゃあほっぺたならいいでしょ?」

菜々「・・・・・・」


侑「なんで目を瞑るの? いいって事かな」

侑「もう我慢できないからいくよ?」


ちゅっ・・・。


菜々「んんっ・・・・・・」


菜々「く、くすぐったい・・・ 唇を這わせないで・・・」

侑「私の唇で感じる菜々ちゃんのほっぺた・・・ 凄く柔らかいよ・・・・・・」

77: 2021/05/27(木) 07:10:02.46 ID:oKT6meov
菜々「もう十分ですよ・・・・・・」

侑「だめ・・・・・・ まだ・・・・・・ 唇と唇でもしてみたい」


菜々「それは本当にだめ」

侑「ほっぺたならいいんだよね」


菜々「いいなんて一言も言ってないです・・・・・・」


ちゅっ・・・。


侑「ん~っ」

菜々「そのそっと唇でなぞるような動きくすぐったいですから・・・・・・」


侑「ゾクゾクする?」

菜々「よくわかりません・・・・・・」


侑「・・・・・・んっふ」

菜々「ま、待って! 何で口の方に近づいてくるんですか! 頬だけでしょ?」


侑「その手があったか・・・・・・」

菜々「ああっ、もう・・・・・・ 好きにしてください!」

78: 2021/05/27(木) 07:25:33.99 ID:oKT6meov
侑「好きにするね」

菜々「・・・・・・」


侑「上向いて?」

菜々「これでいいですか?」


侑「目は合わせてくれないんだね」

菜々「は、恥ずかしいですよ・・・・・・」


ちゅっ・・・。


侑「・・・・・・」

菜々「・・・・・・っ」


侑「凄く柔らかい・・・・・・」

侑「菜々ちゃんも分かるでしょ?」

菜々「わかりますけど・・・」


侑「もう一回・・・・・・」

菜々「・・・あっ・・・・・・」



侑「何回も・・・・・・ 何回も・・・・・・」

80: 2021/05/27(木) 08:28:41.86 ID:oKT6meov
────
──


菜々「はぁ・・・はぁ・・・・・・」

侑「ずっとしていたいね・・・・・・」

菜々「はぁ・・・ ん・・・・・・」


侑「キスしてみて良かったでしょ?」

菜々「・・・・・・」こくり


侑「もうやめる?」

菜々「・・・・・・」


侑「嫌がってたけど本当はしてみたかったんだよね? 私と同じで」


菜々「もう少しだけですよ・・・・・・?」


コンコン。


侑「!?」

菜々「!?」


菜々母「菜々~? お友達来てるんでしょ? 飲み物とお菓子持って来たから開けるわよ?」


侑「!?」

菜々「待って!! 今私が開けるから!!」

86: 2021/05/27(木) 19:57:00.95 ID:oKT6meov
ドタバタッ。

ガチャッ。


菜々「お、お母さん! わざわざありがとう・・・・・・」

菜々母「何してるの? 随分せわしいのね」

菜々「あ、あと、だだだいじょうぶだから・・・ あはは・・・・・・」


侑「は・・・ はじめまして! お、お邪魔してますっ!」

菜々母「あら、いらっしゃい。ゆっくりしていってね」

侑「ありがとうございま~す」にこっ


バタンッ。



菜々「・・・・・・」

侑「・・・・・・」

87: 2021/05/27(木) 19:58:29.35 ID:oKT6meov
侑「あっぶなかった~!」

菜々「もし母が声掛けずにドアを開けていたら完全に見られてましたね・・・・・・」

侑「だよね~ あははは・・・・・・」



菜々「あ、これ、アイスコーヒーとお菓子ですね。召し上がって下さい」

菜々「テーブルに置いておきますから」


侑「あ、うん! いただきます」グビッグビッ・・・

侑「ぷはっ!」


侑「一瞬だったけどかなり緊張したから喉乾いたよ・・・・・・」

菜々「ふふっ! だからってそんなに一気に飲まなくてもいいじゃないですか」にこっ

88: 2021/05/27(木) 20:02:12.68 ID:oKT6meov
侑「初めてのキスは何ちゃらの味とかよく聞くけど、私はこのコーヒーの味を思い出すと思う・・・・・・」


菜々「えっ・・・」

菜々「たっ・・・、たまにはロマンチックなことも言うんですね・・・・・・」


侑「そりゃ私だってそういう事言うことあるよ~」むすっ


スクッ。


菜々「どうしました? 急に立ち上がって」

侑「菜々ちゃんの隣座るね」

菜々「え?」


菜々「ど、どうしました?」

侑「コーヒー飲んだあとだからコーヒーの味がするんじゃないかな・・・・・・」

菜々「え・・・・・・」


ちゅっ・・・。


菜々「んんっ・・・・・・」

89: 2021/05/27(木) 20:03:10.83 ID:oKT6meov
侑「どうかな・・・・・・」


菜々「ほ・・・ 本当にコーヒーの味がしましたね・・・・・・」


侑「ベッドで続きする?」

菜々「つ、続き・・・ ってなんですか?」

侑「続きは続き・・・・・・」


菜々「わ・・・ 私、そ・・・ そこまではまだ・・・ 心の準備が・・・・・・」


侑「キスの続きはキスだよ?」

菜々「え?」

菜々「そ、それならそうと言って下さいよ・・・・・・」


侑「菜々ちゃんは何だと思ったの?」


菜々「えっ!? 何でもないですよ!!」

菜々「キスです、キス!!」

90: 2021/05/27(木) 20:04:50.74 ID:oKT6meov
侑「心の準備が出来るといいみたいだから、準備できたら言ってね?」


菜々「でっ、できません!」


侑「それは今日じゃなくてもいいから!」にこっ


菜々「そんな準備、一生かかっても出来ませんから!」プイッ


侑「同じ初めてのキスの味を共有したんだし、待ってるよ」


菜々「ぅぅぅぅぅ・・・・・・」

94: 2021/05/27(木) 21:17:44.81 ID:oKT6meov
────
──


侑「あ、そろそろ帰らないと・・・・・・」

菜々「いつの間にかこんな時間ですね」


侑「じゃあまた明日ね?」

菜々「はい」


侑「今日は素敵な日になったよ・・・・・・」

菜々「私もです・・・・・・」


侑「それじゃ・・・・・・」


菜々「あ、あの! 侑さん!!」


侑「!?」

侑「どうしたの??」


菜々「私のジャージ履いたまま帰るんですか?」


侑「あ! やばっ!」

侑「言われなかったら気付かなかったよ~ あはは」







菜々「途中までお送りしますね」

侑「うん」

100: 2021/05/28(金) 04:04:09.58 ID:dHJpw78M
━━おはようございますせつ菜さん!ちょっとお話よろしいでしょうか?

せつ菜「あ、はい。おはようございます」

━━昨夜せつ菜さんと女性がマンションへ入っていったようですが

せつ菜「ああ、彼女はマネージャーですよ」

━━朝までお仕事を?

せつ菜「はい、みっちりと打ち合わせです(笑)」

━━帰宅後間もなく部屋の電気が消えたようだしたが

せつ菜「……(目線が泳ぐ)」

せつ菜「ちょっと眠かったので(笑)」

━━━朝まで打ち合わせと仰っていましたが

せつ菜「ちょっと寝ぼけてました(笑)」

━━マネージャーの方とかなり親密であると噂があるようですが

せつ菜「ただのマネージャーですよ」

━━━腕を組んで歩く姿の目撃情報も

せつ菜「…すみません、急いでますので」

━━せつ菜さん!その女性と交際してるんじゃないですか!?ちょっとせつ菜さん!

101: 2021/05/28(金) 06:39:38.58 ID:JjOy1r0Q
────
──


侑「送ってくれてありがとう」

侑「ここまででいいよ、菜々ちゃんも戻るの大変でしょ?」

菜々「そ、そうですね」

侑「じゃ、また明日ね」

菜々「はい、また明日学校で・・・・・・」





菜々「あの! 侑さん!」

侑「え? どうしたの?」


菜々「・・・・・・い、いえ・・・ 何でもありません・・・」

侑「??」


侑「それじゃ!」



分岐①

おしまい!!


分岐②

~めでたしめでたし~


分岐③




歩夢「侑ちゃん?」


侑「!?」

侑「あれ? 歩夢? こんなところでどうしたの?」

歩夢「侑ちゃんこそどうしたの?」

侑「ちょ・・・ ちょっとね! あはは・・・」

歩夢「でもばったり会うなんて奇遇だね!」にこっ

侑「うん、そうだね」

歩夢「一緒にかえ ?」

104: 2021/05/28(金) 06:54:55.11 ID:JjOy1r0Q
~めでたしめでたし~

108: 2021/05/28(金) 08:29:08.98 ID:JjOy1r0Q
②はこれでトゥルーエンドです
めでたしめでたし

118: 2021/05/28(金) 15:50:35.12 ID:JjOy1r0Q
昨日の夜3パターンに分岐させようと思ってたら眠くなって寝た
下書きだけ書いてたから朝起きてそのままポチっただけ
①と②に違い持たせるつもりだったけどもう考えるの面倒くさいから①と②は同じで
③は別スレ立てた方いいかもな

109: 2021/05/28(金) 08:51:02.84 ID:FpLz83/u
すごくよかったありがとう

117: 2021/05/28(金) 10:12:59.11 ID:PDIQ20ec
んほぉ~この菜々たまんねぇ~
続けて、どうぞ

120: 2021/05/28(金) 17:35:57.86 ID:LMx44Poz
とりあえず②でこのスレは完結
あらたに③を別スレで始めてくれてもええんやで?

121: 2021/05/28(金) 18:43:41.13 ID:PDIQ20ec
このままゆうななイチャイチャ見たいなあ…(チラッ)

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1621945984/

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