【SS】かすみ「今日は何するんですかぁ？」侑「今日はね･･････」璃奈「すごい」しずく「だ、大丈夫ですかね･･･」【ラブライブ！虹ヶ咲】

　ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ･･･


かすみ「侑せんぱーい！ すみません！ 遅くなりました･･････」 ﾊｧ ﾊｧ･･･


侑「おそいよ！ かすみちゃん！」 ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

かすみ「うぇーん！ ごめんなざーい･･････ わざとじゃないんですぅ～」 ｳｴｰﾝ


侑「ほら、しずくちゃんと璃奈ちゃんはちゃんと集合時間に来てるんだから！」

かすみ「つぎからは気をつけますので～･･････」 ｼｸｼｸ

侑「ま、いいや！」


璃奈「今日はなにするの？」

侑「今日はね、公園に行くよ！」


しずく「公園ですか？？ 今度は何を？？」

璃奈「また四つ葉のクローバー探すの？」


侑「今日はそういう子供っぽいのはしないから･･････」 ﾆﾔｯ

かすみ「じゃあ何するんですかぁ？」

侑「まぁ、ついて来て！」


　ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ･･･


かすみ「らじゃー！」

璃奈「ラジャー」

しずく「ラジャー！」


　ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ･･････


────
──

～公園～


侑「えーと･･････」 ｷｮﾛｷｮﾛ･･･


璃奈「何見てるの？」

侑「あ、あったあった！」 ｼｭﾊﾞﾊﾞｯ･･･


かすみ「え！？ まって下さいよぉ！」

・
・
・

しずく「公園のこんな陰の方に来て何するのですか？」 ｷｮﾛｷｮﾛ


侑「ふふんっ･･････ じゃじゃーん！」 ﾄﾞﾔｧ


璃奈「なにそれ？ ゴミ？」

侑「ふっふっふ･･･ キッズの君達にはちょっとまだ早いかなぁ･･････」


かすみ「なんですかぁ？ 見せて下さいよぉ！」

侑「エ　本だよ、エ・ロ・本」

しずく「ええ！？ そんなの見てダメなんじゃないですか？？」

璃奈「こんなに大量に、どうしてここに･･････」


侑「ここにね、誰かがいつも読み終えたエ　本を捨てていくみたいなんだよ」

かすみ「さすが侑せんぱい！ なんでそんなこと知ってるんですかぁ？？」 ﾜｸﾜｸ


侑「まぁ、私はチェックを欠かさないしね」 ﾄﾞﾔｧ


侑「まぁまぁ、みんな見てみなよ。見たことないでしょ？」

しずく「えー･･･ エ　本なんて初めてですよ･･････」 ﾄﾞｷﾄﾞｷ

璃奈「私も初めて」 ﾄﾞｷﾄﾞｷ


かすみ「か、かすみんはエ　本くらいみたことありますけどね！（嘘）」 ｴｯﾍﾝ


侑「お、これ･･･ いいんじゃない？？」 ﾄﾞｷﾄﾞｷ


　ﾋﾟﾗｯ


侑「あ、湿っててうまくめくれないや･･････」 ｲﾗｲﾗ

璃奈「うわぁ･･････ 裸の女の人が2人で何かしてる･･････」 ﾄﾞｷﾄﾞｷ

しずく「ええ～･･･ な、なんでこんな事してるんですか？？」 ﾄﾞｷﾄﾞｷ


侑「ふふんっ･･･ 君達も将来こういうことするんだよ？」 ﾄﾞﾔｧ

かすみ「か、かすみんは近い将来しますけどね！」 ﾄﾞｷﾄﾞｷ


侑「ほんと～？？」

かすみ「ほんとですぅ！ かすみんは進んでますからね～」


璃奈「初めてエ　本見るくせに嘘ばっかり」

かすみ「こら！ りな子～！ 言うな～！」 ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

しずく「はぁ･･･ なんか見てるだけでも胸がドキドキしてきますね･･････」 ﾄﾞｷﾄﾞｷ

侑「やっぱり君達には刺激が強すぎたかな」 ﾆﾁｬｱ


璃奈「でも侑さんの顔、真っ赤だよ」

侑「！？」 ﾋﾞｸｯ


侑「ち、違うから！ 私はこんなの見慣れてるし！」

かすみ「侑せんぱいも本当は初めて見るんじゃないんですかぁ？」 ﾆﾁｬｱ

侑「違うよ！ 見たことあるもん！」ﾑｽｯ

侑「かすみちゃん、あとでコチョコチョの刑ね！」

かすみ「え～！ いやですぅ！ ごめんなさいですぅ！」


侑「だめ～！ かすみちゃんは降格にするから」

かすみ「えー！ ひどいですよぉ！」

侑「さて、私はコレ家に持ってくから」 ｽｯ

侑「みんなも好きなエ　本持って行きなよ」


しずく「わ、私はいいです･･･」

璃奈「私も」


かすみ「かすみんは～、コレとコレ持って帰ろっかなぁ！」 ｽｯ

侑「あ！ 待った！ それ私の！」

かすみ「ええ！？ かすみんのですよぉ！」


侑「なになに？ かすみちゃんはリーダーに逆らうんだ？」

かすみ「ちがいますぅ！ 逆らってないですぅ！」

しずく「あの～、私そろそろ帰らないと親に怒られるんで･･････」

璃奈「私も家でゲームしたいから帰るね」


侑「あ！ もう帰るの！？」


しずく「ではまた明日」 ﾍﾟｺｯ

璃奈「またね～」 ﾍﾟｺｯ


かすみ「しず子とりな子帰るの？ 待ってよぉ！」


侑「あ！ 明日は遅刻厳禁だからね！」


かすみ「はーい！」


────
──

～翌日～


侑「よし、今日は全員遅れなかったね」

かすみ「当然ですよぉ」 ﾆｺﾆｺ


しずく「今日は何をするのですか？」

侑「虹学の敷地内に野良猫いるの知ってる？」


璃奈「うん、知ってる」

かすみ「猫がどうしたんですかぁ？」

侑「捕まえて、私達のアジトで飼う！」

しずく「ええ～！ 探すだけでも大変じゃ･･････」


侑「大丈夫、さっき見かけたからまだ近くにいるはずだから」 ﾄﾞﾔｧ


かすみ「よーし！ かすみんが捕まえますよぉ～！」

侑「捕まえた人にはチロルチョコ一個あげるから頑張って」

璃奈「わかった」

しずく「だ、大丈夫かなぁ･･････」

・
・
・

侑「･･････」 ｷｮﾛｷｮﾛ

侑「さっきはこの辺で見たんだよね･･････」


かすみ「あっ！ 猫！」

侑「ど、どこ！？」

璃奈「あっちに歩いて行ったよ」

侑「よし！ 追いかけるよ！」 ｼｭﾊﾞﾊﾞｯ･･･


かすみ「らじゃー」

璃奈「ラジャー」

しずく「ラジャー！」


　ﾀｯﾀｯﾀｯﾀ･･････


・
・
・

侑（いたいた！） ﾋｿﾋｿ

侑（警戒心強いから慎重にね･･････） ﾋｿﾋｿ


しずく（大丈夫ですか？ 噛まれませんかね･･････） ﾋｿﾋｿ

侑（ま、私に任せて） ﾋｿﾋｿ


侑「･･････」 ｿﾛｰﾘ ｿﾛｰﾘ･･･

侑（今だ･･････） ﾊﾞｯ

侑「おりゃーーーー！！！」 ﾀﾞｯ


猫「ﾅｧｰｰｰｰｺﾞ」

猫「ｼｬｰｰｰｰｯ」


侑「おおうっ！」 ﾋﾞｸｯ


猫「ｳｳｳｳｳ･･････」

猫「ｼｬｱｱｱｱｱ」


侑「うわぁあああっ！」 ﾋﾞｸｯ

かすみ「侑せんぱい！ 猫怖いんですかぁ？」 ﾆﾁｬｱ

侑「ち、違うから！ 野良猫捕まえるのは慎重にやらなきゃダメなの！」 ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ


侑「まぁ見てなよ･･････」

侑「おりゃあああああ！」 ﾊﾞｯ


猫「ﾝﾆｬｱｱｱｱｱｱｺﾞ」 ｶﾞﾘｶﾞﾘ


侑「ぎゃーーー！ 引っ掻かれた～！！」

侑「痛いよ～！！」 ｳｴｰﾝ

かすみ「あはは～！ やっぱり侑せんぱい猫怖いんですねぇ」 ﾆﾁｬｱ

侑「ち、違う！」


侑「あー･･･ いたたた･･････」

璃奈「大丈夫？」

しずく「私、ハンカチありますよ？」 ｽｯ


かすみ「ふっふっふ･･･ 侑せんぱいに代わってかすみんが捕まえてやりますよぉ～」 ﾄﾞﾔｧ

かすみ「とぉーーーーーっ！」 ｶﾞﾊﾞｯ


猫「ｼｬｱｱｱｱｱ」

猫「ﾆｬｺﾞｵｵｵｵｵ」 ｶﾞﾘｶﾞﾘ


かすみ「いったーーーい！」

かすみ「うえ～ん！ かすみんのお顔が～～ 痛いですよぉ～！」 ｼｸｼｸ

侑「ほら、言わんこっちゃない」

しずく「かすみさん、大丈夫？」

かすみ「うううう･･･ 痛いですぅ･･････」 ｼｸｼｸ


璃奈「･･････よしよし」

猫「ｺﾞﾛｺﾞﾛ･･･」


侑「え！？ なんで野良猫が！？」

かすみ「りな子ずるいです！」

璃奈「猫を捕まえるのはコツがあるんだよ」

かすみ「ぐぬぬ･･･ 手柄をりな子に取られましたね･･････」


侑「で、でかしたよ璃奈ちゃん！」 ﾆｺｯ


しずく「で、アジトで飼うと言いますけど、まだアジト完成してませんよ？」

侑「そうだね、急ピッチで作業しないと」


璃奈「とりあえず今日はもう帰ろ」

しずく「そうだね」


侑「え！？ 猫どうするの！？」

璃奈「とりあえず放す」 ﾊﾞｯ


猫「ﾆｬｰ」 ｼｭﾊﾞﾊﾞｯ･･････


かすみ「あー行っちゃった･･････」

璃奈「猫ちゃん、またね」


しずく「じゃ、また明日」

璃奈「さようなら」


侑「うん、またね～」


かすみ「かすみんも帰りますね」 ﾆｺｯ


侑「最近みんな帰るの早すぎ！」


────
──

おわり

この1年生4人組可愛いね