【SS】歩夢「最近寒くなってきたね」 せつ菜「そうですね」【ラブライブ!虹ヶ咲】

SS


2: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 21:17:33.03 ID:mFXyDLWH
歩夢「最近寒くなってきたね」

せつ菜「そうですね」

歩夢「こう寒いと、外に出たくなくなっちゃうよね」

せつ菜「そうですね。でも体を動かすとあったかくなるので、寒いのも嫌いじゃないですよ」

歩夢「せつ菜ちゃん、外で雪遊びとかしてそうだもんね」

せつ菜「なんですかそれ、私が子どもみたいってことですか」

歩夢「違うよ。せつ菜ちゃんって、元気いっぱいで可愛いなあって思っただけ」

せつ菜「……ありがとうございます」

歩夢「ふふっ、素直でよろしい」

せつ菜「やっぱり子ども扱いしてません?」

歩夢「さあ、どうかな」

せつ菜「もうっ」クスッ

3: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 21:21:55.75 ID:mFXyDLWH
歩夢「それにしても寒いね~」

歩夢「……あ、いいこと思いついたんだけど」

せつ菜「なんですか?」

歩夢「せつ菜ちゃん、私の湯たんぽになってよ」

せつ菜「ええ?」

歩夢「せつ菜ちゃんには私の膝の上に座ってもらって、私はせつ菜ちゃんを抱きしめるの」

歩夢「ほら、寒いときは人肌で温め合うのがいいって聞くじゃん」

せつ菜「それは山とかで遭難した人がやるものじゃないですか? それに裸で」

歩夢「裸でしたいの? じゃあ裸でする?」

せつ菜「何言ってるんですか!///」

4: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 21:25:55.75 ID:mFXyDLWH
歩夢「じょーだんだよ。本気にしちゃった?」

せつ菜「してません!///」

歩夢「ちょっとだけでいいから、一回やってみようよ」

歩夢「一緒に温まろ?」

せつ菜「ええ……」

歩夢「私、せつ菜ちゃんが湯たんぽになってくれないと、寒くて練習頑張れないかも……」ウルウル

せつ菜「あーもう分かりましたよ。なってあげます、湯たんぽ」

歩夢「やったぁ! ありがと、せつ菜ちゃん!」

せつ菜「現金なんですから……」

歩夢「えへへ」

6: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 21:29:57.98 ID:mFXyDLWH
歩夢「それじゃあ、いらっしゃい」ポンポン

せつ菜「では、失礼します」

せつ菜「重くないですか?」

歩夢「全然重くないよ。じゃあ、ぎゅ~ってするね」

歩夢「ぎゅ~」

歩夢「んふふ~せつ菜ちゃんあったかいね~」

せつ菜(こ、これヤバいです。なんかいい匂いがするし、背中に柔らかい感触が……///)

歩夢「せつ菜ちゃんはどう? あったかいかな?」

せつ菜「あ、あったかいですよ」

歩夢「そう? じゃあもっとくっついちゃうね♪」

ぎゅ~

せつ菜(あったかいというより、ドキドキして熱いです///)

9: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 21:33:59.07 ID:mFXyDLWH
——

歩夢「いや~湯たんぽせつ菜ちゃん、ぽかぽかだったよ~」

せつ菜「あはは……それは良かったです」

歩夢「今日みたいに寒い日には、また湯たんぽせつ菜ちゃん、使わせてもらおうかな」

せつ菜「ええ!? またやるんですか!?」

歩夢「イヤだった?」

せつ菜「……イヤじゃないです」

歩夢「ふふっ、じゃあまたお願いね」

11: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 21:38:01.66 ID:mFXyDLWH
——

歩夢「今日も寒いね~せつ菜ちゃん」ニコニコ

せつ菜「うわ、なんでニヤニヤしてるんですか」

歩夢「ふふ、分かってるくせに」

せつ菜「……降参です。もう好きにしてください」

歩夢「そうさせてもらうね♪」

ぎゅっ

歩夢「せつ菜ちゃんってやっぱりあったかいよね」

歩夢「体温が人より高かったりするのかな」

せつ菜「そうですかね」

13: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 21:42:02.72 ID:mFXyDLWH
歩夢「あ、やっぱり子供体温なんじゃ」

せつ菜「それはないです。あと子ども扱いしないでください」

せつ菜「一応、私の方が年上なんですから」

歩夢「生まれたのがちょっと早いだけでしょ」

歩夢「それとも、年上として扱ってほしい?」

せつ菜「普通でいいですよ」

歩夢「分かったよ……せつ菜おねーちゃん♡」

せつ菜「!? なんでそうなるんですか!?///」

歩夢「あ、菜々おねーちゃんだったかな?」

せつ菜「そういうことではなくって!」

15: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 21:46:03.27 ID:mFXyDLWH
歩夢「あはは、ごめんね。せつ菜ちゃんの反応がおもしろくって」

せつ菜「もう、あんまりからかわないでくださいよ」

歩夢「でも、可愛かったでしょ、妹歩夢ちゃん」

せつ菜「……さあ、どうですかね」

歩夢「せつ菜ちゃんの意地悪」

せつ菜「こっちのセリフですよ」

歩夢「……可愛いって言ってくれるまで離さないから」

せつ菜「ええ!? みなさん来ちゃいますから、離してください!」

歩夢「やだ! 私の湯たんぽになってるところ、みんなに見られちゃえばいいんだよ!」

16: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 21:50:03.78 ID:mFXyDLWH
せつ菜「わ、分かりました! 言います! 言いますから!」

せつ菜「……歩夢さんは可愛いです」

せつ菜「お姉ちゃんって呼んでくれた時も可愛かったですし、普段の歩夢さんもそれ以上に可愛らしくて好きです」

歩夢「へ?///」

せつ菜「ほら、言ったんですから、そろそろ離してください」

歩夢「だ、だめ!///」ギュウウ

せつ菜「なんでですか! 離してくださいよ! 歩夢さん!」

歩夢(普段の私が可愛くて好きって……///)

歩夢(今の私の顔、絶対見せられないよ……!///)

18: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 21:54:04.30 ID:mFXyDLWH
——

侑「あ、またやってるの? 湯たんぽせつ菜ちゃん」

歩夢「そうなの! 侑ちゃんもやってみる? せつ菜ちゃんぽかぽかだよ」

侑「……」チラッ

侑「いや~、2人の邪魔になっちゃいそうだからやめとくよ」

歩夢「そう? じゃあこのまま使うね」

侑「ここのところ、練習以外で部室にいる時はずっとやってるよね」

せつ菜「みなさんに見られてからは、みなさんの前でもお構いなしにやるようになりましたからね」

せつ菜「果林さんとかにはからかわれるのですごく恥ずかしいです」

侑「でもなんだかんだ言って、毎回歩夢の湯たんぽになってるよね」

歩夢「だってせつ菜ちゃん、私にこういうことされるの好きだもん」

せつ菜「断ると何されるか分かんないですからね」

歩夢「もー! 素直じゃないんだから!」

21: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 21:58:04.77 ID:mFXyDLWH
侑「あはは、最近の2人って、ほんと仲良いよね」

侑「スクールアイドルフェスティバルぐらいからかな? 何か仲良くなるきっかけでもあったの?」

せつ菜「……あるには、ありましたが」チラッ

歩夢「私が悩んでた時にね、せつ菜ちゃんが背中を押してくれたの」

歩夢「その時のせつ菜ちゃん、ヒーローみたいでかっこよかったなあ」

侑「歩夢がそんなに言うなんて、よっぽどかっこよかったんだろうね」

侑「今のせつ菜ちゃんからは想像できないけど」

せつ菜「うるさいですよ」

歩夢「せつ菜ちゃんも可愛い女の子だもんね~」ナデナデ

せつ菜「な、撫でないでください!」

22: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 22:02:07.18 ID:mFXyDLWH
侑「こうしてみると、仲のいい姉妹にも見えるよね」

歩夢「姉妹かあ……あ、歩夢お姉ちゃんって呼んでみてよ」

せつ菜「なんでですか! 呼びませんよ!」

歩夢「前にせつ菜おねーちゃんって呼んであげたじゃん」

侑「そんなこともしてたの!?」

せつ菜「勝手に呼んできただけじゃないですか!」

歩夢「でも可愛いって言ってくれたよね」

せつ菜「そ、それは……」

25: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 22:06:11.66 ID:mFXyDLWH
歩夢「私もせつ菜ちゃんに歩夢お姉ちゃんって呼ばれたいな~」

歩夢「侑ちゃんもせつ菜ちゃんが私の妹になってるところ、見たいよね?」

侑「それは結構……見たいかも」

せつ菜「侑さんまで!?」

歩夢「ほら、逃げ場なんてないんだから、諦めて呼んで?」

せつ菜「うぅ……分かりましたよ」

せつ菜「あ、歩夢……お姉ちゃん///」

歩夢「よくできました♡」ナデナデ

侑(歩夢とせつ菜ちゃんがいちゃいちゃしてるの、ときめいちゃうなあ!)

27: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 22:10:08.08 ID:mFXyDLWH
——

歩夢「今日は、せつ菜ちゃんが私を湯たんぽにしてみない?」

せつ菜「ええ? なんでですか?」

歩夢「いっつも私が抱く側で不公平かなって思ったの。たまにはせつ菜ちゃんも私の体抱いてみたくない?」

せつ菜「だ、『抱く』ってそんなに言わないでください!///」

歩夢「え、『抱く』って言っちゃダメな言葉なの? なんで?」

せつ菜「え、いや、その……///」

歩夢「あ! せつ菜ちゃん絶対え ちなこと考えてるでしょ!」

歩夢「も~、せつ菜ちゃんはむっつりさんなんだから」

せつ菜「考えてませんし、むっつりでもないです!///」

28: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 22:14:08.60 ID:mFXyDLWH
歩夢「むっつりじゃないってことは、変態さん?」

せつ菜「それはもっとないです!」

歩夢「じゃあむっつりさんだね」

せつ菜「……はあ、もうそれでいいです」

せつ菜「それで、どうやって湯たんぽにすればいいんですか?」

歩夢「う~ん、そうだなあ」

歩夢「私に向かい合うように座ってもらおうかな」

せつ菜「歩夢さんが私の上に座るのではダメなんですか?」

歩夢「私、ちょっと重いかもしれないから」

30: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 22:18:10.21 ID:mFXyDLWH
せつ菜「多少重くても大丈夫ですよ。そもそも、歩夢さんは全然重くないでしょう」

歩夢「せつ菜ちゃんが気にしなくても、私が気にするの」

歩夢「それとも、私に乗ってほしいの? やっぱり変態さんだね」

せつ菜「もう湯たんぽになってあげませんよ」

歩夢「ちょっとからかっただけなの! 湯たんぽはやめないで!」

せつ菜「うふふ、冗談ですよ。私も歩夢さんの湯たんぽになるの、嫌いじゃないですから」

歩夢「そうなの? よかったあ」

歩夢「じゃあさっそくだけど、座ってみてよ」

せつ菜「はい、失礼します」ギュッ

32: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 22:22:12.03 ID:mFXyDLWH
せつ菜「……」

歩夢「せつ菜ちゃん? どうしたの?」

せつ菜「……歩夢さん、これかなり顔近くないですか?///」

歩夢「たしかに、ちょっと恥ずかしいかもね」

せつ菜「ちょ、ちょっとやめておきましょうか」

歩夢「だめ」

せつ菜「ええ!?」

歩夢「私の目を見て♡」

せつ菜「あっ、歩夢さん!?」

せつ菜(上目遣い……可愛いです///)

33: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 22:26:10.75 ID:mFXyDLWH
歩夢「ふふっ、ドキドキした?」

せつ菜「ええ、あれは反則ですよ」

歩夢「ドキドキしてるせつ菜ちゃんも可愛かったよ」

せつ菜「もう、からかい過ぎです」

せつ菜「お返しに、湯たんぽになった歩夢さんを堪能しちゃいますからね」

歩夢「うふふ、存分に堪能しちゃってね」

35: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 22:30:09.01 ID:mFXyDLWH
——

歩夢「今日も寒いね~」ギュッ

せつ菜「そうですね」

歩夢「いつもありがとね、せつ菜ちゃん」

歩夢「寒い日が続くけど、せつ菜ちゃんのおかげで頑張れてるよ」

せつ菜「それは良かったです」

せつ菜「……歩夢さん」

歩夢「なあに?」

せつ菜「前からずっと思ってたんですけど」

せつ菜「どうして、私を湯たんぽにするんですか?」

36: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 22:34:11.96 ID:mFXyDLWH
歩夢「え?」

せつ菜「膝に乗せるなら侑さんでもいいでしょう」

歩夢「なんで侑ちゃんが出て来るの?」

せつ菜「いや、私と身長が近いですし、何より、幼馴染だから仲がいいじゃないですか」

歩夢「ふーん……」

歩夢「そっか、侑ちゃんに嫉妬してるんだ」

37: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 22:38:09.29 ID:mFXyDLWH
せつ菜「なっ、違いますよ!」

歩夢「え~、身長だったらかすみちゃんや璃奈ちゃんでもいいわけだし、幼馴染ってことを強調するあたり、やっぱり侑ちゃんに嫉妬して——」

せつ菜「してません!!」

歩夢「!」ビクッ

せつ菜「すいません……ついカッとなっちゃいました」

せつ菜「でも、歩夢さんもからかいすぎなんですよ」

38: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 22:42:09.23 ID:mFXyDLWH
せつ菜「……」

歩夢「……」

歩夢「……私が、せつ菜ちゃんを湯たんぽにする理由は」



歩夢「せつ菜ちゃんが好きだから」



歩夢「かっこよくって、可愛いせつ菜ちゃんが好きだから」

歩夢「からかっちゃうのも、可愛いせつ菜ちゃんが見たかったから」

歩夢「……イヤだったよね、ごめんね」

39: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 22:46:14.87 ID:mFXyDLWH
せつ菜「……!」ガタッ

歩夢「わっ! 急に立ち上がらないでよ!」

せつ菜「歩夢さん、私の目を見てください」

歩夢「む、無理だよ! だって……」

歩夢「私、今どんな顔してるか分からないもん///」

40: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 22:50:09.90 ID:mFXyDLWH
せつ菜「大丈夫です。歩夢さんはいつだって可愛いですから」

せつ菜「それに、歩夢さんにからかわれるのはイヤじゃありませんよ」

せつ菜「……まあ、少しからかい過ぎなところも、ありますけど」

せつ菜「そんなおちゃめなところも含めて、可愛い歩夢さんが大好きです」

歩夢さんを抱きしめ、形のよい唇に口付けを落とす。私たちが交わした口付けは、今までのどんな抱擁よりも熱いものだった。

終わり

46: (もんじゃ) 2021/11/30(火) 23:16:06.89 ID:mFXyDLWH
連投ですゆって出てきたのでスマホから書き込んでます。

お読みいただきありがとうございました。せつ菜ちゃんを歩夢さんの膝に座らせたくて書きました。
SSを書き始めたのは最近なんですが、書いていてとても楽しいので、可愛いせつあゆをどんどん書いていきたいですね。

過去作です。

歩夢「わ、私がせつ菜ちゃんにご奉仕!?」
https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1638091714/

42: (SB-iPhone) 2021/11/30(火) 22:55:12.60 ID:e4DpPqxt
⁄/*イ`^ᗜ^リ@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ

50: (おにぎり) 2021/11/30(火) 23:32:37.13 ID:cHLEQMqc
二人とも可愛かった乙

55: (SB-iPhone) 2021/12/01(水) 12:40:05.22 ID:UzbLmfiv
部室の温度と糖度が急上昇してそう

57: (もんじゃ) 2021/12/01(水) 14:47:26.99 ID:PGm9a/w1
ぽむせつすき

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1638274490/

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