【短編SS】璃奈「名前は、高咲侑。」【ラブライブ！虹ヶ咲】

短編SS
たったらかく
　

愛「りなりー、緊張してる？」

璃奈「大丈夫。必ずプレゼンを成功させる。」

愛「うん！愛さんもりなりーのこと信じてる！」

璃奈「それじゃあ、行ってくるね！」
　

ﾃｸﾃｸ

ﾋｭｰ!

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

璃奈「みんながこの日を待ち続けていたね。」

璃奈「数年に一度、すべてを変えてしまう人が現れる。」

璃奈「そして、」

璃奈「そんな人と一緒に過ごせたら私たちもとっても幸せ！」
　

璃奈「ラブライブ!シリーズはいくつもの幸運と伝統に恵まれた。」

璃奈「歴代のラブライブ！シリーズ。」

璃奈「主人公は皆、高の字を名字に持つ。これを俗に『高の系譜』とよばれる。」

璃奈「そう、高の字にはラブライブ!の歴史そのもの。」

ﾜｰﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

璃奈(少なくとも今の段階では……)

璃奈「……」
　

璃奈「2つ目は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。」

璃奈「番外編という扱いでありながら、アニメ化にまでたどり着いた。」

璃奈「とても嬉しかった！」

ﾋｭｰ!ｲｲｿﾞｰ!
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

璃奈「3つ目はファン、通称『あなた』の存在。」

璃奈「私たちはみんながいないと活動することはできない。」

璃奈「みんなの事、すっきゃねん！」

ﾜｰﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
　

璃奈「この3つだよ。」

璃奈「今日、私たちは革新的なメンバーを3人紹介する。」

璃奈「高の系譜、虹ヶ咲、あなた。」

璃奈「高の系譜、虹ヶ咲、あなた。」

ﾊﾊﾊｯ　　ﾜｰｵ!

璃奈「高の系譜、虹ヶ咲、あなた。」

璃奈「高の系譜、虹ヶ咲、あなた。」

璃奈「高、咲、あなた、つまり英語でyou」

ﾋｭｰ!!!!!
　

璃奈「……お分かりですね？」

璃奈「独立した3人ではなく、1人なのです。」

璃奈「名前は、高咲侑。」

ﾜｰﾜｰﾜｰ
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

璃奈「私たちが、アニメ業界に革命を起こす。」

璃奈「ここで、私たちの仲間について一回考えてみる。」

璃奈「メインの登場人物はみんなスクールアイドルだった。」
　

璃奈「でも、これは疑問が残る。」

璃奈「だって、私たちを見ているみんなはスクールアイドルじゃない。」

璃奈「私たちが望んでいるのは、より、見てくれるみんなが寄り添えるような人物。」

璃奈「それが、高咲侑。」

璃奈「歴代の主人公の名前を冠した『高』の字。」

璃奈「虹ヶ咲の『咲』の字。」

璃奈「そして、『あなた』を表す『侑』の字。」

璃奈「あなたは英語でyou、だから侑。」

璃奈「でも、それだけじゃない。」
　

璃奈「侑という字は人の隣に有ると書く。」

璃奈「どんな時でのそばにいてくれる存在。」

璃奈「そんな素敵な存在を字であらわす侑という字。」

璃奈「そして、侑には別の読み方もある。」

璃奈「すすめる、たすける、むくいる、ゆるす。」

璃奈「スクールアイドルになることをすすめたり、」

璃奈「私たちを助けてくれたり、」

璃奈「私たちがなにかされたら、それに対してむくいてくれたり、」

璃奈「私たちが何か間違いをしたとしても、ゆるしてくれたり。」
　

璃奈「そんな、陰で支えてくれる存在こそが侑さん、いや、高咲侑。」

璃奈「みんなの想像通り、侑さんはスクールアイドルじゃない。」

璃奈「私たち同好会のマネージャーだ。」

璃奈「でも、実はあのスクールアイドルフェスティバルの運営をしていたのは侑さん。」

璃奈「みんなも知らないところですでにかかわっている。」
　

璃奈「だから、今日、やっとみんなに紹介することができてとてもうれしい。」

璃奈「普段は裏方で縁の下の力持ちの侑さんだけど、」

璃奈「今日は舞台の上に立ってもらおうと思う。」

璃奈「それじゃあみんな、拍手でお迎えしてくれると嬉しいな！」

璃奈「さぁ侑さん！舞台の上にっ！」

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ



終わり
　

侑ちゃんの名前決定から2周年という事で、短いですが書いてみました
またどこか別のSSでお会い出来たらうれしいです
それでは