【SS】絵里「東條希の」にこ「生態調査ぁ？」

※時系列的に合宿前ぐらい。割とキャラ崩壊激しめ



絵里「ほら、希って一人暮らししてるし、いろいろと謎な部分が多いでしょ？」

にこ「一人暮らしだったんだ・・・まぁ、そうね。普段なにやってるかちょっと想像がつかないというか・・・」









絵里「と言うわけで希の家の至る所に隠しカメラを仕掛けて彼女の普段を調査してみたいと思います」

にこ「おいこらそこの金髪ロシアかぶれ」

絵里「ちなみに隠しカメラはことりに頼んでぬいぐるみに仕込んでもらったわ」

にこ「ごめん、今日からことりとちょっと距離置くことにしたわ。怖い」

絵里「さて、この間のお休みの様子を隠し撮りした映像・・・再生してみるわよ・・・！」ﾊｧﾊｧ

にこ「・・・にこ、絵里の友達をやめてもいいかしら・・・」

絵里「ぶつくさ言ってないで見てみるわよ？」

にこ「・・・はいはい・・・結局にこも見ないとダメなのね・・・」

絵里「それじゃ・・・ムービー・・・スタート！！」ﾎﾟﾁｰ



希『・・・すぴー・・・』Zzz…

にこえり「「ぶふっ！？」」

にこ「な・・・なななななな！？！？！？」

絵里「な・・・なんで全裸で寝てるよの！？！？！？」

にこ「・・・あ、ベッドの近くに脱ぎ散らかしたパジャマや下着が・・・」

絵里「そういえばこないだは熱帯夜だったわね・・・暑くて脱いじゃったのかしら・・・」

にこ「それにしたって・・・」


希『・・・すやぁ・・・すぴー・・・』ｽｯﾎﾟﾝﾎﾟｰﾝ


にこ「寝相悪すぎでしょうが！！下手したらおっさん一歩手前レベルよ！！」

絵里「よく見たら部屋が散らかってるわね・・・だらしないわ・・・」

にこ「脱ぎ散らかした服だけじゃなくて雑誌や漫画・・・お菓子の食べカス・・・掃除ぐらいしなさい！っていうか掃除しに行きたいわ！」

（・８）数分後（８・）


にこ「ねぇ・・・絵里」

絵里「なに？」

にこ「希、起きる気配が皆無なんだけど・・・時間もう９時前じゃない」

絵里「・・・言われてみれば・・・あ、ちょっと待って」


希『ん・・・んんん〜・・・かゆ・・・』ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ


絵里「全裸なのにおもむろにおしりをかきはじめたわ」

にこ「完全に休日のだらごろしてるおっさんだわこれ」

絵里「それにしても起きないわね・・・ちょっと早送りするわ」


ｷｭﾙｷｭﾙｷｭﾙ・・・

※右下の時間表示、AM10:00を過ぎた頃


にこ「あ、絵里ストップ！動きがあったわ！」


希『ん・・・ん〜・・・？』ﾓｿﾞ

希『ん〜・・・？１０時・・・？』ﾎﾞｹｰ

希『・・・・・・寝直そ・・・・・・』ｽﾔｧ


にこ「さっさと起きろおおおおおおお！！！」



ｷｭﾙｷｭﾙｷｭﾙ・・・



にこ「なにが哀しくて希の全裸を早送りで見てないといけないのよ・・・」


希『・・・すー・・・やー・・・』ﾎﾞｲｰﾝ


にこ「・・・クッ・・・！！」ｸﾞｽｯ

※右下の時間表示、AM11:30を表示


希 『ん・・・あー・・・？』


絵里「あ、動いた。というか体起こしたわ」


希『ふあぁ・・・よく寝た・・・って・・・１１時・・・うわぁ・・・』

希『・・・まぁ、いいか・・・ちょっと寝汗かいちゃったしシャワー浴びよ・・・』


絵里「とりあえず風呂場やトイレにもカメラをセットしたい気持ちはあったけど流石にそれは倫理的にどうかと思うところあるからセットはしなかったわ」

にこ「既に今の時点で倫理的なところは大きく破綻してるというツッコミはいる？」

（・８）映像：リビング（８・）




希『さて・・・今日はなにしよかな？』



絵里「服着ちゃったか・・・ちぇ・・・」

にこ「流石に着るでしょ。希が裸族なんて噂聞いたことないし誰得なのよ？」

絵里「私得に決まってるでしょ！？」

にこ「うん、本気で友達やめていいかしら？」


希『・・・冷蔵庫の中空に近いやん・・・あ、そういえば昨日大量にカレー作った時にほとんど使っちゃったんだっけ・・・朝ごはん兼お昼にそれ食べよ』

希『冷やご飯は・・・あー、あったあった 』


にこ「よかった。流石に自炊はちゃんとしてるか・・・もしやってないようだったらしばらくごはん作りに行くところだったわ」

絵里「今私はにこを嫁に欲しいと本気で思っちゃったわ」

にこ「少なくともにこはあんたを旦那に欲しいとは思わないわね」

（・８）それからしばらくして（８・）



絵里「割とちゃんとお家のことはしっかりやってるのね」

にこ「全裸で爆睡のインパクトが強すぎて見落としていたけど、部屋はアレだけど、リビングとか結構綺麗にしているのね」


希『ふんふんふ〜ん♪』

希『・・・ふふふ〜ふふ、ふふふ〜ふふん、ふふ〜ふふふ〜ん♪』


にこ「・・・ん？なにかしら？聴き覚えあるメロディーね？」

絵里「あれじゃない？希がセンターの・・・えっと・・・そう、るてしスキスしてる」

にこ「・・・〜・・・♪あ、ほんとだ。あの曲ってちょっとクセになるわよね」


希『・・・さて・・・と、掃除も洗濯も終わったし・・・』


絵里「お？」


希『・・・・・・やることないし再放送の昼ドラでも見よかな？』


にこ「主婦か」

（・８）さらに時間は無駄に流れ（８・）


希『・・・・・・すぴー・・・・・・』


絵里「今度は昼寝を始めたわね」

にこ「どんだけ寝れば気が済むのよ」



ｷｭﾙｷｭﾙｷｭﾙ・・・


※時間表示：14：24分

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ・・・

希『ん・・・あ、寝てた・・・はーい』ﾄﾃﾄﾃﾄﾃ


にこ「チャイムの音で目が覚めたみたいね？なにかしら？」

絵里「あ、ちょっと大きめの箱を持って戻ってきたわ」


希『んー・・・差出人は・・・あ』

希『んふっ、うちの密かなお楽しみ〜♪』ﾙﾝﾙﾝ


絵里「なんだかとても嬉しそうね」

にこ「希のこんな表情初めて見たわ。とっても生き生きしてるじゃない」

希『じゃじゃーん！！お父さんとお母さんからの出張先のよくわかんない置物のお土産と支援物資〜！！』


にこえり「「木彫りの熊！？！？！？」」


希『・・・それと・・・』ｽｯ

希『・・・・・・お父さん、お母さん・・・・・・いつもありがとう』ﾁｭｯ


絵里「」

にこ「」






絵里「・・・今のは反則すぎるわよ・・・」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

にこ「・・・便箋に口づけ・・・なによこれ・・・かわいすぎるわ・・・」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

希『〜♪』ﾙﾝﾙﾝ


絵里「さっきからすごくいい表情で手紙読んでるわね」

にこ「すごく幸せそうじゃない。よかったわね・・・」


希『・・・元気そうでよかったー・・・って、へ！？え！？う、嘘！？！？！？え！！？』


にこ「い、いきなりどうしたのかしら・・・」

絵里「今度は部屋に戻ったわね。部屋のカメラに戻すわね」


希『もしもし？のんちゃんだけど、手紙読んだよ！ねぇ、あの手紙に書いてること、ほんとなの！？』

希『・・・うん、嘘じゃないんだよね・・・？だったら・・・のんちゃん、みんなで焼肉食べに行きたい！』

希『あ、ばれちゃった？えへへ〜ちょっと調子に乗っちゃった♪』

希『うん、うん、大丈夫だよ、元気でやってるよ。お母さんも体に気をつけてね。じゃあまた今度・・・うん！楽しみにしてるねー！』ﾋﾟｯ

にこ「あ・・・あががが・・・」

絵里「こ・・・これはすげぇボディブローだぜ・・・」

にこ「え・・・絵里がおもわず某N條さんみたいな口調になるぐらいの破壊力じゃない・・・」

絵里「め・・・メタな発言はご法度よ・・・」

にこ「ご・・・ごめん・・・で、でも、のんちゃんはズルすぎるわよ・・・」


希『うふふ・・・今日は結構ええことつづくなぁ〜♪やっぱりうちはラッキーガー・・・ん？』


にこ「・・・ん？・・・あ・・・あれ？」

絵里「ど・・・どうしたの・・・」

にこ「あんたいつまで気をやってるのよ・・・いや、あの・・・画面越しの希と目があったんだけど？」

絵里「へ？あら？ほんとね・・・？って、近づいて来てないかしら？」

希『・・・うちこんなぬいぐるみ置いてたっけ・・・？それになんか妙に重いというか・・・んー？』ｼﾞｰ


絵里「ねぇ、にこ？これって相当まずいんじゃ・・・？」

にこ「か、確実にばれてるわね・・・」


希『ん？これって・・・もしかして・・・・・・ほう・・・？』ﾆﾀｧ


にこえり「「ヒッ」」

にこ「な・・・何今の身の毛もよだつような顔・・・！」

絵里「あわ・・・わわわわどどどどどどうしましょうにこ」


希『・・・多分犯人はうちの家庭事情のことを知ってるえりちやろなぁ・・・で、何かしらを仕込んでもらって・・・多分隠しカメラやろなぁ・・・なるほどぉ・・・』

希『・・・へー・・・そうかぁ、そういうことかぁ・・・で、うちのプライベートを覗き見したんや覚悟はできてるんやろなぁ・・・？』







希「・・・なぁ・・・？にこっち、えりち？」

にこえり「「！？！？！？？！！！」」ｿﾞﾜｯ

絵里「あ・・・あわわわ・・・」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

にこ「ひ・・・ひいぃぃぃ・・・」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

希「あれ？にこっち？えりち？なんでうちの方向いてくれへんのかなぁ・・・？さみしいやん？」ﾆｺﾆｺﾆｺ



にこ（どどどどどどどうするのよ！？めちゃくちゃ怖くて後ろ見れないわよ！！）ﾋｿﾋｿﾋｿ

絵里（そ、そんなこと言われても！私だって怖いわよ！なんとかしてよにこぉ！！）ﾋｿﾋｿﾋｿ

にこ（ふ、ふざけるんじゃないわよ！！元はと言えばあんたがにこを巻き込んだんでしょうがあああ！！）ﾋｿﾋｿﾋｿｫ！

絵里（な！なによ！！あなたこそ後半はノリノリで希の生態を観察していたじゃない！）ﾋｿﾋｿﾋｿｫ！

にこ（それとこれとは話が）

希「お二人さん？」

にこえり「「はひいっ！？！？」」ﾋﾞｸｯ

希「ひそひそ話してないでこっち見てくれへんかなぁ・・・？別にうちは二人にお説教しに来たわけちゃうんやで？」

にこ「え・・・えぇっと・・・」

絵里「そ・・・その・・・これは何かの手違いでして・・・」








希「こっちむけやこのポンコツロシアン」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

絵里「」ｸﾙｯ・・・

希「ついでにそっちのツインテールも」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

にこ「」ｸﾙｯ・・・

希「・・・うち言うたよね？別に説教しに来たわけじゃないって」

絵里「え・・・えぇ・・・」

にこ「と・・・いうか・・・いつの間に後ろに・・・？」

希「あぁ、それはスピリチュアルパワーとちょうど二人の死角におっきな段ボールあったから隠れさせてもらったんよ」

にこ「ど・・・どこぞの蛇さんよ・・・」

希「さて、本題に戻ろうか？」

絵里「お・・・お説教しに来たわけじゃないのよね・・・？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

希「んー？そうやなぁ」

にこ「・・・ほっ」









希「うちのプライベートを覗き見した罰を与えに来ただけやで？」

にこえり「」

希「・・・さぁ・・・ふたりとも」ｺﾞｷｯﾎﾞｷｯ

絵里「ひっ・・・ひいぃぃぃ・・・」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

にこ「あ・・・アイドルが指を鳴らしながら近づいちゃだめにこー☆」ﾋﾞｸﾋﾞｸﾋﾞｸﾋﾞｸ

希「・・・」ﾆｺｯ


希「今まで犯した罪を数えるんやぁ！！」


にこえり「「きゃああああああああああああああああああ！！！！！」」


〜この後希に盛大にわしわしされて焼肉食べ放題をおごる羽目になったにこえりであったとさ〜



おしまい