【SS】小林「ヨハちゃん！せっかくの連休だし旅行しようよ！」善子「えぇ……」

善子「ヨハネはいいわよ…。小林1人で行って来なさい」

小林「なんで！！？いいじゃん行こうよー！！」

善子「ヨハネは連休中も配信があるし忙しいの！」

小林「じゃあ旅行先で配信すれば一石二鳥だね！」

善子「遠くに行くのめんどくさいし…あと小林と一緒だとなんか色々と…」

小林「小林はきっと素敵な時間を提供するよ！」

善子「一瞬で到着出来れば別に行ってあげてもいいけど無理でしょ？」

小林「チッチッチ。そう言うと思って向こうとは話を通してあるよ」

善子「向こうって何？」

『小林…ヨハネに好きに喋らせるべきではない…』

小林「行くぞ…」

『ああ…』

善子「この声は何！？どこから聞こえてくるの！？」

ﾌﾞｵｵｵｵｵｵﾝ つ魔法陣

善子「魔法陣が現れた！！？」

小林「さあヨハちゃん！！この魔法陣に入れば一瞬で旅行先に着くから小林と一緒に入って！」

善子「なんか嫌な予感しかしないけど…カッコいいからよしとするわ！行ってやろうじゃない！」ｼｭﾝｯ‼︎
　

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

善子「う、うう……ここは…どこ？景色が良いところね。なんだか見覚えあるような…」

さやか「あ、気付きましたか？善子さんですよね」

善子「ヨハネね。…あなたは…見た事あるわ…！」

さやか「蓮ノ空女学院2年の村野さやかです」

善子「そう！さやか！Runway好きよ！！」

さやか「見てくれているんですね。ありがとうございます」ﾍﾟｺﾘ

善子「ところで…さやかがいるって事はここは…」

さやか「金沢ですよ」

善子「金沢！？」

小林「そう！！！ヨハちゃんリンクラの活動日誌読んで金沢に聖地巡礼したいって前に言ってたから連れて来ちゃった！！」

善子「小林！あの蓮ノ空の聖地！？…ってここあの1番最初に公開された6人の後ろ姿のキービジュの場所じゃない！！」ﾊﾟｱｱ

小林「喜んでくれたんだねヨハちゃん！！」

善子「ま、まあ！小林にしては気が効くじゃない！」

小林「わっはははははは！それほどでもあるよー！」

なっすちゃん「まあ呼んだのは私ですけどね」

小林「あぁ！ちょっとなっすちゃん！」

善子「なっすちゃん！？あなたがあのなっすちゃん！！」
　

なっすちゃん「初めまして…になるのかな？善子ちゃん」

善子「ヨハネね。ちょっと小林…なっすちゃんと知り合いだなんて聞いてないわよ」

小林「小林の良きクソガ…良き生意気な舎弟だよ！」

さやか「あんまり意味変わってませんよそれ」

なっすちゃん「1000キロ走って金沢来て魔法陣発動したけどまだ体力は有り余ってますね！」

善子「すご！なっすちゃん何歳！？」

なっすちゃん「まだ18歳」

善子「若いって良いわね～」

さやか「善子さんの方が歳下ですよね」

善子「ヨハネだってばー！」

小林「もう！ヨハちゃん小林だってまだまだ若々しいでしょ！？」

善子「ところであの魔法陣って小林もなっすちゃんも使えるの？」

小林「ガン無視！？…魔法陣やテレパシーの会話は小林とその愉快なクソガキ達4人の計5人の能力だよ！通称“五林星(こばやせい)”」

善子「こばやせい…なんかツッコんだらめんどくさそうだからやめておくわ…」

なっすちゃん「それはそれとしてせっかく金沢来たんだから聖地巡礼しましょう！ほらさやかちゃん案内してあげて！」

さやか「私に全任せですか？まあ…なっすさんの頼みなら…」

善子「あのさやかに直接蓮ノ空の聖地を案内してもらえるなんて！贅沢ね！！」
　

～近江町市場～

さやか「ここは綴理先輩との思い出の場所…ですかね///」

善子「活動日誌で見たわ！DOLLCHESTRAの聖地ね！」

小林「ヨハちゃんウッキウキだね！かわいい！！」

ふりりん「ウシャシャシャシャ！ピザもっと追加しようぜー！」

しゅか「いいねいいね！ピザパだピザパだー！U-CYUまで届く勢いでバク食いだー！」つ🍕

ルビィ「うゅ…食べ過ぎは良くないけど…今日はピザいっぱい食べちゃお！」つ🍕

曜「そうそう！今日くらいいっぱい食べちゃおー！ピザーラさんも沢山ピザ提供してくれてるし！」🍕ﾓｸﾞﾓｸﾞ

善子「…悪魔級に顔馴染みなリトルデーモン達が金沢にいるんだけど…」

小林「ああ！さっきわいわいわい公録の打ち上げでふりさん達呼んでピザパしてたんだー！まだ7月に沼津公演残ってるけど！」

善子「ヨハネも呼びなさいよ！！ヨハネもピザパしたいー！！」

さやか「もう！せっかく金沢へ来たのですからピザではなく金沢の美味しいものを食べてください！」

善子「それもそうね」

小林「そう！ヨハちゃんには金沢を満喫して欲しくてあえてピザパには呼ばなかったのさ！」

ふりりん「おっ！おめぇらもピザ食え食え！食ったらホホエミノオトが聴こえるぞ！」

ルビィ「アストロノオトも聴こえるよね！」

なっすちゃん「んー！確かに聴こえる！！」つ🍕ﾓｸﾞﾓｸﾞ

さやか「なっすさん！？何ピザ食べてるんですか！！」
　

さやか「ほら！善子さんに金沢の美味しいものを食べてもらうんですから…ピザはやめてください！」ｸﾞｲｯ

なっすちゃん「ああっ！もうさやかちゃんったらー！」

善子「ヨハネね。まあ気を取り直して…金沢の美味しいものって何かしら！」ﾜｸﾜｸ

あさみん「マルゲリータ！マルゲリータだ！！」

善子「ってまたピザ！？」

小林「あ！アサミさんお疲れ様でーっす！」

あさみん「小林お疲れ！5年後にまた浦ラジ呼んでね！！それとマルゲリータちゃん可愛いよね！！」

マルガレーテ「何度も言うけど！私はマルゲリータじゃなくてマルガレーテよ！」

善子「あれは…！去年加入したLiella!の新1年生…ウィーン・マルガレーテ！！」

ゆいな「マルゲリータ沢山言ってくれてありがとうございます！！」ﾍﾟｺﾘﾍﾟｺﾘ

あさみん「いいんだよ！！もっと言う！！」

マルガレーテ「ちょっとyin！何お礼言ってるのよ！？名前間違えられてるんですけど！！」ﾌﾟﾝｽｶ

善子「ていうか小林…ゆいなからアサミさんまでどれだけ金沢に呼んでるのよ…」

小林「ゆいなちゃんとかは…多分伊達ちゃんかな！伊達ちゃんも五林星の一員で魔法陣出せるから！」

伊達ちゃん「ウハハハハハ！！もっと呼んじゃえ呼んじゃえー！散々な今日を力に変えようー！」つ魔法陣

善子「ホントだ！！伊達ちゃんも魔法陣出してる！！伊達ちゃん凄いわ！！」

伊達ちゃん「うおっ！！？推しのヨハネちゃんに見られている！！じゃあ気合い入れて凄い人呼んじゃうぞー！！ないないない！！！」ﾌﾞｵｵｵｵｵｵﾝ

さやか「誰か出て来ました！」

みーくん「…お？どこだよここ。俺忙しいんだぜ」

伊達ちゃん「みーくんお疲れー」

みーくん「おぉさゆ。今度のさんま御殿楽しみにしてるぜ。出た事あるからわかるけどあそこはトークの戦場だぜ」

善子「あれは！！サンドウィッチマンの方の伊達ちゃん！！？」
　

小林「そっか！伊達ちゃんと伊達ちゃんは親戚なんだよね！」

みーくん「なんだよそれ。欠けてゆく出会いかよ」

伊達ちゃん「忙しいところごめんみーくん！金沢
まで呼んじゃった！」

みーくん「さゆが俺に会いたかったんなら構わねぇさ。そんでここは金沢か～美味いもんいっぱいあるよなぁ。小林もそう思うだろ？」

小林「みーくん小林に馴れ馴れしいな…。まあ…そうっすね」

善子「そうだった！色んな人が立て続けに現れるから忘れていたわ。金沢の案内頼むわよさやか！」

さやか「私は最初からそのつもりなんですが…。では気を取り直して！金沢の美味しいものといえば！」

まゆち「そりゃ肉だよな肉！！！肉フェスサイコー！！！」🍖ﾊﾞｸﾊﾞｸ‼︎

かすみ「まゆ子ー！肉食べすぎだよー！！」

善子「ってまたなんか来たんだけど小林！？」

小林「あー…ニジガクちゃんは…呼んだのはおそらく…」

ここちゃん「うおおおおおお！！もっと虹ちゃん呼んじゃうぞー！！想いが想いが想いが想いが～！！！」つ魔法陣

せつ菜「ここさん！！！魔法陣出している姿が異世界系のアニメみたいでカッコいいです！！！6月28日に発売が決定したここさんのフォトブックに是符このカットを取り入れましょう！！！」

善子「ここちゃんも五林星の1人だったのね！！」

なっすちゃん「あ。ここさんユニット甲子園はありがとうございました」ﾍﾟｺﾘ

ここちゃん「ああこちらこそ！！」ﾍﾟｺﾘ ﾌﾞｵｵｵｵｵｵﾝ

せつ菜「うおおおおおおお！！！挨拶している間に誰かが魔法陣から召喚されますよおおおおおお！！！」

善子「ちょっと！！ただでさえ混沌としているのにこれ以上誰か来たら収集付かなくなるわよ！？」

さやか「もう既に収集付いてないと思いますが」
　

ﾌﾞｵｵｵｵｵｵﾝ

Σﾐｲ˶º ᴗº˶ﾘ「ﾐｲﾐｲ‼︎ﾐｲﾐｲ‼︎」

ここちゃん「ﾝﾌ異世界の生物呼んじゃいましたねぇ！！」

善子「そんなのも呼べるの！？それはそれで凄いわ！！」

みーくん「なんだコイツ。ミイミイ鳴いてて可愛いじゃねぇか」

ゆいな「可愛いー！！LustQueenのライブに招待しちゃう！」

マルガレーテ「なっ！？LustQueenのライブ私まだ行けてないのにミイ子に先越された！？」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「私もLustQueenライブ行きたいですねぇ。招待お願いします」

せつ菜「ここさん！！なんかもう1体召喚されていますよ！！！」

ここちゃん「いやっwあれは心当たり無い！！」
　

Σﾐｲ˶º ᴗº˶ﾘ「ﾐｲﾐｲ‼︎ﾐｲﾐｲ‼︎」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「えっ…今月分ですか…仕方ありませんね」つ3000円

Σﾐｲ˶^ ᴗ^˶ﾘ「ﾐｲ」ｶﾞｼｯ つ3000円

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「と、いうわけで私の全財産が尽きてしまいました。小林何か奢ってください」

小林「小林が！？ていうか何なのこの生き物！？」

さやか「金沢の美味しい食べ物をご馳走しましょう！そうしましょう！！」

なっすちゃん「流れを戻したね！さやかちゃんナイス！」つ🍖

さやか「ってなっすさんはまゆちさんから肉貰って何してるんですか！金沢関係無いですよねそれー！」

まゆち「さやかちゃん…実はそれ、能登牛なんだよ」

さやか「能登牛！？石川県で育てられた黒毛和牛のうち、特に肉質の優れた“幻の牛”とも呼ばれる貴重なブランド牛の能登牛！！？」
　

～間～

善子「能登牛美味しいわね！」🍖ﾓｸﾞﾓｸﾞ

小林「これが金沢の味！」🍖ﾓｸﾞﾓｸﾞ

さやか「これで善子さんに金沢を堪能して貰えましたね」ﾆｺ

まゆち「肉教えたのは私なんだが？」

かすみ「まゆ子だってそれ肉フェス会場から持って来たやつでしょ」

なっすちゃん「これで私達の役目も終了でしょうか」

善子「ちょっと待って。肉食べただけでおしまいは流石にアレだからもっと蓮ノ空の聖地行きたいんだけど」

せつ菜「私も蓮ノ空の舞台を聖地巡礼したいです！！！」

さやか「ええ…めんどくさいですね」

ﾊﾟｼｬ📸　ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

なっすちゃん「ん？今写真撮られて逃げられた気が…」

かんかん「ウワァハッハッハッハッハ！！www撮れたよ撮れた！！」

こなち「うはっw超イイ感じじゃんwでかした！」

りんりん「みらくらでは隠し撮りダッシュが流行ってるんですか…」

かんかん「おぉ！？来るなら○すと言ったよな！？りんりん！！」

こなち「○すなって。向かい入れてやれよ」

りんりん「○されなくて良かった…」

みーくん「おいお前ら何隠し撮りしてんだFRIDAYか」ｽﾞｲ

こなち「ちょっwヤクザに目ぇ付けられたー！！」

さやか「全くもう。イタズラしている暇があったらみらくらキャストの皆さんが善子さんに蓮ノ空の聖地を案内してあげてください」

かんかん「おぉ！？よくわかんないけどわかった！！」
　

～蓮ノ空女学院～

こなち「蓮の聖地と言ったらやっぱここだよねー」

善子「こ、ここが蓮ノ空女学院！！」ｳｷｳｷ

せつ菜「うおおおおおお！！！燃えますね！！！」

小林「ヨハちゃん達が喜んでくれて良かった良かった」

ここちゃん「ﾝﾌそうですね！！！」

瑠璃乃「あれー？かんかん達じゃーん」

かんかん「るりちゃん！お邪魔してまーす」

慈「ハロめぐー！」

姫芽「小林達が来てなんだかアタシ緊張してきた…」

善子「みらくらよ！！本家本元のみらくらよ！！こないだ加入したばかりの姫芽もいるわ！！」

せつ菜「ヨハネさん！！！あちらにはスリーズブーケの皆さんが！！！」

梢「あらあら。遠くからのお客様のようなのだけれど」

花帆「ようこそ蓮ノ空へ！フラワー！」

吟子「こ、こんにちは…」

善子「吟子もいる！テンション上がるわね！」

さやか「DOLLCHESTRAも連れて来ましたよ」

綴理「やっほー」

小鈴「ちぇすとおおおおおおお！！！」

せつ菜「ちぇすとうおおおおおおおおおおおお！！！！！」

みーくん「せつ菜相変わらず声デケェな！」
　

花帆「と、いうわけで！あたし達が今104期として活動している蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブです！」

善子「9人集まると凄いわね！」

小林「今度みんなも沼津に来ると良いよ！ヨハちゃんが9人のAqours見せてくれるって！！」

善子「ちょっと小林///」

曜「おっ！いいねいいねそれ！」

ルビィ「恥ずかしいけど…歓迎すルビィ！」

梢「実に興味深いのだけれど！？だけれど！？」

慈「梢ったらテンション上がりすぎー」

綴理「ボク、沼津の海に流されに行きたい」

さやか「何言ってるんですか綴理先輩」

小鈴「そんなAqoursのメンバーがはるばるここまで来てくれた…！おもてなしをしなければ！！ああっ！徒町とした事が何も準備出来ていない！！！」

姫芽「さっき届いたアレを見せるのはどうー？」

善子「アレ？」

瑠璃乃「さっき、展示用に貸出品が届いたんだー！」

慈「めぐちゃんはよくわからなかったけど、なんか凄く高そうだったのだー！」

かすみ「気になりますねえ！早く見せてくださいよぉ～」

綴理「これだ～」ｽｯ

＼高そうな仏頭／ﾊﾞﾝ‼︎
　

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「仏頭でしょうかこれは？」

梢「アフガニスタンの南東のハッダという仏教遺跡だけの特徴的な仏頭…だ、そうよ」

伊達ちゃん「なんかこれ…つい最近テレビで見たような…」

あさみん「私も見た！！これは確か！」

かおりん「うちの爺ちゃんのお宝だぞー！ウォロロロロロロ！！！」🍶ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

小林「かおりんちゃん！」

まゆち「そうだこれ！前田が鑑定団に出してたやつじゃん！」

かおりん「おうおう！常識外れヒューマンも収録されている2ndEP Grab the Worldは6月5日に発売だからよろしくな！」

しずく「かおりさん！お酒の勢いで無理矢理宣伝ねじ込むのは若きカリスマでも、めっ！ですよ」

善子「しずくもいる！」

Σﾐｲ˶º ᴗº˶ﾘ「ﾐｲﾐｲ♪」

しずく「あっ。ミイちゃんごきげんよう💙」

かすみ「しず子もアル子も来てたんだね」

かおりん「200万の価値が出たお爺ちゃんの仏頭を蓮ノ空で展示するって事で届けに来たんだよ！」

しずく「私はその付き添いです💙」

小林「そうなんだ～。これが鑑定団で見たあの…へぇ～」
　

善子「ところでこの仏頭、こんな丸出しで展示してたら盗まれたりしないかしら？」

瑠璃乃「何物騒な事言ってるのさ～。そんな事あるわけ…」

ﾋﾟｼｬﾝ‼︎ ﾌﾟﾂｯ‼︎

善子「きゃっ！！？急に暗くなった！？何も見えないー！！」

梢「花帆！緊急用の電気を！」

花帆「は、はい！ぽちっ！」

ﾊﾟｯ

さやか「ふう…なんとか点灯しましたね」

せつ菜「あああああああああ！！！仏頭が無いですよ！！！」

かおりん「え？…ちょちょちょちょ！！？えええええええ！！？」

しずく「これは…今の一瞬の間に…盗まれましたね」

まゆち「おいおいマジかよw」つ🍖ﾓｸﾞﾓｸﾞ

りんりん「あの…仏頭があった場所に手紙が置いてありますよ？」

なっすちゃん「ホントだ。これは…」

『前田がなんでも鑑定団に出したアフガニスタンの仏頭を頂きに惨状した。　怪盗 キッ ド』

せつ菜「あの今まさに映画が絶好調の怪盗キッドが盗みに来たんですか！！？」ﾍﾟｶｰ

ここちゃん「せつ菜なんで笑顔なの！？キッド様にかおりんのお宝盗まれちゃったんだよ！？」

小林「様付けだし！って！こんな事件になるなんてー！！！」
　

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「それではまず、状況を整理しましょう」

Σﾐｲ˶º ᴗº˶ﾘ「ﾐｲﾐｲ‼︎」

小林「なんであの2人(？)が仕切ってるの…？」

しずく「なんとなくの流れなんですけれどなんか文句あるんですかあぁあん！？」🕶🕶

かすみ「しず子キャラ変わってる！」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「盗まれたのは、かおりさんが蓮ノ空女学院へ展示品として貸し出しに提供した200万円の価値が出たアフガニスタンの仏頭」

かすみ「セキュリティしっかりさせなきゃダメだよしず子～」

しずく「面目ないですねぇかすみさああぁん！？」🕶🕶

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「そして仏頭を盗んだという怪盗キッドからの置き手紙が置いてあった」

ふりりん「怪盗キッドってよwまんますぎだろまんま！」

しゅか「ねー。ちょっとは名前変えなきゃさー」
　

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「一瞬部屋が停電した数秒の内に盗まれ、部屋が点灯して現場は今もそのまま。つまり…」

花帆「つまり…？」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「仏頭を盗んだ犯人！つまり怪盗キッドは今もこの部屋の中にいます！！！」ﾄﾞﾝ‼︎

かおりん「ええええええ！！？マジでか！！？」

さやか「なんでそうなるんですか！？窓などからキッドが逃げた可能性は？」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「無いですね。今調べさせていただきましたがこの部屋の窓やドアには厳重に鍵がかかっており、あの一瞬で逃げ出す事は不可能」

マルガレーテ「そういうところはしっかりしたセキュリティなのね」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「つまりやっぱり今ここにいる誰かが犯人なんです！！！さっさと名乗り出なさーい！！！」

Σﾐｲ˶º ᴗº˶ﾘ「ﾐｲﾐｲ‼︎」

善子(…この事件…なんだか妙ね…)
　

慈「わ、私は犯人じゃないめぐー！！キッドの変装じゃないしー！」

瑠璃乃「わかってるよ…めぐちゃんにそんな器用な事は出来ないって…」

かんかん「確かに！！！」

こなち「はぁーめんどくせぇ…とっとと帰ってスペースにゲーム配信したいんだけど」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「犯人を捕まえられたらです。今の時点ではここにいる全員が容疑者なんです」

ここちゃん「せつ菜！あれをやって容疑者じゃないアピールしよう！！！」

せつ菜「ええ！？恥ずかしいですが…ここさんが言うなら…。…にゃーん！にゃーん！せつにゃだにゃーん♡」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「かわいい！せつ菜さんは犯人ではありません！！ついでにここさんも！」

ここちゃん「よっしゃ！」

伊達ちゃん「ちょっとー！そんなのがありなら…みーくん！」

みーくん「よしきた。だーてだてだて伊達ちゃんです♪」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「却下」

みーくん「却下ってなんだよ。誰の声も届かない夢かこれは」

小林「そもそも、本当に犯人なんてこの中にいるの？」

善子「……」つ手紙

小林「ん？ヨハちゃん…怪盗キッドの手紙をじっと見てどうしたの？」

善子(この手紙…怪盗キッドの文字の部分に何か違和感がある…。それにキッドの手紙といえば…)
　

梢「とにかく、今は犯人を特定する事が先決なのだけれど」

綴理「ボク眠くなってきた」

あさみん「マルゲリータちゃんは何か心当たりある！？」

ゆいな「ありがとうございます！」ﾍﾟｺﾘ

マルガレーテ「だからマルガレーテだって！それにyinはいつまでお礼言ってるのよ！あと無いわよ心当たりなんて！」

吟子「50年前はマルゲリータという名前だったけど…今はマルガレーテに形を変えている…というわけなんですね」

マルガレーテ「違うけど？」

吟子「そうだ…50年前…沼津に伝わるこんな歌があった…ヌマヅやっさよいさ唄…」

花帆「今はサンシャインぴっかぴか音頭として形を変えて受け継がれているよ！」

ふりりん「ウシャシャシャシャwww大して変わってねぇだろそれw」

吟子「そうだ…45年前、沼津で超人オリンピックが行われていたあの場所…」

花帆「今はキン肉マンミュージアムとして形を変えて沼津仲見世商店街で受け継がれているよ！

ルビィ「オープンしたばっかりだよそれぇ」

曜「ていうか花帆ちゃんと吟子ちゃん、私達より沼津に詳しいんじゃないの！？」

善子(形を変えて…？)

小林「ヨハちゃん考え事？」

小鈴「こうなれば！徒町チャレンジで犯人を特定しましょう！！！ちぇすとおおおおおお！！！」

姫芽「うおお。小鈴ちゃんがマジの顔にぃぃぃ」
　

小鈴「インスタで怪盗キッドが配信してないか調べます！！！」ｽｯｽ‼︎

さやか「しているわけ無いでしょう！？それになんでインスタなんですか！」

まゆち「あっ。田中がライブ配信してるw」

田中『田中と一緒に行く沖縄ツアーを～♡バースデーにヤっちゃおうかなーってぇ♡おっきな海で～大きな場所で～♡♡♡おっきぃのぉ～♡♡♡』

コメント『めちゃめちゃ行きたいです。。。』

りんりん「私も行きたいなぁ～」

せつ菜「田中の沖縄ツアーは10/5と10/6！！！ニジガク映画の聖地巡礼にもなりますね！！！」ﾍﾟｶｰ

かすみ「確かにそうですけど今のこの事件解決には何一つ繋がってませんよー！」

善子(大きな…？…そうか！！！)ﾋﾟｺﾘﾝ‼︎

小林「ピコリン！？」
　

善子「小林ちょっと眠ってて！ヨハネーーーーアイ！！！」ｷﾞﾗﾝ‼︎

小林「ほえっ！？…はへ～～～えぬしゃちょーがあんびばれんとでええ～～～zzz」ﾄﾞｻｯ

ふりりん「うおっ！きゃんが倒れた！？」

しゅか「どうしたどうした！？寝てるの？」

善子「…」ｻｻｯ

小林(善子)「わかったんですよ。犯人が」

かすみ「なんでですか！？」

小林(善子)「今からお見せいたしましょう。迷冥探偵ヨハ…迷冥探偵小林の推理をね」

かおりん「こ、これは！あの眠りの小林だー！！」

ここちゃん「初めて聞く単語だ！！」

花帆「これも蓮ノ空の伝統だよ！あたしのお母さんが蓮ノ空の生徒だった時、よく眠りの名推理を披露してたって聞いたよ！！」

かんかん「そうなんだ！！！」
　

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「犯人がわかったですって！？説明してください小林！」

Σﾐｲ˶º ᴗº˶ﾘ「ﾐｲﾐｲ‼︎」

小林(善子)「ええ。まず盗まれたのは大きな仏頭…そしてそれを盗んだ犯人は今もこの部屋にいる。妙だとは思いませんか？」

慈「思わないけど？」

瑠璃乃「めぐちゃんはちょーーーっと黙ってようか～！」

なっすちゃん「それで小林…どこが妙なんですか？」

小林(善子)「犯人はどうやって大きな仏頭を持ったまま今もこの部屋にいるのか…ですよ」

マルガレーテ「確かに…！隠すような時間も無かっただろうし…」

梢「だからと言って手に持っていたら目立ちすぎるのだけれど」

小林(善子)「そう。停電していた時間はほんの数秒。勿論どこかに仏頭を隠すような時間もありません。ではどうやって犯人は仏頭を隠し持っているのか」

かおりん「どうやって…？」🍶ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

しずく「かおりさん、眠りの小林の推理を酒のツマミにするのはめっ！ですよ💙」

小林(善子)「服の中に隠しているんですよ」

伊達ちゃん「服の中に！？そんなの…相当体格の良い人じゃなければ無理…。…はっ！」

小林(善子)「そう。いますよね？この部屋に1人だけ大柄で服の中に仏頭を隠してもバレなさそうな人物が。……みーくん。あなたですよ」

みーくん「！？」

伊達ちゃん「み、みーくんが犯人！？怪盗キッド！？」
　

みーくん「お、俺が怪盗キッド？明日のこともわからないくせに冗談キツイぜー」

小林(善子)「怪盗キッドからのこの手紙…妙だと思ったんですよ。キッドといえば犯行前に予告状を送るのがお決まり。なのに今回は犯行後に初めて手紙を送っている」

みーくん「そ、そんなの！そういうパターンだってあるだろうよ！」

小林(善子)「それにこの手紙…怪盗キッドの文字にも違和感がありましてね。ヨハネ、ライトを照らしてくれ」

善子「わかったわ！ヨハネライト！」ｻｻｯﾋﾟｶｯ

小鈴「ああっ！文字が浮かび上がってきました！」

『怪盗ミキッド』

ルビィ「怪盗ミキッド！？ぴぎゃあああああ誰だかわからないよぉ！」

小林(善子)「ミキッド…ミキオ…あなたのお名前ですよね？みーくん」

伊達ちゃん「じゃあ…本当にみーくんが…！？」

ふりりん「ウシャシャシャシャwwwつまりキッドの偽物ってことだろ！」

小林(善子)「その通りです。この事件に怪盗キッドは関係無い…全ては怪盗キッドと見せかけたみーくん。あなたの犯行です！」

曜「な、なんてやつだー！！」

小林(善子)「んあ。本物の怪盗キッドを見たければ映画館へ観に行ってるんだよ！こっちは！……と、すわわさんなら言うでしょうね」

しゅか「おいおい～。なんか言ったらどうなんだ～～～？みーくん！」

みーくん「…くっくっく」
　

みーくん「よくぞ見破りましたね！流石は小林！推理通り仏頭はこの服の中にある！」つ仏頭

小林(善子)「怪盗キッド…いや、怪盗ミキッド」

かおりん「ちくしょー！キッド様でも無いんかい！仏頭返せよこの野郎！！」🍶ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ‼︎

しずく「ヤケ酒はめっ💙ですよかおりさん」

小林(善子)「小林の推理が正しければ…あなたはみーくんでも無い。とある人物の変装…」

伊達ちゃん「ええ！？みーくんでも無いの！？」

姫芽「うう…だったら一体どこの誰なんですか～」

みーくん「本物のみーくんは多分帰れマンデーの収録とかで多忙ですよ」

かんかん「ホントだ！！！確かにね！！！」

こなち「アンタ全部の事に納得しすぎなんだよな」

みーくん「ちなみに前田のお宝の仏頭は危なっかしいから、前田の実家へ発送手続きする！」

かおりん「良い奴か！まあ…それならいいか。許す！」🍶ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

まゆち「許すのかよw」🍖ﾓｸﾞﾓｸﾞ

みーくん「…みんなが今も元気でやってるようで、安心した！」

せつ菜「…はっ！！！あなたは…もしかして！！！」

ここちゃん「え！？せつ菜の知り合い！？」
　

みーくん「それでは皆さんお騒がせしました！」つ魔法陣　ﾌﾞｵｵｵｵｵｵﾝ

さやか「魔法陣が！？ということはあの方も…」

なっすちゃん「五林星の1人！？そういえばまだ1人出てなかった！」

慈「ちょっとー！それであんたは一体どこのみーくんなのー！？」

瑠璃乃「だからみーくんでも無いんだよめぐちゃん！…で、どこの誰なんだー！？」

みーくん「……せつ菜。これからも…仲良くやんなよ」ﾎﾞｿｯ

せつ菜「……はいっ！！！」ﾍﾟｶｰ

ここちゃん「えっ！！」

みーくん「では私はこれから大事な仕事がありますので！さらばー！」ﾌﾞｵｵｵｵｵｵﾝ…

綴理「魔法陣に入って行っちゃったけどよかったのー？」

小林(善子)「ええ。危害はきっと何も無いわ。きっとね…この手紙…実はまだ文字が隠されてたの！」ﾋﾟｶｯ

『怪盗ミきっ！！！ド』

しゅか「キッだけひらがなに！それとビックリマークが！」

ふりりん「めちゃくちゃだなw」

善子「…ふふっ」
　

アナウンス『今回の公演はこれにて終了致しました。皆さま速やかに退場を始めてください』

小鈴「全部小林の活躍で終わった！次回こそは徒町！みんなの役に立って見せます！」

吟子「はあ…長かった…」

かすみ「って公演だったんですかこれ！？」

ᶘｲ^⇁^ﾅ川「一件落着ですね」

Σﾐｲ˶º ᴗº˶ﾘ「ﾐｲﾐｲ♪」

かおりん「仏頭が安心だとわかったらひと安心。もうひと呑み行くかぁ」

しずく「かおりさんったら呑みすぎはめっ！ですよ💙」

あさみん「小林！凄い推理だったよ！！ちなみに私つい最近コナンに出演した！！！」ﾕｯｻﾕｯｻ

小林「んんん～zzz」

善子「ああああ！アサミさん！小林は今推理に疲れて爆睡中だからそっとしておいてあげて！！」

アナウンス『いいねぃいいねぃ。小林にはとっても素晴らしい推理を見せてもらったよ。そして蓮ノ空104期のみんなにも期待だねぃ』

綴理「あ。この声は…」

慈「…私達も期待に応えないとだね！」

梢「ええ。今年こそ…リベンジするわ…この9人でね。花帆♡」

花帆「梢先輩…♡」

さやか「なっすさんも、リベンジに期待してますよ」

なっすちゃん「もうさやかちゃんったら///」

小林「すやぴ…すやぴ……んん？」ﾊﾟﾁｯ
　

小林「…ん？え？あれ…小林寝てた？」

善子「ええ。小林が寝ている間に仏頭はどうにかなったから安心なさい！」

小林「ホントに！じゃあこれから本番！ヨハちゃんと金沢旅行だー！」

せつ菜「私の推理だと…丁度今からオンラインサイン会…きっと小林は雑用にとあちらまで魔法陣で…」

ここちゃん「え！それってもしかして！！」

かおりん「…ああなるほど！」🍶ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ

まゆち「そういうことか！！」🍖ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ﾌﾞｵｵｵｵｵｵﾝ

小林「うわっ！魔法陣に吸い込まれて！あぁぁぁぁぁぁ……」ｽｩｩｩｩｩｩ

ゆいな「小林が急に吸引された！」

伊達ちゃん「そうだ！私これから魔法陣で本物のみーくん呼んじゃうよー！」

慈「面白そうめぐ～！やっちゃえやっちゃえ～」

善子「じゃあ…バイト頑張ってね小林ー！」

～間～

小林「…いてて。ここは…5/8発売…シンゲツ発売記念オンラインサイン会…！？」

みーくん「お疲れ様です小林♪今からポストカード渡すバイトお願いします。あ…みーくんのマスクはもう取りますね」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

小林「ああっ！！く、クソガキぃぃぃぃぃ～～～！！！」


おわり