【SS】曜「あれ、千歌ちゃんスマホ忘れてる……」【ラブライブ!サンシャイン!!】

SS


1: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:10:14.50 ID:sEEo4sRD.net
曜「………………」

曜(って、私何しようとしてるの!?)

曜(人のスマホ覗くのなんて最低だYOU!ダメ、絶対)

曜(…………)

曜(でもちょっとだけ)

3: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:12:36.02 ID:sEEo4sRD.net
パスコードを入力してください

曜(む…千歌ちゃんでもちゃんとロックしてるんだ……)

曜(千歌ちゃんのことだから多分)

0801

パスコードが違います

曜(さすがに違うか…)

曜(も、もしかして私のだったり!?)

0417

パスコードが違います

4: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:15:12.11 ID:sEEo4sRD.net
曜(……………………)

曜(ですよね)

曜(んー、他に千歌ちゃんがしそうなパスといえば…)

曜(私と千歌ちゃんが出会った日とか!)

パスコードが違います

曜(Aqours結成日……とか?)

パスコードが違います

曜(むぅ…)

曜(何回か間違えるとロックかかっちゃうんだっけ…)

曜(次で最後にしよう…)

6: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:17:45.71 ID:sEEo4sRD.net
曜(………………)

曜(……………………)

曜(もうすぐ…梨子ちゃんの誕生日……)

0919

スィー

曜(……………………)

曜(………………)

曜(…………)

曜(……梨子ちゃんとのLINE)

9: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:19:55.95 ID:sEEo4sRD.net
LINE梨子ちゃん

梨子『私は別にいいんだけど…本当にするの?』

千歌『うん!私がやりたいの!』

梨子『じゃぁお言葉に甘えちゃおうかな』

梨子『どっちの家でする?』

千歌『うちでいいよ!』

梨子『お邪魔します』

千歌『みんなには来週のミーティングで私から言うよ!』

梨子『お願いねリーダーさん』

12: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:22:33.50 ID:sEEo4sRD.net
曜(何これ……?)

曜(ねぇ…何のことなの…?)スィスィ

曜(梨子ちゃんとはなんでこんなLINEしてるの?)

曜(私とはそんなにしてないのに…)

曜(もしかしてあの日も……)

14: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:25:20.82 ID:sEEo4sRD.net
曜(考えないようにしていた)

曜(どうしてあの日、あんな時間に千歌ちゃんは来てくれたんだろうって)

曜(お願い…信じさせて……)



曜(この日だ)

18: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:28:34.52 ID:sEEo4sRD.net
梨子『今すぐ曜ちゃんの家に行きなさい』

千歌『どったの急に?もうお風呂入っちゃったし……結構距離あるんだけど……』

梨子『今うまくいってないんでしょ?文句言わない!』

千歌『うまくいってないって訳じゃ……まぁ確かに…』

千歌『わかった、行ってみるよ』

梨子『二人が話しやすいようにしておくから。気を付けてね』

千歌『了解であります』

20: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:32:36.98 ID:sEEo4sRD.net
曜(やっぱそうだよね)

曜(あんな夜遅く来るの嫌だよね)

曜(……私みたいな面倒な女嫌だよね)

曜(………………)

曜(別にLINEに残ってなくても電話だったかもしれない)

曜(それでも……信じたかった……あの日だけは……)

曜(千歌ちゃん…)

<ヨウチャーンマダブシツー?

曜「あっ」

ゴメーンイマイクー>

24: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:36:53.11 ID:sEEo4sRD.net
曜「千歌ちゃんスマホ忘れてたよ」ヒョイ

千歌「あっ!ありがとー曜ちゃん!」

千歌「もしかして覗いてた?」

曜「はは、そんなことするわけないじゃん。ちゃんとロックもしてるんでしょ?」

千歌「一応ね!別に曜ちゃんになら見られてもいいけどね」

曜「じゃあ今度見せてね」

千歌「もーまたまたー、ほら準備体操して」

曜「うん」



曜「みなさん待たせてごめんであります!今日も全速前進ヨーソロー!」

28: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:40:21.52 ID:sEEo4sRD.net
金曜日帰り道バス


善子「ねぇ…曜」

曜「んー」

善子「最近なんだか元気ないわね」

曜「そうかなー?」

善子「……気分転換に明日は遊びに行かない?」

曜「いいよ」


善子「それじゃまた明日。時間は連絡するわね」

曜「うん、おつかれー」

32: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:43:54.15 ID:sEEo4sRD.net
土曜日

善子(曜さん大丈夫かしら)

曜「おはヨーソロー!」

善子「お、おはよう」

曜「善子ちゃん!昨日はごめんね!素っ気無かったよね。もう大丈夫だから!」

善子「ならいいわ。愚かなリトルデーモンを導くのも私の役目だもの。あとヨハネ」

曜「またそうやってすぐ調子乗るー」

善子「ちょ」

曜「ほら暑いからはやくいくよーよい子の善子ちゃん」グイッ

善子「だからヨハネだってヴぁ!」

35: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:47:33.37 ID:sEEo4sRD.net
ゲーセン

善子「」シュバババババババ

曜「善子ちゃん音ゲー上手だねー」

善子「ふふ、これでも昔は沼津のリュトムス・フォールン・エンジェルと呼ばれていたのよ」

曜「なんか安易な名前だね、それに長いし」

善子「いいのよ!」

曜「それに昔って中学生の頃のことでしょ?」

善子「ま、まぁ…そうとも」

曜「最近はやってないの?」

善子「最近は…練習とか衣装優先であまり・・・」

曜「善子ちゃんは真面目な子だなー善子ヨシヨシ」

善子「ちょっと!馬鹿にしないでよね!」

37: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:50:29.86 ID:sEEo4sRD.net
善子「見なさい!ヨハネのこの華麗なドリフトをおおおおおあああああああああああ」ガシャーン

曜「おっさきー」

曜2位
善子12位

善子「なぜ…アニメだと上手くいってたのに!」

曜「アハハ、善子ちゃんの運転する車は乗りたくないなー」

善子「どういう意味よそれ!」

39: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:53:30.45 ID:sEEo4sRD.net
曜「善子ちゃんプリクラ撮ろうか」

善子「フフフ…この堕天使ヨハネと一緒に写ること光栄に思いなさい」

曜「はいはいヨハネ様ー」

善子「もっと気持ち込めなさい!」

曜「これにしよっか」

善子「スルー!?」

40: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 10:56:29.15 ID:sEEo4sRD.net
曜「最近のプリクラは複雑だねー」

善子「そ、そうね…」

曜「もしかして……はじめて?」

善子「そそそ、そんなわけないじゃない!」アセアセ

曜「ほんと可愛いなもー」ギュッ

善子「暑いってヴぁ!」

41: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:00:28.93 ID:sEEo4sRD.net
曜「曜アンドエンジェルっと」

善子「ちょっと、なんで私が天使なのよ。堕天使よ!」

曜「いいの。今日の善子ちゃんは私にとって天使みたいなものだから」

善子「…………そうね。たまには天界に昇ってみるのも悪くないわ」

善子(やっぱり何かあったんじゃない…)

42: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:04:14.83 ID:sEEo4sRD.net
曜(ふふ、スマホに貼っちゃおうかなー)ワクワク


<リコチャン、アゴクイスキナンデショー

<エ"ッッ!?ダレカラキイタノ!?

<ホラホラー

<アッ、チョッ


曜(…………………………)

46: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:07:48.48 ID:sEEo4sRD.net
善子「?」

善子「もうでてきてるわよ?」

曜「ごめん。私帰る」スタスタ

善子「えっ?ちょっ!」

善子「曜さん!まっ」

50: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:10:44.06 ID:sEEo4sRD.net
千歌「ほらー見て見て!梨子ちゃん可愛いく撮れてる!」

梨子「もう…不意打ちはずるいわよ」

梨子「それに千歌ちゃんのこの顔…何?」

千歌「えへへーかっこいいでしょ?」

梨子「変」

千歌「もうー素直じゃないんだからー」

56: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:13:31.01 ID:sEEo4sRD.net
善子「………………」


千歌「あっ、善子ちゃん!」

梨子「あら、奇遇ね」

善子「こ、こんにちは…」

千歌「こんにちは!善子ちゃん一人?」

善子「え、えぇ…一人よ」

梨子「なんでまた一人でゲームセンターに?」

善子「ぐっ……き、きたるべきラグナロクに備えて魔力を補充していたの」

梨子「そ、そう…」

千歌「良かったら善子ちゃんも一緒に───」

善子「ごめんなさい!帰ります!」タッ

57: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:16:22.53 ID:sEEo4sRD.net
千歌「む、なんだか避けられてる?」

梨子「日頃の行いね」

千歌「梨子ちゃんひどい!」



千歌「あっ、もう遅いよーどこ───」

──────────

──────

───

善子「曜さん待って!ハァ…ハァ…一緒に…帰りましょ…」

曜「善子ちゃん……」

曜「うん…帰ろうか」

60: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:19:20.05 ID:sEEo4sRD.net
バス

曜「善子ちゃんごめんね」

善子「私こそ……私が遊びに行こうなんて言わなければ……」

曜「ううん、善子ちゃんは悪くないよ。悪いのは全部私なの」

善子「でも…」

曜「このこと誰にも言わないで」

善子「………………わかったわ」

曜「約束……だよ?」

善子「堕天使ヨハネの名に誓うわ」

曜「それ信用できないなー」

善子「……私、曜さんのこと好きよ」

曜「何それ、誤魔化してるー?」

善子「ただ言いたくなっただけよ」

曜「……ありがと、可愛い堕天使さん」

62: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:21:39.04 ID:sEEo4sRD.net
曜「よーし!それじゃ!寄り道してこっか!善子ちゃんいいかな?」

善子「…ええ」

曜「あんまりお金使わなかったからお姉ちゃん奢るよ!」

曜「すいませーん!次降りまーす!」ピンポーン

善子「声ださなくていいわよ…」

63: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:25:50.56 ID:sEEo4sRD.net


曜(善子ちゃん今日はありがとう)

曜(私、勇気だしてみるね)

LINE

曜『千歌ちゃん!明日ちょっと会えないかな?』

千歌『ごめん!明日は家の手伝いしなきゃいけないの。もし急用なら今、電話じゃダメかな?』

曜『わかった。私からかけるね』

64: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:28:09.40 ID:sEEo4sRD.net
電話

曜「……もしもし」

千歌「はいはーい千歌ですよー」

曜「急にごめんね」

千歌「ううん、どったのー?」

曜「あのね…千歌ちゃんに聞いてほしいことが」

<チカチャーントアケテー

千歌「あっ、ちょっと待ってね」

曜「……………………そっか」

千歌「ごめんねー、実は今日梨子ちゃんと」

プープー

千歌「あれ?切れてる…」

69: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:31:10.20 ID:sEEo4sRD.net
電源をOFFにします


曜(馬鹿だなぁ…私)

曜(覗き見したじゃん)

曜(今日は梨子ちゃんとデート、それにお泊りも?かな)

曜(明日も邪魔されたくないよね)

曜(はぁ……何やってるんだろう私)

曜(何がしたいんだろう私……)

74: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:34:30.32 ID:sEEo4sRD.net
月曜日ミーティング

ダイヤ「とりあえず当面の目標としましては例のPV撮影のための作詞、作曲、衣装作りですわ」

ダイヤ「作詞は千歌さん、花丸さん。作曲は梨子さん。衣装デザインを曜さん。で、いいですわね?」

7人「はーい」

ダイヤ「デザインが決まればルビィ、善子さん、曜さんの3人で衣装作りを」

ダイヤ「振り付けは3年生を中心にみなさんの意見を取り入れる……」

ダイヤ「言ってしまえばいつもと変わりませんが改めて」

ダイヤ「今週の練習メニューは新曲を進めつつ、既存曲のパフォーマンス向上を目指します」

ダイヤ「何か意見がある方は挙手を」

78: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:36:33.34 ID:sEEo4sRD.net
千歌「はいはいはーい」

ダイヤ「千歌さん、はいは一回」

千歌「はい…」

千歌「ほら、梨子ちゃんも来て」グイ

梨子「え」

千歌「コホン、えーっと、私と梨子ちゃんからみんなにお願いがあります」

梨子「ちょっと、私は別に─」

千歌「照れない照れない」

80: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:38:10.87 ID:sEEo4sRD.net
曜(……………………)

曜(嫌だ……聞きたくない……)

曜(私一体どんな顔すればいいの?)

曜(なんで今なの……)

曜(どうして私じゃないの……)

曜(二人のこと祝福なんてできないよ……)

82: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:40:06.30 ID:sEEo4sRD.net
千歌「ねぇー曜ちゃーん聞いてる?」フリフリ

曜「えっ…あっ……お、おめでとう?」

千歌「もう曜ちゃん気がはやいよー」

梨子「ふふ、ありがとう曜ちゃん」ニコッ

曜(ずるいよ…梨子ちゃん…)

曜(梨子ちゃんのこと嫌いになんてなりたくないのに……)

84: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:42:06.92 ID:sEEo4sRD.net
ダイヤ「ではミーティングはこれで終了します。練習始めますわよ」

6人「はーい」

<ヨシコチャンゲンキナイズラー

<ソ、ソンナコトナイワヨ!

<モウオナカスイタズラ?

<アンタトイッショニスルナ!

86: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:44:18.90 ID:sEEo4sRD.net
水曜日練習後


果南「曜、最近調子悪そうだけど大丈夫?」

曜「え?あ……ごめん」

果南「謝らなくていいよ。ただ体調悪いなら無理しないでよ?」

曜「う、うん。ありがと果南ちゃん」スタスタ

果南「…………」

鞠莉「どう?」

果南「心ここにあらずって感じ」

鞠莉「oh…もしかしてまたなのかしら」

果南「またって?」

鞠莉「ここじゃあれだから───」

89: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:46:29.35 ID:sEEo4sRD.net
果南「へぇーそんなことあったんだね」

鞠莉「ええ…一応解決したはずなんだけど」

鞠莉「それに今の曜は嫉妬ファイヤーというよりも…」

果南「よりも?」

鞠莉「……燃え尽きてしまったような感じがするわ」

果南「ふむ」

鞠莉「あ、一応ダイヤには言わないで頂戴ね。あの子すぐ顔にでるから」

果南「わかってるって」

90: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:48:34.89 ID:sEEo4sRD.net
曜(果南ちゃんに気づかれちゃった…)

曜(いや・・・みんなも気を使ってくれてる……)

曜(もっとちゃんとしなきゃ…)

梨子「ねぇ曜ちゃん」

曜「な、なに」

梨子「月曜…からかしら。私と全然顔合わせてくれないよね」

曜「そ、そんなことないよ…」

梨子「ほら、今だって目を合わせてくれないもの」

曜「その…最近ちょっと気分悪くて……」

93: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:50:40.30 ID:sEEo4sRD.net
梨子「大丈夫なの?曜ちゃん無理しちゃいそうだから心配よ」

曜「あはは、自分の体のことは自分が一番わかってるよ」

曜(原因が梨子ちゃんなのもね)

梨子「ならいいんだけど…でも、顔色悪いわよ?熱とかない?」サッ

曜「触らないで!」バチン!

梨子「痛っ」

曜「あっ…」

梨子「……」ジンジン

95: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:53:26.34 ID:sEEo4sRD.net
曜「ごめんなさい!私……」

千歌「どうしたの二人とも?」トコトコ

梨子「なんでもないの千歌ちゃん」

曜「大事な手なのに……本当にごめんなさい…私ちゃんと休むから…」

千歌「えっ?えっ?」

梨子「いいの気にしなくて、私もいきなりごめんなさい…」

曜「梨子ちゃんは悪くない!本当にごめんなさい……ごめんなさい…私…先帰るね…」

千歌「えっ、ちょ、曜ちゃーん!」


善子「待って!曜さん!」シュバッ

97: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:55:20.87 ID:sEEo4sRD.net
バス

曜「善子ちゃん」

善子「ん」

曜「私、明日明後日学校休むね」

善子「……わかったわ」

曜「月曜には行くと思うから……」

善子「ええ…いつまでも待ってるわよ」

曜「……ありがとう」

善子(だって…私はエンジェルだもの)

102: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 11:57:28.78 ID:sEEo4sRD.net
金曜日

千歌「曜ちゃんどうしたんだろう…」

果南「連絡もつかないの?」

梨子「電源が入ってないみたいなの…」

鞠莉(oh…どうやら重症の様デスネ…)

ダイヤ「まさか…インフルエンザとかじゃないでしょうね!?」

ルビィ(お姉ちゃん……)

花丸「心配ずらー」

善子「…………」

千歌「私、明日曜ちゃんの家行ってみる!」

梨子「…そうね、曜ちゃんのことは千歌ちゃんが一番だものね」

千歌「まかせて!絶対理由を聞いてくるから!」

106: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:00:11.96 ID:sEEo4sRD.net
土曜日

千歌「曜ちゃんと話がしたいんですけど…」

曜ママ「ごめんなさいね・・・あの子返事してくれなくって…」

千歌「そうですか…」

曜ママ「こんなこと初めてだから私もどうしていいか…」

千歌「あ、あの!」

曜ママ「ん?」

千歌「えっと……いや、その…曜ちゃんに……月曜は来てね!って練習は参加しなくてもいいからって……」

曜ママ「ええ。必ず伝えるわね」

千歌「ありがとうございます!」

千歌「それじゃ私はこれで…」

曜ママ「わざわざごめんなさいね」

千歌「いえ!失礼します!」

109: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:02:32.67 ID:sEEo4sRD.net


曜ママ「曜、月曜は学校行くの?」

曜「……一応、そのつもり」

曜ママ「今日千歌ちゃんが来てたのよ」

曜「うん……知ってる……」

曜ママ「千歌ちゃんと何かあったの?」

曜「……………………」

曜ママ「……無理に話さなくてもいいわ。話せるようになったら話してね」

曜「ごめん…ママ…」

曜ママ「いいのよ。待つのは得意だもの」

111: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:04:42.88 ID:sEEo4sRD.net
月曜日

曜「……あっ」

善子「おはよう」

曜「私……結構ギリギリにでたつもりなんだけど……」

善子「待ってるって言ったじゃない」

曜「ありがとう……ヨハネちゃん」

善子「だからヨハ……って、あれ?」

曜(今日みんなに言おう……少しAqoursから離れるって……)

114: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:06:55.78 ID:sEEo4sRD.net
千歌「あ!曜ちゃーん!おはよう!」

梨子「おはよう曜ちゃん」

曜「おはよう…」

曜「梨子ちゃんこの前は本当にごめんね」

梨子「ちょっといい音がなっただけでなんともないから平気よ」

梨子「そんなに心配しないで」

曜(梨子ちゃん優しいな……千歌ちゃんが好きになるのもわかるよ)

千歌「曜ちゃんこそ大丈夫?無理しなくていいんだからね?」

曜「うん……今日はミーティングだけ参加するね」

曜(言わなきゃ……)

117: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:08:31.49 ID:sEEo4sRD.net
ミーティング

ダイヤ「新曲の進捗状況を確認します」

ダイヤ「作詞のお二人どうですの?」

千歌「そ、それが~ちょっと筆が進まなくて~」パクパク

花丸「まるもちょっと……」モグモグ

ダイヤ「二人とも口より先に手を動かしなさい!」

ダイヤ「梨子さん、申し訳ないですが作詞の方にも協力を……」

梨子「一緒に考えてはいるんですが~ははは」

ダイヤ「…………」

118: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:10:51.22 ID:sEEo4sRD.net
ダイヤ「え~……では、曜さん……デザインは進んでいますか?」

曜「…………ごめんなさい。まったく……」

ダイヤ「そうですか……」

ルビィ「あの!」

ダイヤ「どうしましたルビィ」

ルビィ「これ……私と花丸ちゃんで考えてみたんだけど……」スッ

ダイヤ「おお!これはまるで天使が描いたような衣装ですわね!」

果南「ダイヤうるさい。でもすごく可愛いね」

鞠莉「キュート!今回のイメージにもぴったりね♪」

121: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:12:44.68 ID:sEEo4sRD.net
ダイヤ「曜さんも見てくださいまし」

曜「う、うん……」

曜(……すごい…可愛い…私が考えるよりもずっと…)

曜(私がいなくなってもルビィちゃんがいれば……)

ダイヤ「曜さん……その」

曜「あ、うん…すごく可愛い……これでいいと思う」

ダイヤ「では、今回はルビィと花丸さんの案を採用するということで……」

果南「……………………」

126: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:15:17.49 ID:sEEo4sRD.net
果南「曜、何か言うことがあるんじゃない?」

曜「え……ごめん……その…急に休んじゃったりして……」

果南「そうじゃなくて」

曜「えっと……」

果南「二人はさ、曜のこと気遣って考えてくれたんだよ?」

果南「私達も曜一人にデザイン全部任せたりしない」

果南「けどさ、今回は曜が作ることになってたんだからお礼くらいすぐにでてきてもいいんじゃないかな」

曜「……ごめん」

128: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:17:18.87 ID:sEEo4sRD.net
果南「だからごめんじゃなくて」

曜「……ルビィちゃん、花丸ちゃんありがとう」

ルビィ「る、ルビィはいつも曜ちゃんが考えてくれてるからたまにはって……」

花丸「まるはアイデアをだしただけずら」

曜「本当にありがとうね……二人とも」

果南「……………………」

果南「ねぇ曜……最近なんだかおかしいよね」

善子(………………)

130: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:19:45.30 ID:sEEo4sRD.net
曜「………………」

果南「私達もさ、調子悪いのかなって、風邪でも引いたかなって心配したけど」

果南「違うよね?」

曜「それは……」

果南「私達チームなんだよ?話せない?何悩んでるの?」

曜(言えない……みんなには……絶対……)

果南「また黙り込んで……みんなあんたに気を使って練習だって───」

134: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:23:12.86 ID:sEEo4sRD.net
ダイヤ(あわわわわ……やばいですわ……まずいですわ……)

ダイヤ(ここは生徒会長兼Aqours創設者であるわたくしがしっかりしないと……)

ダイヤ「お、お二人ととも、ここここは一旦落ち着いてわたくしに」

果南「ダイヤは無理しなくていいから黙ってて!!」

ダイヤ「……ハイ」

果南「別にみんなには言わなくてもいいから、せめてリーダーの千歌にはちゃんと言いなよ」


千歌「……曜ちゃん。私にも話せないこと……なのかな?」

135: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:25:50.31 ID:sEEo4sRD.net
曜(……………………)

曜(無理だよ……言えるわけない……)

曜(千歌ちゃんにだけは……絶対……)

千歌「私達……親友……だよね?」

曜(……親友。親友親友親友親友親友)

曜(そう……どこまでいっても親友……ただの友達)

曜(ただの友達にこんなこと想うなんて普通じゃないの)

140: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:28:06.43 ID:sEEo4sRD.net
曜「…………私」

曜(みんなにこんな迷惑かけて……)

曜「Aqours…………」

曜(一緒にいる資格なんて……)

曜(ない)


曜「…………やめる」

147: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:31:00.32 ID:sEEo4sRD.net
千歌「えっ……」

梨子「曜ちゃん……」

善子(曜さん……)

ダイヤ「ちょっと曜さん!いくらなんでもそ」

果南「ダイヤ」

ダイヤ「ハイッ」

ダイヤ(なんでですの…)

果南「今それを言うってことは…本気なんだね?」

149: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:33:34.03 ID:sEEo4sRD.net
曜「……うん、本気だよ」

千歌「待ってよ!曜ちゃんどうして!!」

果南「なら明日退部届持ってきて」

鞠莉「ちょっと果南」

曜「っ……いいよ、一枚でも二枚でも持ってくるよ!!」

曜「さよなら!!」

千歌「曜ちゃん!」

曜「こないで!!!」ダッ

157: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:37:41.25 ID:sEEo4sRD.net
果南「ほっときな千歌」

千歌「でも……」

果南「ああいうのは追って来てほしくてしょうがないの」

果南「少し一人で頭冷やさせないと」

鞠莉「なんだか曜に冷たすぎない?」

ダイヤ(わたくしにも冷たいですわ)

果南「・・・・・・・・・・・・」


果南「さ、みんな練習始めるよ」

<コワカッタズラ…
<フェェ…
<……

158: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:40:00.82 ID:sEEo4sRD.net
千歌「…………」

千歌「……ごめんみんな、やっぱり私行ってくる!」ダッ

果南「ちょっと千歌!」

果南「…………」

果南「ふぅ…」

167: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 12:44:11.24 ID:sEEo4sRD.net
果南「疲れた」

ダイヤ「疲れたってあなた!曜さんのことあんな風に言わなくても!」

鞠莉「そうよ果南、いくらなんでも言いすぎ。ホントに退部届持ってきたらどうするのよ」

果南「その時はその時だけど、もう大丈夫だよ」

ダイヤ&鞠莉「へ?」

果南「あの二人は本気で喧嘩したことなんてないの」

果南「ああでもしないと本音をぶつけられないんだよ」

ダイヤ「あなたまさか全部知って!?」

果南「知らないよ、ただ可愛い天使にお願いされちゃったからね」

194: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:24:31.83 ID:sEEo4sRD.net
浜辺

曜(あーあ)

曜(言っちゃったなぁ)

曜(でも……いつかこうなるって)

曜(そんな気はしてた……)

曜(私はただ……)

曜(千歌ちゃんがいたからスクールアイドルをやってただけで……)

曜(スクールアイドルに拘ってたわけじゃない……)



<ヨウチャーン

曜(……千歌ちゃん)

196: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:27:02.55 ID:sEEo4sRD.net
千歌「はーっはーっ……曜ちゃん待って…」

曜「逃げないよ。で、何?また梨子ちゃんに言われて来たの?」

曜(私、何言ってるんだろう)

千歌「何でそんなこと言うの?梨子ちゃんが関係してるの?」

曜「それとも果南ちゃんかな?」

曜「ま、どっちでもいいけど」

千歌「ねぇ…曜ちゃん……なんで話してくれないの…どうしてやめるなんて……」ポロポロ

曜(なんであなたが泣くの)

曜(泣きたいのはこっちだよ)

曜(……………………)

曜「私さ、見ちゃったんだ」

曜「千歌ちゃんのスマホ」

197: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:28:59.03 ID:sEEo4sRD.net
千歌「え……?」

曜「ホント馬鹿だよね、勝手に覗いて、勝手に傷ついて……みんなに迷惑かけて」

曜「千歌ちゃんにも……」

曜「前と同じ……私なんかのためにめんどくさいよね」

曜「Aqoursのリーダーとして仕方なく来たんでしょ?」

曜「ごめんね。もう大丈夫だから……明日退部届渡すからみんなには」

バチンッ

曜「痛っ」

曜「な…」

千歌「意味わかんないよ!!」ポロポロ

198: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:31:21.55 ID:sEEo4sRD.net
曜「っ…」

千歌「何なの!?私のスマホ見たから何!?私馬鹿だからハッキリ言ってくれないとわかんないよ!」

曜「…………」

千歌「ビンタしたのは謝るよ!でも全部ちゃんと言ってよ!私のこと嫌いになったなら嫌いって……うぅ」

曜「…………」

曜「じゃぁ全部言うよ……」

曜「スゥー……」

201: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:33:52.71 ID:sEEo4sRD.net
曜「千歌ちゃんの薄情者!ずっと一緒にいたのに梨子ちゃん梨子ちゃんって!」

曜「私に何も話してくれないの千歌ちゃんじゃん!」

曜「弱音も私じゃなくて梨子ちゃんに言って」

曜「合宿の時だって二人で抜け出して」

曜「ピアノのことも勝手に二人で決めて」

曜「私のこと梨子ちゃんの代わり扱いしてさ!」

曜「私の気持ち気付いてくれたかなって思ったら梨子ちゃんに言われて嫌々来ただけだし!」

曜「スマホのパスも梨子ちゃんの誕生日だしさ!」

曜「私ピエ じゃん!二人にいいように振り回されて!」

203: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:36:14.89 ID:sEEo4sRD.net
曜「もうつらいの……千歌ちゃんと一緒にいるの……」

千歌「グスン……やっと話してくれたね」

曜「私のこと嫌いになったでしょ、こんな重い友達なんて迷惑だよね」

千歌「ううん……良かった」グシグシ

曜「何が良かったって言うの!?私の気持ちなんて千歌ちゃんにはわからないよ!!」

千歌「私さ……曜ちゃんが留学とか引っ越しで遠くに行っちゃうんじゃないかってすっごく心配してたんだよ」

曜「え……」

千歌「でも違った」

千歌「ただのすれ違いだったんだよ」

207: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:39:01.85 ID:sEEo4sRD.net
曜「ただのって……もう遅いよ……」

千歌「曜ちゃん、よく聞いててね」


わたしはああああああ!ようちゃんのことがああああああ!だいすきだあああああああああああ!!


曜「なっ……いまさらそんなこと言ったって……」

千歌「曜ちゃんは私のことどう思ってる?」

曜「だって……もう千歌ちゃんは梨子ちゃんと……」

千歌「梨子ちゃんは関係ないでしょ」

曜「関係ある!だって二人はもう……」

千歌「二人は何?」

曜「付き合って……」

208: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:41:14.29 ID:sEEo4sRD.net
千歌「付き合う?なんでそう思うの?」

曜「だって…前のミーティングで二人が……」

千歌「曜ちゃん、ちゃんと話聞いてた?」

曜「…」

千歌「あれはね、梨子ちゃんの誕生日を記念して」

千歌「想いよ一つになれを梨子ちゃんセンターで撮ろうってみんなにお願いしたんだよ?」

千歌「パスワードも誕生日忘れないように前に設定したのわたしばかだから」

曜「…………でも土曜日だって二人でデートして」

千歌「曜ちゃんと二人で遊びに行くことだってあるでしょ」

千歌「それに先週は果南ちゃんと三人だったし」

曜「嘘……プリクラ二人で撮ってたもん……」

千歌「果南ちゃんが恥ずかしがって他行ってたの」

209: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:43:28.76 ID:sEEo4sRD.net
曜「……でもお泊りもしてそうだったし、次の日会えないって……」

千歌「夜は想いよ一つになれの振り付けを見直したり、私と梨子ちゃんの振り付けを考えなおしてたの」

千歌「それに泊まってないよ。隣だから遅くまでいただけで」

千歌「日曜は本当に手伝いがあったの。しまねぇに聞く?というか電話切らないでよ」

曜「………………でも、でもあの日だって嫌々!」

千歌「そりゃお風呂入ってさっぱりした後に自転車で遠くまで行けって面倒でしょ」

千歌「曜ちゃんは思わない?」

曜「…………千歌ちゃんのためなら」

千歌「事情もよくわかってないのに?少しも?」

曜「……少し……思います」

211: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:45:33.27 ID:sEEo4sRD.net
千歌「それにさ、私気付いてたよ」

曜「え?」

千歌「曜ちゃんが嫉妬してくれてるって」

曜「じゃぁ…どうして…」

千歌「だってさ、初めてだったんだよ?」

千歌「ずっと私の憧れだったキラキラ星の曜ちゃんが私のことで嫉妬してるなんて」

千歌「私つい、いじわるしたくなっちゃって」

千歌『どうしても、梨子ちゃんと練習してた歩幅で動いちゃって…』

千歌「とか言っちゃってさー」

曜「……」

千歌「でも曜ちゃんがあんなに落ち込んでるとは気付けなかった」

千歌「だから梨子ちゃんに言われて行ったの……ごめんね」

曜「…………ううん」

212: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:47:41.43 ID:sEEo4sRD.net
千歌「弱音はね、曜ちゃんに私の弱いとこ見せたくなかったの」

曜「……」

千歌「私よりずっと高いとこでキラキラしてた曜ちゃんだもん」

曜「……」

千歌「やっと一緒にキラキラできるスクールアイドル見つけて……」

千歌「頑張って曜ちゃんの隣に立っていなきゃと思ってたんだよ?」

千歌「なのに曜ちゃんはすぐ『やめる?』『悔しくないの?』って」

千歌「あれ実は結構イラっときてたんだがらね?」

曜「…………ごめんなさい」

214: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:49:12.47 ID:sEEo4sRD.net
千歌「あとピアノと合宿だっけ?」

曜「…………うん」

千歌「ピアノはね、私が盗み聞きしちゃったからみんなには言えなくて」

千歌「合宿で抜け出したのはピアノのこと話してたの。勝手に決めてごめんなさい」

千歌「実はあの後、果南ちゃんに怒られちゃった」

千歌「果南ちゃんって怒ると怖いよね」

曜「うん……」

215: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:51:08.48 ID:sEEo4sRD.net
千歌「あと何か聞きたいこと、言いたいことある?」

曜「…………」

曜(こんなこと聞いちゃいけない)

千歌「なんでもいいよ」

曜(千歌ちゃんを困らせるだけで……)

曜「……………………私と梨子ちゃんどっ」

千歌「曜ちゃんだよ」

217: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:53:04.41 ID:sEEo4sRD.net
千歌「曜ちゃんは自分のこと重いって言ったけど」

千歌「曜ちゃんは全然重くなんかないよ」

曜「重いよ!!だってまだ……千歌ちゃんのこと信じきれなくて……」

千歌「私と曜ちゃんの想いってね、きっと同じくらいの重さなの」

千歌「私はね曜ちゃんとずっと一緒にいたいよ。おばさんになってもおばあちゃんになっても」

千歌「今までずっと一緒だったんだもん。これから先も一緒にいたい。離れたくないよ」

千歌「重いかな?」

曜「重くないっ!」ポロポロ

219: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:55:35.06 ID:sEEo4sRD.net
曜「千歌ちゃぁぁぁん」ギュッ

千歌「あっ、ちょ」グラッ

曜「千歌ちゃん…わたし…わたし……」

千歌「もーまたこれー?」

曜「ヒック……ごめんなさい……ごめんなさい……」

千歌「……わたしもごめんね」ヨシヨシ

曜「っ……ぅぁぁぁああん」

───
──

220: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 13:57:19.46 ID:sEEo4sRD.net
千歌「落ち着いた?」

曜「…………うん」

千歌「じゃあもう一度聞くよ、私のことどう思ってる?」

曜「大好き…誰よりも……ずっと前から……」

千歌「やっと言ってくれたね」

曜「……ごめん」

千歌「Aqoursはやめちゃうの?」

曜「やめない!やめたくない……」

千歌「ならみんなに謝らないとね」

曜「うん…」

千歌「私も一緒に謝るから」

曜「うん……」

千歌「顔……洗ってからいこっか」

曜「…………うん」

223: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 14:00:00.34 ID:sEEo4sRD.net
部室


曜「みんな本当にごめんなさい!」

千歌「ごめんなさい!」

7人「…………」


梨子「二人ともおかえりなさい」

ダイヤ「わたくしは帰ってくると信じていましたわよ」ポロポロ

花丸「よく言うずら」

ルビィ「花丸ちゃん!」

善子「戻ってきてよかったわ……」ウルウル

鞠莉「曜、ジャパニーズドゲザはやめなさい。ちかっちも顔あげて」

曜千歌「…」スッ

鞠莉「2年もかかった誰かさん達と違って2時間で解決したんですもの」

鞠莉「誰も気にしてないわ」

ダイヤ「あなたがそれを言いますか……」

227: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 14:02:11.11 ID:sEEo4sRD.net
曜「でも……みんなにたくさん迷惑かけた……」

曜「態度も悪かったし……梨子ちゃんに暴力ふるったり……」

梨子「暴力だなんて思ってないわよ」

鞠莉「態度が悪いなんてレディならよくあることよ♪」

8人「…………………………」

曜「…………やめるなんて簡単に言っていいことじゃないのに」

果南「そうだね」

果南「それなりのケジメは付けてもらわないとね」

233: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 14:04:22.97 ID:sEEo4sRD.net
ダイヤ「果南さん、曜さんは十分反省しています。それにもう冷たくする必要は」

果南「…」キッ

ダイヤ「ヒッ・・・」

曜「いいのダイヤさん……果南ちゃんなんでも言って。みんなも」

曜「雑用でもなんでも……衣装だって次までに色々考え……」

果南「雑用はみんなで分担、一人にやらせたりしない。衣装はまぁ考えてもらうけど」

果南「でも今は……」

曜「…………」

果南「今度の新曲の詩、曜が書いて」

236: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 14:06:42.47 ID:sEEo4sRD.net
曜「…………新曲って今度の水族館のPVの…?」

果南「そう。衣装はルビィちゃんと花丸ちゃんが考えてくれたからね」

曜「でも私……詩なんて書いたことが……」

果南「今の曜ならいいの書けるんじゃない?」ニコッ

曜「今の私……」

果南「ほら。もう一度ちゃんと見てみな」ピラッ

曜「…………可愛い……人魚の衣装」

果南「曜の今の気持ちを書けばいいんだよ」ボソッ

曜「私の……気持ち……」

曜(千歌ちゃんへの……)

曜「うん……書いてみる!書かせて!」

果南「ふふ、頼んだよ」

239: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 14:09:00.85 ID:sEEo4sRD.net
千歌「曜ちゃんが詩か~、これでもう私が書くことなくなったりして」

曜「あはは、すっごい恥ずかしいけど頑張ってみる」

梨子「私にできることならなんでも言ってね」

曜「うん、初めてだからアドバイスお願い!」

善子「堕天使の言葉ならいつでも聞いて頂戴」ギラッ

花丸「善子ちゃんはまる達と一緒に衣装作りずら~」グイッ

善子「ちょっ!伸びるでしょ!」

ルビィ「フリフリがいっぱいだから頑張らないとね」

240: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 14:11:07.04 ID:sEEo4sRD.net
ダイヤ「まったく果南さんは紛らわしいんですの」

果南「ダイヤの察しが悪いだけだよ」

ダイヤ「にしたってわたくしだけ当たりがきついような……」

果南「気のせいだって~」

鞠莉「ダイヤの頭はダイヤモンドの様に硬いものね~」

ダイヤ「鞠莉さん、ハグしましょうか」ニコッ

鞠莉「嫌よ!絶対頭突きじゃない!」サッ

ダイヤ「お待ちなさい!誰が石頭デスッテ~!?」










245: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/11(土) 14:13:40.88 ID:sEEo4sRD.net
(私、あなたへの気持ちを詩にするね)

(言葉にできなかった想いをこの詩に)

(私の本当の……本当の気持ち)

(あなたは気付いてくれるかな?)

(それとも気付かないフリをしてくれるのかな?)

(きっとあなたはいつもと変わらない様に笑うの)

(でもいいの)

(だって)



(大好きはもう隠さない )

293: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 08:03:54.93 ID:M1ivYYEk.net
梨子家

曜「…………どうかな?」

梨子「うーん、とってもいい詩だと思うけど曜ちゃん大事なこと忘れてるわよ」

曜「へ?」

梨子「この曲は水族館のPVに使うのよ」

曜「あっ」

梨子「それとあくまでもAqoursのみんなで歌う曲よ?」

梨子「これじゃ曜ちゃん一人の千歌ちゃんへのラブソングじゃない」

曜「べ、別に千歌ちゃんに向けたわけじゃ…」

梨子「いまさら隠したって無駄よ。というか隠してるつもりだったの?」

曜「うぅ……私ってそんなわかりやすい?」

梨子「とっても」

294: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 08:06:46.22 ID:M1ivYYEk.net
曜「どうしたらいいかな……」

梨子「それは詩の方?千歌ちゃんのこと?」

曜「詩の方だよ!」

梨子「ふふ、冗談よ」

梨子「そうねぇ……サビはこのままの感じで」

梨子「他はパーティソングをイメージして書いてみたら?」

曜「パーティソング…」

梨子「明るく、わいわいした感じで。私達アイドルだしね」

曜「わかった、書いてみる」

295: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 08:08:47.13 ID:M1ivYYEk.net
梨子「あと水族館要素を忘れずにね」

曜「うん」

曜「…………」

曜「水族館……千歌ちゃん……」

曜「…………」

曜「二人で……行きたいな……」

梨子「それよ!」

曜「きゅ、急に大声ださないでよ…」

梨子「千歌ちゃんとの水族館デートを思い浮かべながら書けばいいのよ」

296: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 08:10:58.59 ID:M1ivYYEk.net
曜「水族館デート…」

梨子「ストーリー仕立てにするとイメージしやすいでしょ?」

曜「た、たしかに…」

曜「…………」

梨子「…………」

曜「…………」ニヤニヤ

梨子「……………………」

梨子「もう実際に行ってみれば?」

曜「えっ」

梨子「取材って大事よ」

梨子「それに行きたいんでしょ?」

297: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 08:12:53.80 ID:M1ivYYEk.net
曜「無理無理無理無理」

曜「今は特に無理だって!」

梨子「今行かなきゃ詩にできないじゃない」

曜「で、でもう……」

梨子「それとも私と行く?」

曜「…………」

梨子「私も作曲のイメージ掴みたいし」

梨子「千歌ちゃんには内緒にしておいてあげるから♪」

曜「悪女だ!このおんな悪女!」

梨子「ちょっとぉ、何よその言い方」

曜「だってすごい悪い顔してたもん!」

300: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 08:15:42.13 ID:M1ivYYEk.net
梨子「はいはい、冗談よ」

曜「冗談多すぎぃ…」

梨子「だって曜ちゃんからかうの面白いんだもの」

曜「もぅ……」

梨子「さ、手動かして」

曜「うん」

梨子「……」

曜「……」



曜「顎クイされて喜んでたくせに」ボソッ

梨子「なっ」

301: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 08:17:37.49 ID:M1ivYYEk.net
梨子「やっぱり曜ちゃんだったのね!?」

曜「え~何のことかな~?」

梨子「誰にも言わないでって言ったじゃない!」

曜「大丈夫、本のことは言ってないから」

梨子「そういう問題じゃないの!」

曜「いいじゃん別に~嬉しかったでしょ?」

梨子「それとこれとは別!もー!私のイメージがああああ」

曜「本のことさえ知らなければ可愛いだけだって」

302: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 08:21:08.66 ID:M1ivYYEk.net
曜「いや~でも意外だったなぁ~あの梨子ちゃんがあんな趣味だったなんて」

梨子「…………」

曜「…………じゃ、私詩に集中するから」

梨子「…………」

曜「…………」カキカキ

梨子「…………」

曜「…………」カキカキ



梨子「吐息が聞こえる距離まで近づきたい、あなたがいなくて寂しいの」

曜「ちょおおおおおおおおおおおおおおおお」

梨子「ん?なに急に大声だして」

曜「声にだすのやめて!」

梨子「とってもいい詩だったからつい」

303: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 08:23:11.34 ID:M1ivYYEk.net
曜「ほんと勘弁して……すっごい恥ずかしいんだから……」

梨子「みんなで歌うのよ?そんなんでどうするのよ」

曜「そうだけど違うの!」

梨子「はいはい、邪魔してごめんなさいね」

曜「梨子ちゃんのばか……」

梨子「……」

曜「……」カキカキ

梨子「……」

曜「……」カキカキ

梨子「私にキス、する?しない?してよ!」

曜「わっひゃああああああああああああああ」

304: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 08:25:28.89 ID:M1ivYYEk.net
曜「ちょっと梨子ちゃん!!」

梨子「曜ちゃん意外と大胆なんだな~って思って」

曜「ねぇ怒ってる?実は結構怒ってる?」

梨子「ううん、全然怒ってないわよ」

梨子「ただ曜ちゃんの書く詩があまりにも可愛くて声にだしたくなったの」

梨子「だから全然怒ってないわよ」

曜「怖いよ!」

曜「勝手に言ったの謝るから!ね?」

梨子「本当に?反省してる?」

曜「はい……もう二度と誰かに喋ったりしません……すいませんでした」

305: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 08:27:24.64 ID:M1ivYYEk.net
梨子「どうしようかなー」

曜「……」

梨子「それじゃあ許してあげるかわりに…」

曜「かわりに…?」

梨子「水族館、連れてって」

曜「え……でも……」

梨子「正直ね、あまり作曲のイメージがわかなくて困ってたの」

梨子「それに作詞の曜ちゃんと同じ体験をすればもっといい曲が作れると思うの」

梨子「ダメ?」

307: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 08:29:35.11 ID:M1ivYYEk.net
曜「うぅ……他に誰か誘っちゃダメかな?」

梨子「遊びに行くんじゃないのよ?作詞と作曲の取材なんだから二人の方がいいわ」

曜「でもう……もしバレたら……」

梨子「大丈夫よ、ただの取材だもの。取材だから」

曜「なんか梨子ちゃん怖い……」

梨子「…………そうよね、私なんかと一緒に行きたくないよね……ごめんなさい……」ウルッ

曜「違うの!そうじゃなくて…………わかった!一緒に行くから!ね?」

梨子「言ったわね?約束よ」ケロッ

曜「…………梨子ちゃんて結構いい性格してるよね」

308: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 08:36:23.97 ID:M1ivYYEk.net
NGワードてなんやねん

311: (庭)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 08:59:45.50 ID:PUC2ppW1.net
後日
待ち合わせ場所

曜「梨子ちゃん遅いなー」


<オ-イヨウチャ-ン


曜「へ?千歌ちゃん!?」

314: (庭)@\(^o^)/ 2017/03/13(月) 09:08:08.34 ID:PUC2ppW1.net
千歌「ごめん遅くなって」

曜「え?え?なんで千歌ちゃんが……」

千歌「?」

千歌「三人で水族館に取材だったんでしょ?」

千歌「梨子ちゃん急用で来れなくなっちゃったけど」

千歌「曜ちゃん連絡きてない?」

曜「きてない……」

ピロン♪

曜「あ…」

梨子『お土産ばな詩期待してるわよ』

曜「…………今きた」

千歌「ほらね。それじゃ行っくヨーソロー!」ギュッ

曜「あ、ちょ、千歌ちゃん手は恥ずかしいって!」

千歌「いいからいいからー」



曜(梨子ちゃんのばかああああああああああああ)

349: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 10:58:05.99 ID:7NlcEXgt.net
仲直りの日帰りバス

曜「……善子ちゃん、本当にありがとうね」

善子「……何のことかしら」

曜「いろいろ」

善子「私は別に」

曜「ううん。善子ちゃんがいなかったらこうはなってなかったと思う」

曜「善子ちゃんには本当に感謝してる」

善子「……どういたしまして」

曜「うん!ほんとありがとう」

350: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 11:00:16.98 ID:7NlcEXgt.net
善子「それじゃあ聞いてもいいかしら」

曜「うん、なんでも聞いて!」

善子「千歌……さんとは結局どうなったの」

曜「そ、それ聞いちゃう?」

善子「ええ、だって別人みたいになって帰ってきたから」

善子「まるで堕天使が天使になったみたいに」

曜「私、そんなにひどかった?」

善子「そうね、果南さんと言い合いしてる時は本当に怖かったわ」

曜「うぅ……反省します」

351: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 11:03:19.56 ID:7NlcEXgt.net
善子「で、そんな堕天使が天使になって戻ってきた」

善子「愛憎劇の結末。気になるわ」

曜「愛憎劇て……私はただ千歌ちゃんに不満をぶつけただけだよ……」

善子「梨子ちゃんと私どっちが大事なの!?って?」

曜「……」

善子「……本当に言ったの?」

曜「…………はい」

善子「そ、そう」

352: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 11:06:15.54 ID:7NlcEXgt.net
曜「あー!引いてるなー!」

善子「ひ、引いてないわよ!」

曜「嘘!絶対めんどくさい女だって思ってる!」

善子「お、思ってないってヴぁー!」

曜「お願い!これだけは絶対誰にも言わないで!」

善子「わかってるわよ!堕天使ヨハネの名に誓うわ」

曜「それ信用してないからね?」

善子「……」

353: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 11:09:03.04 ID:7NlcEXgt.net
曜「ほんとにダメだからね……」

曜「もし喋ったら私また堕天使になっちゃうかも」

善子「それはそれで仲間が増えていいかも」

曜「悪魔になるかも」

善子「……誰にも言いません」

曜「よろしい」

354: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 11:12:05.45 ID:7NlcEXgt.net
バス降り

曜「それじゃぁまた明日ね!」

善子「え、えぇ…また明日」

曜「どうかした?」

善子「その……」

善子「土曜は…また来てくれるかしら……」

曜「え?」

善子「違うのよ!私は別にいいんだけど」

善子「ママやリトルデーモン達が最近曜に会えなくて寂しがってたから!」

曜「そっか……じゃ、またお邪魔させてもらおうかな!」

曜「善子ちゃんポエムとか書いてそうだし詩のアドバイスお願いね!」

善子「ちょっと!何よそのイメージ!」

355: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 11:16:20.63 ID:7NlcEXgt.net
土曜善子家

ピンポーン

ドア「ガチャ」

善子ママ「あら曜ちゃん久しぶり」

曜「こんにちは!お久しぶりですお母さん」

善子ママ「さ、あがってあがって」

曜「お邪魔します!」

356: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 11:20:20.53 ID:7NlcEXgt.net
曜「あれ、善子ちゃんは?」

善子ママ「部屋にいるわよー」

善子ママ「でもその前に一ついいかしら」

曜「あ、はい」

善子ママ「善子と喧嘩でもしてた?」

曜「え?」

善子ママ「最近あの子元気なかったから、曜ちゃんもうちに来なくて」

善子ママ「二人が喧嘩でもしてたのかな~って?」

曜「い、いえ!その……えっと……私がちょっとメンバーと喧嘩しちゃって」

曜「善子ちゃんにすごい心配もかけたし、助けられもして……」

曜「だから善子ちゃんには本当に感謝してて……」

358: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 11:25:19.23 ID:7NlcEXgt.net
善子ママ「そういうことだったのね」

曜「はい……」

曜「ご心配おかけしてすいません」

善子ママ「いいのよ。解決したんでしょ?」

曜「はい!おかげさまで」

善子ママ「良かったわ~」

359: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 11:32:14.76 ID:7NlcEXgt.net
善子ママ「……そうね」

善子ママ「これは善子には内緒にしておいてほしいんだけど」

曜「は、はい」

善子ママ「あの子ね、曜ちゃんのことお姉ちゃんができたみたいで嬉しいって言ってたのよ」

曜「……」

善子ママ「だからこれからも善子のことよろしくお願いできるかしら?」

曜「も、もちろんです!」

360: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 11:38:10.24 ID:7NlcEXgt.net
善子ママ「曜ちゃんなら全然迷惑じゃないからいくらでもうちに遊びに来てね」

曜「あ、ありがとうございます」

善子ママ「ただ一緒にお風呂入る時はあんまり善子の体見ないであげてね」

曜「えっ」

善子ママ「あの子自分の発育の遅さを気にしてるフシがあるから…」

善子ママ「特に曜ちゃんと比べちゃうとね~?」

曜「りょ、了解であります!」

曜(やっぱ気にしてたんだ)

361: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 11:44:22.53 ID:7NlcEXgt.net
ドアガチャ

善子「ねぇ~ママ~曜さん来る前に何かご飯作って~」

曜「あ……こんにちは善子ちゃん」

善子「」

善子「ちょぉおおおおおおっと!曜さん来たなら言ってよおおおおおお」

善子ママ「少しお話してたの」

善子ママ「それにいまさらだらしないとこ見られても別にいいじゃない」

善子「イヤアアアアア」

ドタバタ

曜「あはは……」

362: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 11:48:01.03 ID:7NlcEXgt.net
善子部屋

善子「ママと何話してたのよ……」

曜「えーっと、どうして最近来なかったのかーって聞かれちゃった」

善子「なんて言ったの」

曜「私がメンバーと喧嘩したって」

善子「そう……」

善子「何か変なこと言ってなかったでしょうね?」

曜「い、言ってなかったよー」

善子「……ま、いいわ」

363: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 11:51:53.42 ID:7NlcEXgt.net
曜「それじゃ、まず何からする?」

善子「そうね、まずは衣装と詩を一緒に進めましょう」

善子「生放送は夜の方が人くるしね」

善子「今日泊まっていくわよね?」

曜「えっ」

善子「えっ」

曜(『曜ちゃんのことお姉ちゃんができたみたいで』)

曜「う、うん!善子ちゃんとお母さんさえ良ければ!」

善子「ママにはもう言ってあるわよ」

曜「そ、そっか。じゃ、着替え持ってこなきゃ」

364: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 11:57:37.67 ID:7NlcEXgt.net
善子「いいわよ。私の貸すから」

曜「……」

曜(きついんだよなぁ……)

曜(『発育の遅さを気にして』)

曜「お、お言葉に甘えちゃおうかな!」

善子「?」

善子「変な曜。前にも貸したじゃない」

365: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 12:02:05.27 ID:7NlcEXgt.net
夜生放送

善子「今日はリトルデーモン達待望の彼女が来てるわよ」

曜「みんな~久しぶり~!堕天使のヨソロだよ!」

善子「いい加減名前変えた方がいいんじゃないかしら?」

曜「え~でも私こういうの詳しくないし」

曜「もうみんなヨソロにも慣れたよね?」

『慣れた』『ヨハネ様と響き似てるし』『うおおおおおお』

曜「ほら大丈夫だって」

善子「まぁ、みんながいいならいいけど……」

366: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 12:06:01.50 ID:7NlcEXgt.net
曜「最近はちょっとリアルで色々あってね」

曜「よし…ヨハネちゃんの家に来るのも久しぶりなんだ」

善子「ほんとに色々あったわね…」

曜「ほんとごめんね……」

善子「い、いいのよ!こうやってまたうちに来てくれたんだもの!」

『ヨハネ様友達いなかったもんね』
『ヨハヨソ来てる…』『ヨハネ様にはヨソロ様しかいないもんね』

善子「ちょっとアンタ達!調子に乗りすぎよ!」

曜「あはは、ヨハネちゃんはリアルでも人気者だよ!」

367: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 12:09:29.85 ID:7NlcEXgt.net
『二人が喧嘩でもしたの?』

善子「リアルのこと聞くのはNGって言ってるでしょ」

曜「そーそー、さすがに言えないよね」

『でもスクールアイド』

善子「はいBAN」

『また一人ヴァルハラに…』『新参か』『ヨハネ様厳c』

善子「まったくもう」

曜「ルールはちゃんと守らないとね」

369: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 12:14:21.73 ID:7NlcEXgt.net
曜「まぁでもヨハネちゃんのおかげで解決したみたいなもんなんだ」

曜「堕天使って言ってるけど私からしたら天使みたいな子だよ!」

善子「天使と悪魔のハイブリッド…それが堕天使だもの」ギラッ

『さすヨハ』『さすがヨハネ様』『じゃぁヨハネ様にご褒美あげないと』

曜「ご褒美か~確かにヨハネちゃんには何かお礼しないとって思ってたんだ」

善子「別にいいわよ。これだけで十分だって」

曜「え~でも~」

『じゃぁハグで』『いやキスだ』『キスがいい!』『キスしかない』『キス』

370: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 12:20:21.28 ID:7NlcEXgt.net
曜「ちょ、キスって」

善子「リトルデーモン達いい加減にしなさい!」

『キース』『キース』『キース』
『キース』『キース』『キース』
『ほっぺでいいから』『キース』
『キース』『キース』『キース』

善子「なんでこういう時だけ一致団結するのかしら……」

曜「すごいね……」

曜「……」

曜「私……よ、ヨハネちゃんならいいよ」

『うおおおおおおおお』『キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!』『神回』

善子「ちょっと曜さん!何言ってるのよ!」

372: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 12:27:22.89 ID:7NlcEXgt.net
曜「いやでもほっぺだよ?」

曜「女子校ならよくあるって言うしさ?」

善子「そうかもしれないけど!」

曜「よし…ヨハネちゃんは私からキスされるの嫌かな…?」

善子「そ、そんな言い方ずるいわよ……嫌なわけないじゃない」

曜「なら……」

曜「お、お礼だからね?」

善子「う、うん…」

曜「恥ずかしいから目瞑って…」

ジッージッー

善子「電話鳴ってる…」

曜「いいから……」

チュッ

374: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 12:33:03.78 ID:7NlcEXgt.net
『うおおおおおおおおおお』『REC』『コメント消したわ』
『一生ついてく』『目覚めた』『堕天使のキス…』『今夜はお楽しみですね』

善子「っかああああああああああああ!!!!」

曜「///」

『感想はよ』『片方じゃバランス悪い』『お返しするべき』
『MOTTO!MOTTO!』『もっと宣伝しろ』

善子「ってか!私へのお礼なら別に放送する必要ないじゃない!」

曜「善子ちゃんどうだった?」

善子「へ…?や、柔らかかったわよ」

曜「えへへ」

『やったぜ』『いいもん見れた』『ふぅ…』

善子「もおおおおおおおお今日の放送はこれで終わり!じゃ!」ポチッ

375: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 12:36:42.90 ID:7NlcEXgt.net
善子「…………」

曜「…………」

善子「…………はぁ」

曜「…………やっちゃったね」

善子「曜さんのばか……」

<フタリトモオフロイイワヨー

曜「……入ろっか」

善子「ええ……」

376: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 12:40:12.25 ID:7NlcEXgt.net
風呂

曜「かゆいとこありませんかー」

善子「毎回それ言うわね」

曜「えーだってー言いたくなるよー」

善子「別にいいけど」

ザージャバジャバ

曜「はい交代」

善子「ん」

377: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 12:44:30.30 ID:7NlcEXgt.net
曜「私さー」

善子「んー」ゴシゴシ

曜「妹がいたらこんな感じなのかなーって思うんだ」

善子「な、何言ってるのよ」

曜「私も一人っ子だしさーパパもほとんど家にいなくて」

曜「いつもママと二人でいて……姉妹に憧れてたんだよねー」

善子「……千歌さんがいるじゃない」

曜「そうだけどー家も遠いし、歳も一緒だからねー」

曜「一緒に学校行ったり帰ったり…私、善子ちゃんと仲良くなれて本当に良かったなーって思う」

善子「…………」

378: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 12:51:54.41 ID:7NlcEXgt.net
善子「ずるい……」ポロポロ

曜「え?」

善子「……っ」ギュッ

曜「ちょ、ちょっと!善子ちゃん!?」

善子「私がどれだけ心配したかわかってるの!!」

善子「あなたがAqoursやめるって言った時どれだけつらかったか……」

曜「…………」

善子「もう一緒に学校行けないんじゃないかって……」

善子「もう一緒に帰れないんじゃないかって……」

善子「もううちに来てくれないんじゃないかって……」

善子「すっごく不安だったんだから……うぅ…………うぐっ」

379: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 12:55:04.98 ID:7NlcEXgt.net
曜「…………本当にごめんね」

善子「反省……してよねっ……」

曜「うん……もう二度とやめるなんて言わないよ」

善子「ぐすっ……ひぐっ……」

曜「冷めるから湯船入ろっか」

善子「……うん」

380: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 12:58:10.05 ID:7NlcEXgt.net
風呂上がり

善子(ああああああああああああああああああああああ)

善子(やってしまったああああああああああああああああああ)

善子(絶対泣かないって決めてたのにいいいいいいいいいい)

善子(しかも裸で抱きついてえええええええええええええええ)

善子(ああああああああああああああああああ)

善子(もう顔見れないよおおおおおおおおおおおおおおおおお)

381: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 13:02:11.46 ID:7NlcEXgt.net
善子部屋

曜「お、遅かったね…」

善子「髪長いもの……」

曜「…………」

善子「…………」

曜「わ、私も伸ばしてみようかな~」

善子「え……」

曜「ほ、ほら姉妹でお揃いの髪型とか憧れるじゃん?」

善子「…………」

曜「…………ね、寝よっか」

383: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 13:06:18.14 ID:7NlcEXgt.net
曜(いつもより距離が空いてる…)

善子(こんなの寝れるわけないじゃない…)

曜「善子ちゃん起きてる?」

善子「…………えぇ」

曜「それじゃ落ちちゃうかもよ?もっとこっちに寄っていいよ」

善子「…………そうね」モゾモゾ

曜&善子(気不味い……)

384: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 13:15:35.18 ID:7NlcEXgt.net
曜(…………ええい!女は度胸!)

曜「善子ちゃん!」ギュッ

善子「んぐっ」

曜「あ、あのね」

善子(顔に胸が…………でかっ……)

曜「善子ちゃんさえ良ければ私のことお姉ちゃんって呼んでもいいよ!」

善子「は!?」

曜「というか呼んで!二人きりの時!たまにでいいからさ!ね?」ギュー

善子「……く、くるしい」

曜「ご、ごめん!」

善子「…………たまにだけだからね」

善子「…………………」

善子「おやすみなさい。お姉ちゃん」

曜「おやすみ……善子ちゃん」

善子(誰かに抱かれて眠るなんて何年ぶりかしら)

385: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 13:22:34.88 ID:7NlcEXgt.net
月曜日

千歌「ねぇねぇ曜ちゃん」

曜「んー?」

千歌「土曜日何してたのー?」

曜「え?いつも通り善子ちゃんの家で衣装作ったり詩書いたりしてたよ」

千歌「それだけー?」

曜「う、うん?それだけだよ」

千歌「へーふーんそっかー」

千歌「曜ちゃんて人にあんなこと言っておいてそうなんだー」

曜「えっ、ちょっ、千歌ちゃんもしかして見てた?」

千歌「何がー?私何も見てないよー?曜ちゃんが善子ちゃんにちゅーするとこなんて見てないよー」

曜「待って!違うの!!あれはただのお礼で!ほんとに!!深い意味なんてないから!!!」

千歌「別にいいよー私気にしてないからー。あ、梨子ちゃん今度デートしよー」

曜「ごめえええええええええん千歌ちゃん許してえええええええええええ」


梨子(せっかく電話してあげたのに……まったく)

386: (笑)@\(^o^)/ 2017/03/19(日) 13:27:15.14 ID:7NlcEXgt.net
おわり
意外と長かった
この週の日曜梨子との作詞の流れ

ようちか ようりこ ようよし
すべてに手を出す罪深さ

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1489194614/

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