【SS】曜「パリーグコラボ……頭が痛いであります……。」【ラブライブ！サンシャイン!!】

ダイヤ「ルビィ、あと一球、いきますわよ！」ﾋｭｲｯ

ﾊﾟｼｯ

ルビィ「ナイスボール！お姉ちゃん！」

曜「おはヨーソロー！ん？ダイヤさん、ルビィちゃん何やってるの？」

梨子「パリーグコラボに呼ばれたからセレモニアルピッチに向けて毎日キャッチボールしてるんだって。」

曜「うっ……パリーグコラボ……頭が痛いであります……善子ちゃんの不幸体質もここまでのものかと思ったよね。」
　

『前回のパリーグコラボ！』

『前回のコラボの記念すべき第1戦、曜と善子が呼ばれた2022年5月7日のロッテ対ソフトバンク戦、ロッテは初回から投打ともに振るわず、二人の応援虚しく終わってみれば0-16の大敗を喫することになった！』

善子「だからヨハネよ！って私のせいじゃないわい！」

曜「それでダイヤさんたちはどこに行くんだっけ？」
　

ダイヤ「私たちは楽天イーグルスとのコラボですので仙台へ行きますわ。」

曜「西武ドームじゃないんだね、何か意外。」

善子「あっちは別の世界線の……何でもないわ。」

ルビィ「観覧車もあるんだって！楽しみだね、お姉ちゃん！」

ダイヤ「楽しみですわね。ちなみに西武ライオンズ戦ですわ。普段良くしていただいているライオンズと敵対するのは少し心苦しいですが……」

善子「敵対って、あくまでコラボイベントなんだから気楽にやりなさいよ。」
　

曜「気楽にやった結果があれだよ……でもまあ、今年の西武はあまり調子良くないから大丈夫じゃないかな。」

梨子「そうなの？前に私と千歌ちゃんで行ったときはすごく打つ人いたじゃない。なんだっけ、やまk……」ﾑｸﾞｯ

曜「わー！！梨子ちゃん、それは禁句であります！！」ｱｾｱｾ

善子「無知って怖いわね。まあ実績のあった外国人が抜けたのも痛いわよね。」

梨子「もう、何よ二人とも……」
　

ダイヤ「二人とも野球に詳しいんですわね？」

曜「前のコラボで何か申し訳なくなっちゃって、あれ以来二人でマリーンズ応援してるんだよね。」ｱﾊﾊ

善子「沼津からだとどこに観に行くにしても結構な遠征になるから大変だけど、広い球場でご飯食べながら試合観るのは悪くないわね。」

曜「楽天の球場はグルメ美味しいって有名だよね。いいなあ、私も行ってみたい。ちなみにマリンのオススメはモツ煮だよ。」

善子「あんたあれ好きよね。って誰に向けて言ってるのよ。」
　

ルビィ「お姉ちゃん、ルビィ牛たん食べたい！」

ダイヤ「私はずんだ餅ですわ！」

姉妹「ﾜｲﾜｲｷｬｯｷｬ」

梨子「何か趣旨がズレてる気が……」

ダイヤ「はっ、私としたことが……。コホン……せっかくコラボさせていただくのですから、何かイーグルスについて知ってることがあれば教えて欲しいのですが……」

善子「真面目ね、ダイヤは。」
　

曜「うーん、やっぱり則本がリリーフにハマったのは大きいんじゃないかな。楽天、ピッチャー陣厳しいからねぇ。」

梨子「あれ、でも楽天って結構抑えるリリーフいなかったっけ、あんらk……」

曜「わー！！！梨子ちゃんダメだって！！！」ｱｾｱｾ

善子「リリー、あんた絶対わざと言ってるでしょ……」

梨子「なんのことだか。」ﾌｯ
　

曜「梨子ちゃん……。あと、イーグルスといえば浅村だよね。不振だったみたいだけど、スタメン戻ってきて早速ホームラン打ったのは流石だよ。」

善子「復調すれば脅威よね。とにかく一球目からガンガン振ってくるのよね。投手にとってはやりづらい相手だわ。」

ルビィ「お姉ちゃん、梨子ちゃん何か様子おかしくない？」ﾋｿﾋｿ

ダイヤ「どこか贔屓のチームがあって不調なんでしょう。野球の話は政治、宗教の話と同じくらいデリケートなのですわ。」ﾋｿﾋｿ

ルビィ「うぅ……怖いよぅ」ﾋｿﾋｿ
　

善子「まあ、そんなに肩肘張らなくて大丈夫よ。知識がなくても生で観るプロのプレーは引き込まれるものがあるわ。」

曜「そうそう。善子ちゃんコラボ試合のときはルールもよく分かってなかったもんね。」

善子「し、仕方ないじゃない！世の中の引き籠もりのオタクなんてそんなものよ！」

ルビィ「自分でそれ言っちゃうんだ……」

曜「あはは……まあ、ルールくらいは知ってる方がいいとは思うけど……。この選手カッコいいなあとか、プレー好きだなとかで名前覚えて観ていくくらいで大丈夫だと思うよ！」
　

ダイヤ「なるほど、そんなものですか。」

ルビィ「あと何か気を付けておいたほうがいいこととかある？善子ちゃん。」

善子「そうね、応援スティックくらいは持ってると楽しめるかしら？あと楽天は屋外球場だから帽子と日焼け止めは必須ね。」

ルビィ「分かった！ありがとう、善子ちゃん！楽しみだね、お姉ちゃん！」

ダイヤ「ええ、ですがその前に、私の華麗なピッチングでAqoursのファンを増やすための特訓ですわ！」

曜「うーん！何か話してたら観戦したくなってきちゃったよ、善子ちゃん。そうと決まれば明日にでも……」

善子「えぇ……せめて交流戦終わってからにしない……？」

おしまい
　

『各駅停車東京行きです。次は幕張豊砂に停まります。」

善子「ほら、やっぱり！結局横浜に3タテじゃない！」

曜「渡会くん、さすがでありますなあ……。マリーンズに欲しいであります。」

善子「心配しなくても絶対来ないわよ。」

曜「えぇ～、マリーンズに来たらクーリッシュ食べ放題だよ？多分。」

善子「どこぞの球団マスコットじゃないんだし、まさか。」

曜「でも、私ならスイカバーがいいでありますなあ……。」

本当におしまい。推しチームが負けた帰り道ってクソしょうもない話しがちだよね。
　

武蔵野線の中から乙
　

野球詳しくないけどおもろかった
乙