【SS】にこ「甘い想いとチョコの行方」

にこnico SS


1: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 04:46:07.61 ID:Twmqxrbj.net
穂乃果「チョコレート交換をしよう!!」

海未「また貴女はいきなり…」

穂乃果「だって、もうすぐバレンタインだよっ!?」
穂乃果「きっと、みんな持ってくるでしょ?」

絵里「それは、確かにそうかもしれないけど…」

穂乃果「なら、こうして皆が集まった時にすればいいじゃん!」

凛「わぁっ、面白そう!!」

ことり「ことりも、賛成ですっ♪」

希「確かに面白そうやなあ…」

にこ「とか言いながら、凛と穂乃果は食べたいだけでしょ?」

凛「そ、そんなことないよっ?」

花陽「凛ちゃん…」

2: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 04:46:28.92 ID:Twmqxrbj.net
にこ「まっ、にこはもう準備してたけど…?」

真姫「え、手作り…?」

にこ「えー?真姫ちゃん買ってくるのー?」

真姫「べっ、別にチョコくらい作れるわよっ!」

にこ「期待してて良いのかな~?」

真姫「当たり前でしょっ!?」

凛「て、手作りだと自信ないにゃ…」

絵里「やるならやるで良いけど、別に手作りである必要は無いわよ?」

凛「ほんとっ!?」

花陽「うん。作りたい人だけでいいんじゃないかな?」

希「そうやなあ…忙しい人もいると思うしね。」

穂乃果「それじゃ、決定!」
穂乃果「バレンタインデーは、チョコ祭りだっ!!」

海未「全く…」

3: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 04:49:31.26 ID:Twmqxrbj.net
ことり「まあまあ、海未ちゃん♪」
ことり「ことりも作るつもりだったし、いいんじゃないかな?」

海未「まあ、かまいませんが…」
海未「私は弓道部もあるとなると…」

希「みんな食べたいのがメインやから、無理して作らんでもええんよ?」
希「ウチも苦手やから、買ってくるつもりやし。」

絵里「あら?それじゃあ私は希の買って来たチョコをたべるのかしら?」

希「ちょっ…もう、えりちってば…///」

凛「希ちゃん、顔真っ赤だにゃ!」

真姫「ホント…丸わかりね。」

凛「あれれ~?真姫ちゃんは?」

真姫「わ、私は…ちゃんと作るわよ。」

花陽「えっ、ほんと?」

真姫「もちろん!!」


真姫「でも…美味しくなかったらごめんなさい…」

5: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 04:52:23.30 ID:Twmqxrbj.net
凛「大丈夫だよ、にこちゃんがいるから!」

にこ「ちょっと、聞き捨てならないわね!」

穂乃果「じゃあ、にこちゃん食べないの?」

にこ「た、食べるわよ!!」

希「にこっちは初プレゼントやからな。」
希「そりゃ、気合いも入るって♪」

にこ「そんな事無いわよ!!」
にこ「毎年、妹達と交換してるし!!」

希「…それじゃ、期待して待ってるわ♪」ニコッ

にこ「だああ!担がれた!!」

花陽「ふふっ…。」

凛「かよちんは作るの?」

花陽「うん、作ってみようかな。」

凛「わーい、楽しみにゃ!!」

6: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 04:56:37.36 ID:Twmqxrbj.net
海未「…分かりました。それでは、当日はそのように。」
海未「本日は、ここまでにしましょう。」

穂乃果「はーいっ♪」
穂乃果「ねえ二人とも、今日は材料見に行こう?」

ことり「うんっ♪」

海未「私もですか…?」

穂乃果「当たり前だよっ!」

………………………

校門前



にこ「…花陽、ちょっと良い?」

花陽「にこちゃん?」

にこ「ちょっと話さない?」


凛「…かよちーん?」

花陽「あっ、ごめんね凛ちゃん。」
花陽「にこちゃんとお話あるから、先に帰っててもらっても良いかな?」

凛「そーなの?」
凛「それじゃ、先に帰ってるね!」

凛「いこっ?真姫ちゃん。」

真姫「うん。またね、二人とも。」

にこ「また明日にこっ♪」

7: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 04:59:55.62 ID:Twmqxrbj.net
駅前

喫茶店


にこ「…悪いわね、引き止めちゃって。」

花陽「ううん、大丈夫だよ。」

花陽「それで、どうしたの?」

にこ「実は…一緒に、チョコ作らない?」

花陽「チョコを…?」

にこ「そう。皆にあげるのとは別に、もう一個作りたくて…」

花陽「もう一個?」

にこ「うん…」








にこ「…真姫ちゃんに。」

8: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:02:24.31 ID:Twmqxrbj.net
花陽「ああ…なるほど。」

にこ「できれば、花陽にも手伝ってほしくて。」
にこ「そのかわり、二人で皆の分も作りましょ?」

にこ「それに…」

にこ「花陽も、どうせ別に一個作るつもりなんでしょ?」

花陽「えっ!?あっ…その…」

にこ「別に隠さなくても良いわよ。」
にこ「凛にでしょう?」

花陽「…うん。」

にこ「アンタ達、ほんと仲いいからね。」
にこ「そんな気がしたのよ。」

花陽「ふふ。ばれちゃったね。」

にこ「にこも、協力する。」
にこ「だから、一緒に作らない?」

花陽「…うん、いいよ。」
花陽「ありがとう。」

にこ「にここそ、ありがとう。」

10: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:04:24.73 ID:Twmqxrbj.net
にこ「それじゃ、明日材料買いにいって、明後日作りましょうか。」

花陽「うん、わかった。」

にこ「ちゃんと、空けときなさいよ?」

花陽「うん!」

にこ「それと、真姫ちゃんや凛にばれないように。」
にこ「私も花陽も困るでしょ?」

花陽「分かりました!」

にこ「今日は、わざわざありがと。」
にこ「それに、当日のことも。」

花陽「ううん、花陽こそ。」
花陽「頑張って、良いもの作ろうね!」

にこ「トーゼンよ!!」


にこ「それじゃ、また明日ね!」

花陽「うん、気をつけてね。」

11: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:08:54.02 ID:Twmqxrbj.net
二日後

家庭科室


にこ「…さて、つくりましょうか。」

花陽「みんな、ここに来ないかなあ…?」

にこ「大丈夫よ。」
にこ「前もって許可はとって置いたし、皆家でやるって言ってたから。」

花陽「なら、安心だねっ。」

にこ「このにこに抜かりはないわっ!」
にこ「早速、チョコを湯煎していくわよ。」

花陽「はいっ!」
花陽「頑張りますっ!」

にこ「溶かすだけだけどね…」

花陽「はいっ!」

12: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:09:22.07 ID:Twmqxrbj.net
…………………

にこ「…そういえば、花陽。」

花陽「…はい?」

にこ「いつから好きなの?」

花陽「ぴゃあっ!?」

にこ「別に、今更隠さなくても良いでしょ?」
にこ「教えなさいよ。」

花陽「えっと…えっと…///」

にこ「溶かして成形してる間の暇つぶしよ。」
にこ「いいでしょ?」

花陽「えっと…」

花陽「…」


花陽「好きだな。って気付いたのは、つい最近なんです…」

にこ「…意外ね。」

14: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:17:05.15 ID:Twmqxrbj.net
花陽「最初は、仲のいい友達でした。」
花陽「いっつも前むいて、とにかく頑張ってて。」

花陽「そんな姿を見てるうちに、いつの間にか目で追ってました。」

にこ「ふ~ん。あの子も幸せ者ね。」

花陽「…」

花陽「えへへ…そうだと嬉しいな…///」


花陽「いっつも前向きで。」
花陽「不器用だけど、真面目で。」
花陽「頑張って頑張って皆を支える笑顔が眩しくて…」

にこ「…いつになく、惚気るわね。」クスッ

花陽「はっ!?ごめんなさい!!」

にこ「いいのよ。」
にこ「にこも、同じような物だから。」

15: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:17:45.19 ID:Twmqxrbj.net
花陽「にこちゃんは、いつから…?」

にこ「そうね。私も、気付いたら…かしら?」

にこ「…あの子、不器用だから。」
にこ「親に反対されてたのも、性格の事だって。」

にこ「素直になれないのが、何かほっとけなくなっちゃって。」

花陽「にこちゃん…」

にこ「ふふっ。これじゃ、にこも惚気てるだけね。」

にこ「さ、溶かしきったし、成形して行きましょ。」
にこ「真姫ちゃんのは、ちょっと豪華にしてやるんだからっ!」

花陽「うん♪」

17: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:23:19.90 ID:Twmqxrbj.net
………………………

にこ「よしっ…できた!」

花陽「完成ですっ!」

にこ「メンバーの分8つと、プラス1。」

花陽「花陽も、なんだか贅沢な物つくってしまいました…」

にこ「たしかに、一個だけレベルが…」
にこ「でも、真姫ちゃんが喜んでくれるなら!!」

花陽「…ほんとに、真姫ちゃんの事好きだね。」

にこ「トーゼンよ!」
にこ「ここで告白のがしたら卒業よ!?」

花陽「卒業…そっか…」

にこ「花陽みたいに3年一緒ならともかく。」
にこ「にこには時間がないんだから。」

花陽「…」

にこ「…寂しいの?」

花陽「…」

花陽「うん…やっぱり、考えないようにはしてたけど…」

ギュッ

花陽「…にこちゃん?」

にこ「ありがとね、一緒にいてくれて。」
にこ「μ's、後は任せたわよ。」

花陽「…うん。」グスッ

18: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:26:00.73 ID:Twmqxrbj.net
バレンタイン当日

練習後


穂乃果「さあさあさあ!!」
穂乃果「待ちに待った、チョコ交換だよっ!!」

ことり「じゃあことりから♪」
ことり「みんな、召し上がれ~♡」

凛「すごいにゃ!!」

希「マカロン、チョコでコーティングしたん?」

ことり「うんっ♪」

海未「すごいですね…」

絵里「それじゃ、これは私から♪」

花陽「こ、このにおいは…」

絵里「ええ。ウイスキーボンボンよ。」
絵里「アルコールはしっかり飛ばしてあるわ。」
絵里「香りだけね?」クスッ

穂乃果「すごいよ、絵里ちゃん!」
穂乃果「穂乃果はこれ!」

真姫「…おまんじゅう?」

穂乃果「中に、チョコ餡が入ってます。」

19: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:27:28.76 ID:Twmqxrbj.net
希「おおっ、すごいやん…!」

真姫「私は…これよ。」

にこ「これ…ドーナツ?」

真姫「お、お母さんと…一緒に…///」

海未「とても美味しそうですよ、真姫。」

真姫「とっ当然でしょ!?」
真姫「この真姫ちゃんが作ったんだから!!///」

花陽「真姫ちゃん、ありがとう。」
花陽「花陽はこれです。にこちゃんと、合作なんだよ?」

ことり「可愛い~♡」

凛「四角いチョコだ!」

にこ「キューブチョコと生チョコよ!」

希「すごいなあ、みんな。」
希「ウチは、失敗するのもあれやし…ごめんな?」

海未「私も、時間が思うようにとれず…すみません。」

穂乃果「希ちゃんはチョコクッキー、海未ちゃんはチョコパイだねっ!」

20: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:31:02.91 ID:Twmqxrbj.net
凛「最後は凛にゃ!!」

花陽「凛ちゃんの、どんなのだろ…?」

凛「召し上がれ~♪」

バサバサー

希「これは…」


穂乃果「チ○ルチョコ・アソートパック!!」

絵里「凛らしいわね…」クスッ

凛「せっかくみんなで食べるんだから、色々あった方がいいと思って!!」

海未「ふふっ。ありがとうございます、凛。」

穂乃果「それじゃ、早速食べよっか!」




全員『いただきまーす!!』

21: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:31:36.41 ID:Twmqxrbj.net
放課後


穂乃果「それじゃあみんな、また明日!」

ことり「ばいば~い♪」

海未「失礼します。」


希「えりち…その…///」

絵里「はいはい、行きましょうか。」

ガラッ…


にこ「…真姫ちゃん、ちょっといい?」

真姫「?いいけど…」

にこ「ほんと?それじゃあ…」


凛「かよちん、かえ っか♪」

花陽「あ、凛ちゃん…」

凛「?」

花陽「話したい事があるんだけど…いいかな?」

22: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:36:59.60 ID:Twmqxrbj.net
渡り廊下



真姫「なあに、話って?」

にこ「その…」

にこ「これを、もらってほしいの。」

真姫「これは…?」

にこ「真姫ちゃん用に、もうひとつ作ってたの。」
にこ「真姫ちゃんにだけの、特別なチョコ。」


真姫「それって…」











にこ「…にこは、真姫ちゃんが好き。」


にこ「にこの気持ち…受け取ってください!」

25: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:41:30.51 ID:Twmqxrbj.net
………………………

部室


ガラッ


花陽「…!」

花陽「にこちゃん…」

にこ「花陽、まだいたの?」

花陽「あ、うん…」

にこ「花陽は、ちゃんと伝えられた?」
にこ「まあ、花陽は心配いらないと思ってたけど…」

花陽「…」

花陽「…にこちゃん、それ。」

にこ「?ああ…」


にこ「受け取って…もらえなかったわ。」

にこ「好きだったのは、にこだけだったみたい。」

26: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:42:09.49 ID:Twmqxrbj.net
花陽「…」

花陽「そっか…」

にこ「にこの事は好きだけど…」
にこ「そういう気持ちじゃないって。」

にこ「…むしろ、謝られたわ。」

にこ「そんな気持ちにさせてしまって申し訳ない。」
にこ「でも、これからも友達でいてって…」

にこ「そんなの…当たり前に決まってるじゃない。」クスッ

花陽「…」

にこ「ごめんね?せっかく付き合ってもらったのに…」


花陽「…ううん。」
花陽「にこちゃんの気持ち…わかるよ。」



にこ「なにが分かるって言うのよ…」

にこ「振られたにこの気持ちが、なんでアンタなんかに分かるのよ!!」

花陽「だって…」
















花陽「花陽は、にこちゃんが好きだから。」

29: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:48:04.94 ID:Twmqxrbj.net
にこ「…は?」

花陽「はい、これ。」
花陽「にこちゃんに。」

にこ「これ…凛にあげるやつじゃ…?」

花陽「もともと、にこちゃんにあげるつもりで作ってたんだよ?」クスッ

花陽「私は…花陽は。」

花陽「不器用だけど、誰よりも優しい。」
花陽「いつだって前向きで頑張る、にこちゃんが好きなの。」ニコッ


にこ「…なんでなのよ。」

にこ「なんで、そんなに笑ってられるの!?」
にこ「にこは、真姫ちゃんの事が好きなのよ!?」

にこ「だってアンタ、そんなそぶり一つも…!」


『好きだな。って気付いたのは、つい最近なんです…』

『そんな姿を見てるうちに、いつの間にか目で追ってました。』

『いっつも前向きで。』
『不器用だけど、真面目で。』
『頑張って頑張って皆を支える笑顔が眩しくて…』

『花陽は、にこちゃんが好きだから。』


にこ「にこが…気付かなかっただけ?」

30: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:54:36.25 ID:Twmqxrbj.net
花陽「…クスッ。」

花陽「にこちゃんの…ばか。」

にこ「そんなの…わからないわよ…」

花陽「えへへ…。気持ち、隠しちゃってたから。」

にこ「でも…」

花陽「うん。花陽はいいんです。」

花陽「にこちゃんが真姫ちゃんを好きな事も。」
花陽「諦められないのも知ってる。」

花陽「ただ、伝えたくて。」
花陽「…渡したくて。」

にこ「ほんと…お人好しすぎよ、花陽。」

花陽「花陽は…こんな性格、みたいです。」ニコッ

にこ「そう…」



にこ「ねえ、花陽。」

花陽「なあに?にこちゃん。」

にこ「肩…貸してくれない?」

花陽「うん…喜んでっ♪」


ポスッ



にこ「…ばか」グスッ

花陽「…好きだよ。」









おわり。

31: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 05:55:01.36 ID:Twmqxrbj.net
ちょっと待ったらエピローグ行きます

33: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 06:01:03.45 ID:Twmqxrbj.net
Epilogue

中庭

ベンチ


凛「…」ボーッ

ピトッ

凛「にゃっ!?」


凛「…真姫ちゃん。」

真姫「…おつかれさま。」

凛「うん…真姫ちゃんも。」

真姫「私は、別に…」
真姫「本心を、言ったまでよ。」

凛「そっか…」

凛「…ココア、あったかい。」

真姫「…」

真姫「凛は、いいの?」

凛「何が…?」

真姫「…花陽の事。」

真姫「今、会ってるんでしょ?」

34: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 06:02:13.21 ID:Twmqxrbj.net
凛「凛は…」

凛「凛は、かよちんが幸せならいいの!」
凛「かよちんが好きな人と一緒にいるのが一番なんだよ。」

真姫「でも…」

凛「もちろん!!」

凛「にこちゃんがかよちんを振ったら、凛許さないよ!?」
凛「そのときは、奪ってでもかよちんは離さないにゃ!!」

凛「…」


凛「でも、ふたりが一緒にいるなら…」

凛「凛は、二人の親友の立場でいいの…」


ギュッ


真姫「…ばかね。」

真姫「私も…凛の親友よ?」


凛「まきちゃん…」グスッ


真姫「特別な日に免じて、真姫ちゃんの胸貸してあげる。」


凛「ううっ…うわあぁぁぁん…」

37: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 06:10:25.69 ID:Twmqxrbj.net
花陽「…にこちゃん。」

にこ「…?」

花陽「そのチョコ…花陽が、もらってもいいかな?」

にこ「え…?でも、これは…」

花陽「…うん。でもね?」
花陽「にこちゃんの気持ち、無駄にしたくないんだ。」

にこ「そんなの…振られたのに…」

花陽「えへへっ。花陽のわがままです。」
花陽「せっかく、一緒に作った物だから…」

にこ「…」

にこ「本当にいいの?」

花陽「もちろん♪」

にこ「私が…花陽のこと、好きにならないかもしれないのに?」

花陽「そのときは…そのときです。」
花陽「人生、長いですから。」

38: (たこやき)@\(^o^)/ 2014/12/19(金) 06:11:09.27 ID:Twmqxrbj.net
花陽「にこちゃんは、前に卒業したら…っていってたけど。」
花陽「まだ、たった18年の事なんだよ?」

花陽「しかも、にこちゃんが真姫ちゃんと出会ってまだ1年しか経ってないの。」

花陽「そう考えたら…この先ずっと、チャンスがあるんです。」
花陽「ちょっとずるいかもしれないけど…」

花陽「これで、にこちゃんに知ってもらえたから。」

花陽「いまは、それで満足。」
花陽「たとえにこちゃんが花陽を選んでくれなくても…」

花陽「想いを伝えられないのが、一番嫌だから。」

にこ「…」

花陽「だから…」

花陽「すきだよ、にこちゃん。」

花陽「ずっとずっと大好き。」ニコッ

にこ「良い笑顔すぎるでしょ…」

にこ「にこには、眩しすぎるわ。」グスッ

花陽「えへへ…」



花陽「好きになってもらえるまで。」
花陽「振り向いてもらえるまで、頑張るね。」




花陽「大好きな、にこちゃん。」








ほんとにおわり。

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1418931967/

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