桜坂しずくーSS

人間は兎角分類分けというものを好む生物だ、例えば、学年、生まれが早いかどうかで区分けを行う 例えば、性別、生物学的に定められた基準に則って区分けを行う ここに挙げたものはほんの一例でもっと厳密な、もしくはもっと大雑把な分け方なんていくらでも可能だ 肝心なのはこれが役に立つこともあれば社会的に問題となることもあるということでもっと具体的な言葉を使っていいのなら人類はそれを差別と呼ぶ

虹ヶ咲学園校内ライブ当日・せつ菜出番終了後 せつ菜「ふぅ……」 しずく「あ……せ、せつ菜さん…お疲れ様です」 せつ菜「しずくさん！ありがとうございます！」 しずく「あの、凄く素敵でした。ずっと見ていたいくらいなのにあっという間で……」 せつ菜「あははは。そんな、大げさですよ！」 しずく「そんなことありません……本当に見惚れてしまって…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ せつ菜「……緊張してます？」 しずく「え、い、いえ……そういうわけでは…」 せつ菜「しずくさんなら大丈夫です。何も恐れることはありません」ｷﾞｭｯ しずく「っ、……あ、う…」 ＜せつ菜ちゃーん！ せつ菜「っと、呼ばれてますね、行かないと」ﾊﾟｯ せつ菜「では、しずくさんも頑張ってください！応援してます！」ｽｯ しずく「ぁ……はい、ありがとうございます」 しずく「……」

しずく「ん...電気消してからじゃないと...やだ////」 かすみ「え、それホントにせつ菜先輩？」 栞子「どのようなシチュエーションでそんな台詞を言うのですか？」 璃奈「全然イメージ湧かないや」 しずく「すみません今のナシでお願いします」 せつ菜「....」

かすみ「江の島！」 しずく「えっ？」 かすみ「江の島行きたい！あのねあのね！この前テレビでやってて、デートにオススメなんだって！」 しずく「あっ、うん」 かすみ「でー、キレイな海みてー、しらす食べてー♪」 しずく「……」 しずく（ウチの近所じゃん……） 　

璃奈「ここのエフェクトはこんなかんじでいい？」 しずく「とても素敵！」 しずく「あ、じゃあこの後に噴水が動いて攻撃してくるっていうのはどう？」 璃奈「絶対かっこいい、やってみるね」 璃奈「…………」ｶﾀｶﾀｶﾀ 璃奈「こういうのでいいかな？」 しずく「わあ…！すごくかっこいいよ！」 しずく「こういうのってどうやって勉強したの？」 璃奈「いろんな動画のサイトでとってもかっこいいなあって思ってずっと勉強した」 　

1:名無しで叶える物語(もんじゃ) 2022/04/06(水) 20:53:42.51 ID:lci/Aue2 私としずくさんで廊下を歩いている時、1年生達のそんな会話が耳に入った。 「……」 ...

せつ菜「……」ｷﾞｭｯ しずく「え…せつ菜さん…？///」 せつ菜「どこにも行かないでください！」 しずく「そんな大げさな…」 せつ菜「……」ｷﾞｭｰ しずく「とりあえず今日だけです」 せつ菜「ヤダ！」 しずく「急にどうしたんですか？」 せつ菜「今までだって我慢してたんです！」 せつ菜「1日でもしずくさんが居ないと寂しいです！」 しずく「そ、そうですか///」 しずく（そう言ってくれるのは嬉しいけど…///） せつ菜「しずくさんは寂しくないんですか……？」 しずく「―――っ///」 しずく「そんなことありません///」 せつ菜「…えへへ」ｷﾞｭ しずく（かわいい……） 　

かすみ「どういうこと…！？どうしてしず子が3人に…」 しず子「どうしたの？かすみさん、私は一人だよ？」 かすみ「だって、そっちにもしず子が2人いるじゃん！！」 桜坂しずく「違います。私の名前は桜坂しずくです。次間違えたら、同好会は廃部にします。」 かすみ「なんで！？」 しずく先輩「はい！！！私の名前はしずく先輩ですよ！！！かすみさん！！！」 かすみ「うわっ！こっちのしず子は声が大きい！」