せつ菜「……」歩夢「どうしたの?せつ菜ちゃん」【SS】

ぽむあゆは? SS
1: 2020/11/27(金) 14:17:11.86 ID:01AHHV3f
※別々の話三本立て

2: 2020/11/27(金) 14:17:43.21 ID:01AHHV3f
第1幕「破壊と再生」



せつ菜「……」


ビリビリビリビリビリビリビリ


歩夢「え?せつ菜……ちゃん?何してるの?」


せつ菜「……」


ビリビリビリビリビリビリビリビリ


歩夢「せつ菜ちゃあん!?なんで真顔で紙を破り続けてるの!?」


せつ菜「……すみませんこうしないと今日は正気を保ってられないんです」


ビリビリビリビリビリビリビリ


歩夢「いや既に正気じゃないよ!?何があったの?やめて!?」


せつ菜「いいんです、私なんてどうせ……」

ビリリビリリビリリビリリ


歩夢「破りかたのパターン変えた!?とりあえず資源の無駄使いだからやめよ?ね?」


せつ菜「止めないでください…私はどうせシュレッダー私はどうせシュレッダー」


歩夢「どういう自己暗示!?シュレッダーになろうとするのが意味不明すぎるよ!?」


愛「おっすおはよー二人とも!!」


歩夢「あ!愛ちゃん!」

3: 2020/11/27(金) 14:18:38.70 ID:01AHHV3f
歩夢「大変なの!せつ菜ちゃんが変なの!」


愛「?…せっつーはいつも変じゃない?」


歩夢「そうじゃなくて!見てこれ」


せつ菜「せつ菜スカーレットシュレッダーせつ菜スカーレットシュレッダーせつ菜スカーレットシュレッダー」

ビリリリリリリリリリリ

愛「あー壊れちゃってるねこのシュレッダー修理出さないと」

歩夢「いやそれシュレッダーじゃなくてせつ菜ちゃん!」


愛「冗談たよ、これせっつーのいつものやつだね」

歩夢「いつものやつ?」


愛「そう、最近せっつーと良く遊ぶから気づいたんだけどせっつーたまにこうなる…だから大丈夫だよ」


歩夢「いや全然大丈夫に見えないけど」


愛「いやそれが本当に大丈夫なんだよね…ねぇせっつー今度は誰の熱愛が発覚したの?」


せつ菜「……」

歩夢「え?熱愛?」

せつ菜「……」

せつ菜「うわぁぁぁぁぁぁん○○たぁぁん!!!!なんでなんですかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」クソデカボイス


愛「うわうるさ!!!」


歩夢「え?…え?」


愛「○○たんかたしか今をときめく人気のアイドル声優の愛称だね」


歩夢「え?その人がどうかしたの?」


愛「私も友達からの言伝で聞いたけどつい最近その人の熱愛が発覚してせっつーその人にガチで恋してたから……多分ショックで……」


歩夢「………」


歩夢「はぁ?」

5: 2020/11/27(金) 14:19:13.02 ID:01AHHV3f
歩夢「せつ菜ちゃんそんなしょうもな……些細ないことで落ち込んでたの?」


せつ菜「え?今しょうもないって言いかけませんでした!?」

歩夢「い、言ってないよ、でもくだらな……そこまで気にすることじゃないじゃない?相手は芸能人なんだし」

せつ菜「あー!あー!下らないって言いかけましたよ!?今絶対下らないって言いかけましたあああああ!!!うわぁぁぁぁぁぁん!!!!」クソデカボイス


歩夢「うわ!うるさ!」

愛「お?すごーい!!せっつーの声でさっきまで破ってた紙が吹き飛んで紙吹雪に!」

せつ菜「言ってる場合じゃないんですよ!ここ最近声優結婚やら熱愛ラッシュ多いんですよ!一体何回私の脳を破壊すれば気が済むんですかあああああ!!!!」


愛「あーたしか先々週が○っちゃん、先週が○○ぽんだっけ?」

歩夢「あの恋してたってことなのに何人もいるのは突っ込んじゃダメ?」

せつ菜「そりゃ○っちゃんも○○ぽんも好きでしたよ!?本当に恋してました!でも○○たんだけはぁぁ!○○たんはぁさらに別格だったんです!!!私のぉ!!生き甲斐だったんですぅ!!」

歩夢「あーそうなんだ(棒)」

愛「ね?あんまり心配いらないでしょ?」

歩夢「うん」

6: 2020/11/27(金) 14:21:01.82 ID:01AHHV3f
せつ菜「なんですか!この温度差!!私の悲しみなんて分からないんでしょ!?だったらほっといてくださいよ!ちょっと横にならせてくださいよ!」

愛「横になるというかシュレッダーになってたけどね、構図的には縦になってたよ」


せつ菜「なんでもいいんですよ!今こうなってたらもう○○たんの声当ててるキャラ見るのもきっついんですから!ほっといてくださいよ!脳が破壊される前に自分から停止してるんですよ!!!」


歩夢「あのね、せつ菜ちゃん?アニメって言ったって正直絵でしょ?しっかり現実をみよ?私達と声優さんが付き合えるわけもないし」

せつ菜「!!!!!?????」

愛「あ、歩夢?そ、それは禁句だよ」


せつ菜「歩夢さん!!!」

ガシッ

歩夢「え?えぇ!?」

せつ菜「それを言ったら戦争です!!!オタクへの三大禁句知ってますか!?」


せつ菜「1 でも絵じゃん」

せつ菜「2 現実をみよ?」

せつ菜「3 ~と付き合えるわけないじゃん」


せつ菜「あなたは全部地雷を踏み抜いたんですよおおお!!!」


歩夢「え、あ……ごめんなさい!」


せつ菜「いいや許しません!歩夢さんには罰を受けてもらいます!」

歩夢「え、えぇ!?」

7: 2020/11/27(金) 14:21:47.11 ID:01AHHV3f
ドン!!!


歩夢「え?……何これ……」


せつ菜「これを見ていただきます、私が○○たんが出てた為全巻買ったアニメの円盤……今はショック過ぎて見れないので代わりに歩夢さんにこれを貸します」

歩夢「こ、これ一体どれくらいあるの?見た感じ多そうだけど」

せつ菜「2クール分ですね!3日で見切ってください!」

歩夢「え?…えぇ!?無理無理無理だよぉこんな量!!!」

せつ菜「いいえ、先ほどの発言を本当に申し訳ないと思うのであれば!見てください!じゃないと私は歩夢さんを許しません!!!」

歩夢「えぇ!?そんなぁ!!!」

愛「はいはーい!ストップストップ!」

歩夢、せつ菜「?」

愛「もー喧嘩しない!歩夢?たしかにせっつーの事情は歩夢にとっては理解できないことかも知れないけどさっきの発言は良く知らなかったにしてもせっつーに失礼だし可哀想だよ?ちゃんと反省してね?」

歩夢「う、うん…ごめんなさい」

愛「ただせっつーも!いくらバカにされたからって無理やり強要するようなのはダメ!せっつーだって見たくないもの強要されるのは嫌だった経験あるでしょ?」


せつ菜「そ、それは……そうですね…すみませんまた私暴走してました」

歩夢「ううん、私もごめんなさいせつ菜ちゃんの気持ち分からなくて」


愛「そうそう!せっかく面白そうなアニメなんだからみんなで仲良く見てみようよ!愛さんも見たいし」


歩夢「そうだね、3日は無理でも一週間あったらなんとか」

せつ菜「わ、私はまだ脳のダメージが」

愛「せっつー?これも乗り越えると思って…ね?」

せつ菜「は、はい」

8: 2020/11/27(金) 14:23:07.71 ID:01AHHV3f
そして一週間後


愛「いやー面白かったね愛さんもちょっとウルっときちゃった…ね?歩夢、せっつー…ってあれ?」


歩夢「ご、ごめんなざあああああいせづ菜ぢゃあん……バカにして…ごのアニメ感動ずるよおおぉ!!!」

せつ菜「びぃぃえ、わがっでぐれだならいいんでずぅ顔を上げでぐだざい歩夢ざぁん!!」

愛「あ、あはははせっつーは相変わらずとして歩夢まで」

歩夢「い、いやごのごの死亡シーンががなじぐでぇうわぁぁぁぁぁぁん!!!」クソデカボイス

せつ菜「わがりまずぅ!!がなじいですよねええええええ!!!」クソデカボイス


愛「ぎゃああ!うるさーい!!!愛さんの鼓膜がぁぁ!」

9: 2020/11/27(金) 14:24:55.41 ID:01AHHV3f
歩夢「……」

せつ菜「……」

愛「お、落ち着きましたか?二人ともぉ~」

歩夢「うん、ごめんね愛ちゃん」

せつ菜「いつもいつも大声すみません」

愛「い、いやもう耳栓することにしたからいいよ…流石にクソデカボイス×2は愛さんの鼓膜の許容範囲を越えるし」


歩夢「本当にごめん、でも思ったよりこのアニメ気に入っちゃった…何よりこの子の声」


せつ菜「あ、その子いいですよねたしか声優は○○のんって愛称の人です!」

歩夢「うん、この人の声が(侑ちゃんに似てて)凄い良い!!」

せつ菜「分かってくれましたか!声優の良さに!」

歩夢「うん!一気にファンになっちゃった!」

せつ菜「いいですよ!いいですよ!推しは違えど声優の方の魅力に気づいたなら薦めた甲斐があります!」

愛「あはは、まぁ可愛い人多いよね」

せつ菜「見た目も去ることながらやはり声がそれぞれの好みに刺さるというのが最大の魅力です!歩夢さんは特に声が好みだというならこういうのをオススメしますよ」

歩夢「?」

愛「ASMR?たしかなんか囁きボイスみたいのだっけ?」

歩夢「え?///」

せつ菜「そうです!ちょうど○○のんのASMR収録CDありますのでこれを歩夢さんに差し上げます」

歩夢「え?いいの?」

せつ菜「はい!私は○○たんのASMR毎日寝るときに聞いて悶えながら寝てますよ」

歩夢「そ、そんなにすごいんだ///」

せつ菜「はい!すっごいです///」

愛「やっぱりこの二人って相性いいよね」

10: 2020/11/27(金) 14:25:35.35 ID:01AHHV3f
その夜

歩夢「こ、これが○○のんのASMR一体どんなのなんだろ」


ASMR 眠るまで添い寝に付き合う幼馴染みの囁きボイスASMR


ASMR音声「どーしたの?眠れないの?(ほぼ侑似ボイス)」囁き

歩夢「はぅあ!!///(あーーーーこれやばいこれやばいこれやばいこれやばいこれやばいこれやばい)」

ASMR音声「もーしょうがないなあなたは……じゃあ私があなたが眠るまで隣にいてあげるね♥」囁き

歩夢「ふぁぁ////」


ASMR音声「ほら、目を閉じて?いい子だから、ね?」囁き

歩夢「ひぇあ///」


ーーー

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ


ASMR音声「そろそろ眠ったかな?」


ASMR音声「……じゃあ今なら……い、言えるかな///」


ASMR音声「…すき…大好きだよ♥」


@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ

11: 2020/11/27(金) 14:26:15.34 ID:01AHHV3f
翌日

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ


愛「歩夢?どうしたの?今日なんか雰囲気違うけど」


@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ「そう?いつも通りぴょん」


愛「ぴょん!?そんな語尾いつから!?それに明らかに顔が緩みきってる気がするんだけど」

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ「そうぴょん?」

せつ菜「あ、もしかして聞いちゃったんですか?○○のんのASMR?どうでした?」

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ「……」


@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ「控えめにいって 最 の 高 」

せつ菜「わぁ!!それは良かったです!!!」

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ「これは毎日聞いちゃうぴょん、いや隙あらば聞いちゃうぴょん!」

愛「いや隙あらばはやめておいた方が」

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ「もうこの声無しじゃ生きられないぽむ」

愛「語尾が変わった!?そしていくらなんでも大袈裟じゃ」

せつ菜「いやーでも気持ちは分かりますよ!推しの声は脳内です!聞いてないと落ち着きません」

愛「支障来すやつじゃんそれ!」

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ「脳が再生されるねもうこの声以外何もいらないぽむ」

愛「むしろ死んでいってない?それ」

12: 2020/11/27(金) 14:28:51.01 ID:01AHHV3f
またまたしばらくして

@cメ*◉ _ ◉リ

ビリビリビリビリビリビリビリ

せつ菜「歩夢…さん?どうしたんですか?この部室!散らかり放題じゃないですか!」

愛「いやせっつーのときもだったよ」

@cメ*◉ _ ◉リ

ビリリビリリビリリビリリビリリビリリ

せつ菜「いや部室の隅まで無茶苦茶でどうしたんですか?歩夢さぁん!?」

@cメ*◉ _ ◉リ「新人シュレッダーのあゆむだぴょん、あゆぴょんは寂しいとシュレッダーになっちゃう…ぴょん(真顔)」

ビリリリリリリリリリリ!


せつ菜「は!?…こ、これは…まさか…」


愛「そのまさかだよ……」


○○のん電撃結婚の記事

せつ菜「ああああああああ!!!!」

@cメ*◉ _ ◉リ「ああああああああ!!!(真顔)」

愛「いやせめて表情変えてよ歩夢!怖いよ!」

@cメ*◉ _ ◉リ「脳が破壊される」

愛「いやもうされてると思うよ落ち着こ?ね?」

@cメ*◉ _ ◉リ「ちょっと横になるわ」

愛「もう好きにしていいよそれはただシュレッダーになるのはやめてね」


@cメ*◉ _ ◉リビリリリリリリリリリリビリリリリリリリリリリ


愛「いや話聞いてた?」

せつ菜「……私もちょっと横になってきますね」

ビリリリリリリリリリリビリリリリリリリリリリ

愛「え?は?なんでせっつーまで!?というかそもそも横になるっていって紙破き出すのなんなの?二人ともぉ!」

せつ菜「私も同じです○○たんのことは忘れ切り替えて○○のんを推すことにしたんです、最近毎日○○のんのASMR聞いてました」

ビリリリリリリリリリリ

愛「うんうん分かったけどほどほどにやめなよ本当に散らかるから」

13: 2020/11/27(金) 14:29:58.07 ID:01AHHV3f
愛「はぁ、二人ともしばらくダメだなこれ……」


愛「ASMRかぁ……そんなに良いものなのかな?これ」

○中○○美のASMR CD

愛「……この子のちょっと聞いてみようかな」


ーーー


ビリリリリリリリリリリ

ビリリリリリリリリリリ

ビリリリリリリリリリリ


破壊と再生は繰り返す


オタである限り

第1幕 完

14: 2020/11/27(金) 14:33:50.91 ID:01AHHV3f
第2幕「終わらない戦い」

侑「へー可愛いねそれ」

かすみ「ですよね!これ果林先輩から貰ったアクセサリーでぇ~」

しずく「……」ブン

パシーン

しずく「痛…」

璃奈「それ、今日歩夢ちゃんも持ってたヤギのやつだったけど」

侑「そうなんだ!でも今日歩夢なんか様子おかしかったから話しかけれなかったけど」

しずく「……」ブン

ドンドンパシーン

しずく「痛たた…」

かすみ「わりと高いアクセサリーみたいですよこれ」

侑「そんな高いものよくくれたね果林さんも」

璃奈「かすみちゃんが物欲しそうにしてたから果林さんが」

侑「あーなるほどね、なんかその場面想像つくなぁ」

しずく「……」ブン

ドンガラガッシャーン

しずく「きゃ……」

かすみ「ちょっと!なんですか!そんなかすみんがなんでももの欲しそう眺める欲張りさんみたいな~」

侑「いやいやそこまでいってないよ、果林さんもかすみんが可愛くしょうがないんだろうなって」

かすみ「え、えへへそうですかぁ~たしかにかすみんは可愛いですけどぉ」

璃奈「あ、いつものスイッチ入った」

かすみ「スイッチ言うな!」

しずく「……」ブン!


しずく「わっ…ちょ…」パシーン

かすみ「てかしず子さっきから部室の端で何やってるの!」

しずく「痛……ったぁぁぁぁ!はぃぃぃ!!!」ブン

スカッコツン

しずく「い、痛い」グスン

かすみ「いやだから何やってんのって」

15: 2020/11/27(金) 14:35:11.18 ID:01AHHV3f
しずく「何って次貰った役の演劇の練習してるだけだよ」ナミダメ

かすみ「一体どんな役?テニスラケット使った奇妙な大道芸人役?」

しずく「ちょ、ちょっと失礼な!テニスプレイヤーの役だよ」

璃奈「え?」

侑「嘘……」

かすみ「それ本気で言ってる?」

しずく「え?え?私そんなにひどい?」

ゆうかすりな「……」コクリ

しずく「そんな……」ガクッ

侑「わ、わわごめん!落ち込まないでしずくちゃん!」

しずく「いいえ分かっていたんです私球技が壊滅的に下手で……演劇だから一回サーブのシーン入るだけだからと言われても」

璃奈「なるほどそれであの有り様なわけだね」

しずく「あ、有り様ってそんなに酷いですか?私のサーブのフォーム」

かすみ「……少なくとも控えめに言ってテニスのサーブを打ってるようには見えなかったよ……てっきりテニスラケット持って一発芸でもしてるのかと」

しずく「……分かったじゃあもうこの役は降板しよ…」グス

侑「!?」

かすりな「それはダメ!」

かすみ「なーに私達にバカにされたからって諦めてるの!なんでこっちがちょっとした罪悪感かられるような言い方するの!この大女優が!」

璃奈「しずくちゃん?出来ないからやらないは無しだよ?」

しずく「そんなこと言ったって!私はもうどうすることも出来ない!」

かすみ「だから言ってるじゃん、一人で抱え込まないでって!まだ治ってなかったのその癖」

璃奈「しずくちゃん私達が手伝うよ」

しずく「かすみさん……璃奈さん……」

肩ポンッ

侑「私もいる、しずくちゃんもう一回頑張ってみない?」

しずく「侑先輩……!」

16: 2020/11/27(金) 14:36:00.07 ID:01AHHV3f
かすみ「はいという事で今日はテニスコート借りましたのでテニスをやりましょう」

しずく「すみませんみんな私の為に」

璃奈「ううん、私もテニス初めてだから楽しみ」

侑「たまにはこういうスポーツして遊ぶのもいいよね~」


かすみ「侑先輩はテニスの経験は?」

侑「昔歩夢と遊びがてら…でも全然だよ私運動音痴だし」

かすみ「ふむふむなるほど~まぁしず子相手だとそれくらいの方がちょうどいいかもしれません」

ということで

侑VSしずく

しずく「よろしくお願いします侑先輩」

侑「よろしく!じゃあ早速いくよ」


侑のサーブ

侑「てい!」クルクルバァーン!

fault

侑「ありゃ?あははやっぱり私もへったくそだなぁ」


かすみ「侑先輩フォーム無茶苦茶じゃないですか!むしろなんでそれでネットまでは飛んでるんですかね……」

侑「あははなんでだろ!」

しずく「すごい!これが上級プレイヤーのサーブなんですね……」

璃奈「しずくちゃん!?違うよ?参考しないでね」

侑「じゃあ参考になるようなフォーム心掛けるね…はぁ…」

侑「とぉ!」クルクルバァーン!

ダブルfault

かすみ、璃奈「……」

17: 2020/11/27(金) 14:37:58.91 ID:01AHHV3f
こうして一回も入らずサービス交代

侑 しずく
0-1

しずく「で、では私ですね……」

かすみ「しず子は運動音痴ではないからフォームは綺麗なんだよねでも」

しずく「たぁぁぁぁぁ!!!」

スカッポテン

しずく「痛っ……」

かすみ「壊滅的にタイミングが合ってない」

璃奈「まだボールが真上にいたのになんで打ち終わった体勢なんだろ」

かすみ「わからない」

そしてこちらも

ダブルfaultが続き

侑 しずく 1-1

侑「よし次こそは」クルクルバァーン!!

ダブルfault 1-2

かすみ「だからめちゃくちゃなんですよなんでそれで地味に惜しくてコートに入りそうなのが意味がわからないんですけど」

しずく「行きます!」

しずく「たぁぁぁぁぁ!はぃぃぃ!!!」

スカッ ダブルfault

かすみ「一回くらい当ててよしず子」

しずく「そんなこと言われても……」

璃奈「もうちょっとタイミング遅くは出来ないの?」

しずく「遅くですか?分かりました」

しずく「すぅーーー!たぁぁぁぁぁぁ!!!」

ポテン

しずく「はぃぃぃぃぃぃ!!!」

スカッ

璃奈「いやもうボールバウンドしてる」

2-2

18: 2020/11/27(金) 14:38:53.13 ID:01AHHV3f
そして結局

3-3

タイブレーク突入

かすみ「ここまで一回もサーブから進んでないんですけど…テニス始まらないんですけど」

侑「あははは!ごめんね一回くらい入ると思ったんだけどなぁ」

璃奈「侑さんはもう何がなにやらめちゃくちゃでアドバイスのしようがない」

侑「そ、そんなに?」

かすみ「んでしず子はアドバイスしたら極端に受け入れすぎて結局失敗する」

しずく「ごめんなさい」


かすみ「まったくこれはもうアドバイスとかよりお手本見せた方がいいかも…りな子隣でやろ?」


璃奈「?やるの?私も初めてでお手本にはなるかどうか」

かすみ「大丈夫大丈夫その二人よりは続くと思うし」

しずく、侑「むぅ」

かすみ「悔しそうですねぇまぁとくと見ておくがいいかすみんの華麗なプレイを」

かすみVS璃奈

璃奈「サービスは私からだね」

璃奈「……」

かすみ「……」

璃奈「じゃあいくよ」ヒョイパァーン

しずく「あ、あれはアンダーサーブ?」


璃奈「初心者はボールを当てるタイミングを掴んだ方がいいからアンダーでまず慣れる」


かすみ「なるほどぉ考えたねりな子」

パァーン!

侑「おーリターンも決めたテニスっぽい!」

かすみ「いや今までテニスじゃなかった先輩としず子がおかしいんですけどね」

20: 2020/11/27(金) 14:40:09.92 ID:01AHHV3f
璃奈「えい!」パァーン

しずく「すごい璃奈さんも返した」

璃奈「あ、あれくらいは普通に」

かすみ「なんの!」パァーン

侑「すごいすごーい!二人ともプロみたい」

かすみ、璃奈「(いやこれくらい普通なんだけど)」


璃奈「やるからには負けないよかすみちゃん」パァーン

かすみ「上等!むしろそうでなくっちゃ」パァーン

璃奈「こ、これは…!きついクロス…」

かすみ「ふふん、届かないでしょ?」

璃奈「え……えい!」パァーン

かすみ「え?」

ストーン!

かすみ 璃奈

15-0

璃奈「あー外れちゃった」

しずく「でもすごい!璃奈さん!あれに追い付くなんて」

侑「そうだよ!とても初めてだと思えない」

璃奈「初めてだけど愛さんがテニス部助っ人行って試合してたの見てたことあったからそれを参考に出来たのかも」

しずく「やはり身近な上手い人をみるのが上達の道なのかな?」

璃奈「うん、私の理論だけどいきなりプロプレイヤーの試合参考にするよりは身に入ると思う」

しずく「なるほど、自分の親しき人だから応援も込めて無意識によく試合を観るってことなのかな?」

璃奈「多分そうだと思う」

かすみ「ふふん、だからしず子も先輩もかすみんの華麗なプレイを目に焼き付けて」

侑「じゃあ璃奈ちゃん応援するね」

しずく「分かったじゃあ璃奈さんのプレイを見て参考にするね」

かすみ「ちょっとー!」

しずく「ふふふ、冗談だよ」

侑「かすみちゃんも応援してるから頑張って」

かすみ「もーたち悪いですよ二人ともぉー!」

21: 2020/11/27(金) 14:42:21.99 ID:01AHHV3f
璃奈「えい!」パァーン

しずく「すごい璃奈さんも返した」

璃奈「あ、あれくらいは普通に」

かすみ「なんの!」パァーン

侑「すごいすごーい!二人ともプロみたい」

かすみ、璃奈「(いやこれくらい普通なんだけど)」

璃奈「やるからには負けないよかすみちゃん」パァーン

かすみ「上等!むしろそうでなくっちゃ」パァーン

璃奈「こ、これは…!きついクロス…」

かすみ「ふふん、届かないでしょ?」

璃奈「え……えい!」パァーン

かすみ「え?」

ストーン!

かすみ 璃奈

15-0

璃奈「あー外れちゃった」

しずく「でもすごい!璃奈さん!あれに追い付くなんて」

侑「そうだよ!とても初めてだと思えない」

璃奈「初めてだけど愛さんがテニス部助っ人行って試合してたの見てたことあったからそれを参考に出来たのかも」

しずく「やはり身近な上手い人をみるのが上達の道なのかな?」

璃奈「うん、私の理論だけどいきなりプロプレイヤーの試合参考にするよりは身に入ると思う」

しずく「なるほど、自分の親しき人だから応援も込めて無意識によく試合を観るってことなのかな?」

璃奈「多分そうだと思う」

かすみ「ふふん、だからしず子も先輩もかすみんの華麗なプレイを目に焼き付けて」

侑「じゃあ璃奈ちゃん応援するね」

しずく「分かったじゃあ璃奈さんのプレイを見て参考にするね」

かすみ「ちょっとー!」

しずく「ふふふ、冗談だよ」

侑「かすみちゃんも応援してるから頑張って」

かすみ「もーたち悪いですよ二人ともぉー!」

22: 2020/11/27(金) 14:43:56.19 ID:01AHHV3f
そこから かすみVS璃奈

3-3 タイブレーク 8-7 ポイント

ゲームが進む

かすみ「ぜぇ…ぜぇ…」

璃奈「ふぅ……」

侑「かすみちゃんが優勢かと思ったら意外と璃奈ちゃんが食らいついてるね」

しずく「こ、こんなに熱いんだテニスって」

かすみ「り、りな子これでマッチポイントだよ」

璃奈「……」

しずく「無表情だけど伝わってくる!璃奈さんのまだ負けたくない意志が」

かすみ「はぁぁぁぁぁ!たぁ!」スパァーン!

侑「かすみちゃんのサーブ!相変わらず強烈!」fault

かすみ「!?」

しずく「かすみさん?初めてfaultしたんじゃ」

璃奈「?」

かすみ「(ダメダメ!焦っちゃこういうときに冷静冷静冷静)」

璃奈「……」

かすみ「!?っ」スパァーン ダブルfault

8-8 Deuce

璃奈「……」

かすみ「あ、だ、ダメ!」スパァーン ダブルfault

8-9 サービス璃奈

かすみ「落ち着け落ち着け私ぃ!」

璃奈「……」ヒョイ!スパァーン!

かすみ「あっ」パァン! アウト

かすみVS璃奈 3-4 ウォンバイ璃奈

かすみ「ぬわぁぁぁぁぁあ!!!」

璃奈「?」

24: 2020/11/27(金) 14:44:45.64 ID:01AHHV3f
侑「かすみちゃんどうしたの?らしくないミス連発」

かすみ「い、いやなんかりな子こういうとき強いなと思って」

璃奈「?」

しずく「なるほど無表情だから」

かすみ「かすみんは相手を見てどこ打つかを決める、試合進んでくると大体相手がどこで待ってるか分かるし…でもりな子は」

侑「顔に出ないからそういうとき強いんだね」

しずく「それに相手が無表情なだけでスポーツだと大局面で変なプレッシャーもかかるというし……なるほどこれは璃奈さんが持ち合わせた天然の武器だね」

璃奈「私の武器なの?…このコンプレックスでしかなかった顔が」

侑「うん!優勢な相手から逆転させるほど立派な武器……誇っていいと思うよ」

かすみ「ぐぬぬ!でも次やるときは負けないからね!」

璃奈「ふふ、受けて立つよ!」

25: 2020/11/27(金) 14:45:48.63 ID:01AHHV3f
かすみ「ということでお二人もこれを参考に」

しずく「いやぁ……」

侑「流石に無理でしょ」

璃奈「二人ともアンダーサーブから始めればいいと思う」

しずく「アンダーサーブ?でも私が実際演技やるのはトップサーブで」

璃奈「ボールを打つ感覚を覚えないといきなりトップでやっても当たらないと思う」

しずく「なるほどやってみる価値はありだね」

3-3 タイブレークから再開

がしかし

しずく「たぁぁぁぁぁ!!!はぃぃぃぃ!」

スカッ

ポテン

かすみ「嘘でしょしず子…」

璃奈「あ、アンダーサーブでも当たらないの?」

しずく「そ、そんな目で見ないで」

侑VSしずく

1-0

かすみ「はぁじゃあとりあえず侑先輩が当ててそれをしず子も見て最低レベルから学んでいこ?」

侑「かすみちゃん?それわりと私に失礼かましてない?」

侑「まったくじゃあ…!…行くよ!」ドタドタ!スパァーン!

fault

侑「あれ?」

かすみ「嘘でしょ先輩…」

璃奈「あ、アンダーサーブでそんなフォームになるの?」

侑「あ、あはは…そ、そんな目でみないでよ」

しずく「さっき見た流れだ……」

侑「で、でもボールは前に飛んだし」

璃奈「アンダーサーブでボール当てたら前に飛ぶのは普通、むしろかろうじて前に飛んだレベルなのは流石にりなちゃんボード[やべぇよ…]」

1-1

ーーー

26: 2020/11/27(金) 14:49:32.84 ID:01AHHV3f
89-89 Deuce

しずく「ぜぇ…ぜぇ…侑先輩熱くなってきましたね……これぞテニス」

侑「ぜぇ…ぜぇ…そうだねまだまだ私も諦める気はないよはぁぁぁぁぁ!!!」

しずく「……(正直最初は演技を身に付けるための遊びでした…侑先輩もそうでしょう?)」

侑「(でも今は違う……本気でしずくちゃんに)」

しずく「(侑先輩に…!)」

侑、しずく「(勝ちたい!!!)」スパァーン!

アウト

侑「ぐぁ…ぜぇ…ぜぇ」

しずく「あが……ぜぇ…ぜぇ」

125-126

侑「ま、まだまだぁ!」

しずく「!?っ(なんて熱意…!なんて根気…正直ここまで熱い人だなんて思ってもなかったですよ侑先輩…!なら私も全身全霊でお答えするのみ…!…もう演技の為なんてことはどうでもいい……ただそこにある勝利を)」

璃奈「侑さん!」 かすみ「しず子!」

諦めない二人だからこその熱戦

いつの間にか遊びが真剣勝負となったこの戦い

一体どこまで続くのか

見ている二人も思っていることだろう

この終わらない戦い……

しずく「たぁぁぁぁぁ!!はぃぃぃぃぃぃ!!」

スカッ ポテン

しずく「痛っ」

ダブルfault

126-126 Deuce

侑「よっし!これで振り出し!」

しずく「くっ……サーブさえ入れば!サーブさえ入りさえすれば…!」

侑「いいね!いいね!この緊張感!最高にテニスしてるよ!」

かすみ、璃奈「(いやしてないからもう早く終わってくれ…)」

この後終わらない戦いいや始まってもない戦いはまだしばらく続いた

第2幕完

28: 2020/11/27(金) 14:51:31.61 ID:01AHHV3f
第3巻「お揃い」

彼方「二人ともお揃いなんだね?」

果林、エマ「?」

彼方「そのバッグのアクセサリー」

果林「あぁこれね、今私が出てる雑誌の一推しのアクセサリーなんだけどエマが一緒に買おうって聞かなくってね」


エマ「えへへ、だって果林ちゃんとお揃いの何か欲しいって思ってたんだもん♪」


果林「まったくもうエマったら」


彼方「……」


果林「?どうしたの?彼方?じーっと見て」


彼方「……あ、いや別になんでもないよ~二人とも本当に仲良しなんだねって思って…」


果林「彼方……あなたもしか」


彼方「!?っ…じ、じゃあもう私は帰るね遥ちゃんの夕飯の支度しないといけないから~また明日」ニコッ


果林「彼方?……ええまた明日」


エマ「気を付けてね彼方ちゃん!」



エマ「……ねぇ果林ちゃん」


果林「ん?」


エマ「私、お腹空いた」


果林「ふふ、奇遇ね私も丁度切らしてものあったのを思い出したのよ、どこか寄り道しましょうか?」

エマ「うん!」

29: 2020/11/27(金) 14:52:00.52 ID:01AHHV3f
彼方「……」ペラッ


彼方「はぁ~(結構するなぁ…まぁ買えないよね~こんなの買うくらいなら遥ちゃんに美味しいもの一杯食べてもらいたいもん~)」


彼方「はぁ~」


遥「お姉ちゃんどうしたの?ため息ばっかついて…もしかしてまた無理してるとか!」


彼方「うん!?い、いやいやなんでもないよぉ~彼方ちゃんはいつも元気一杯です!!」


遥「本当?」


彼方「うんうん本当本当だから遥ちゃんはもう寝てて?起こしちゃってごめんね?」


彼方「(友情もアクセサリーで美しく着飾ろう!!……か……たしかにあの二人は仲良いもんね~……そこに彼方ちゃんの入る隙間なんて……まぁないよね~)」ニコッ


彼方「はぁ~(おっといけないまたため息だ、今日はダメダメだね、もう寝ようかな)」

30: 2020/11/27(金) 14:52:32.46 ID:01AHHV3f
次の日


彼方「すやぁ~」


果林「彼方?起きて?もう練習の時間よ?」


彼方「んぁ?果林ちゃん?珍しいね果林ちゃんが彼方ちゃんを起こしにくるなんて」


果林「そりゃ今日あなたの柔軟担当は私だもん起こしにくるわよ」


エマ「まぁ果林ちゃんだけじゃ心配だから私も来たんだけどね」


果林「もう本当に心配性ねエマは」


彼方「あはは、本当に仲良しだね~お二人さん」


果林「なーに蚊帳の外から言ってるのよあなたとだってもう結構長い付き合いじゃない」

エマ「そうだよ?彼方ちゃん?私とだって同好会が5人のときからずっと一緒だもん」

彼方「あははそれもそうだね~二人には本当に感謝してるよ~」


彼方「(でもやっぱり彼方ちゃんとは時間が合うときしか一緒に帰れないしほとんど毎日一緒に帰ってる二人よりは……それに彼方ちゃんは二人と一緒の思い出も物も何も持ってない……)」


果林「さ、そろそろ練習行こうかしらね」


彼方「そうだね~いこっかぁ~(まあそれも仕方ないよね~遊ぶ時間もお金もないしこうなるのは分かりきってたこと)」


彼方「(でもやっぱりちょっと寂しいな~あの二人の)」


果林、エマ「あはははははは」


彼方「(間に入れないっていうのは…)」シュン


エマ「…あ、羊のアクセサリーだ!彼方ちゃんそのバッグについてるアクセサリー素敵だね!」


彼方「え?」

31: 2020/11/27(金) 14:52:54.49 ID:01AHHV3f
彼方「羊のアクセサリー?」


果林「本当ね?私のパンダのやつとエマのヤギのやつと同じお揃いのアクセサリー……彼方らしくてそれ可愛いらしいわ」


彼方「え?ええ!?彼方ちゃんこんなのし、知らない……な、なんでぇ!?」


果林「ふふ、あらそうじゃあどっかの誰かがあんまり可愛い顔してふて寝してるからプレゼントしにやってきたのかもね」


彼方「か、果林ちゃん!?ダメだよこんなのい、いくら?お金払うよ」


果林「いくらも何も知らないわ」


彼方「じゃあエマちゃん?」


エマ「私も知らないよ」


彼方「と、惚けないで!絶対どっちかでしょ?彼方ちゃんはこういうの受けとれな」


果林「受け取るも何も最初からあなたのでしょそれ」

彼方「だ、だからそういうのは」

エマ「私達は何もそれを買ったとも彼方ちゃんにあげたとも言ってないよ?」

彼方「ぐぅっ……嘘……絶対二人が買ってくれたくせにぃ…そんなの彼方ちゃん騙されないよ」

果林「ふふ、なんていったのかしら?聞こえなかったわ♪」


エマ「ふふ、私も聞こえなーい♪」



彼方「もう……分かったよ……受け取る……だけど………果林ちゃん、エマちゃんこれだけは言わせてね」


彼方「……ありがとう……嬉しいよ本当に二人と友達で良かった……」ジワァ


果林「バカね、大袈裟よほら泣かないの」フキフキ


エマ「ふふ、よしよし彼方ちゃん」ポンポン

彼方「ふぐっ……うぁぁぁ……」

32: 2020/11/27(金) 14:53:24.91 ID:01AHHV3f
しばらくして


彼方「二人とも早く早く~!」


果林「はいはい」


エマ「最近彼方ちゃんから遊ぼうって声かけてきてくれること多くなったね」


彼方「ふふふ~彼方ちゃん今日はフリーだから一杯果林ちゃんとエマちゃんと遊ぶんだ~」


果林「ふふ、そうねすっかり遠慮がなくなってきて……まったく困ったわがまま眠り姫ね」

エマ「でも嬉しそうだね果林ちゃん」


果林「別にライバルに落ち込んでられてちゃ目覚めが悪いだけよ」


エマ「???……果林ちゃんいつも朝の目覚めは悪いんじゃ?」

果林「そ、そういう意味ではなくて」


彼方「朝の目覚めなら彼方ちゃんの方がいいもんね」


果林「だ、だからそういう!」


彼方「分かってるよ~でも今度彼方ちゃんが果林ちゃん起こしに行ってあげようか~?」


果林「おだまり」

33: 2020/11/27(金) 14:54:09.46 ID:01AHHV3f
彼方「~♪」


遥「なんか最近お姉ちゃん楽しそうだね」


彼方「そう?あ、でもやっぱり同好会の練習とか楽しいし」


遥「それもあるけど最近ずっと暇さえあれば出掛けてるよね?」


彼方「あ、ごめんね~別に友達と遊んでるだけなんだ~バイト増やしたとかそういうのじゃないから」


遥「大丈夫分かってるよ、だって本当に楽しそうに出掛けてるもん」


彼方「うぇ!?そ、そんなに?」

遥「うん、分かりやすいくらいだよ?」

彼方「あはは、なんだか恥ずかしいな~」

遥「いいんだよお姉ちゃん、お姉ちゃんだって友達とそうやって遊んだりしたいだろうなって思ってたんだから」

彼方「遥ちゃん…」

遥「だからお姉ちゃんにそんないい友達が出来て私は嬉しいよ」


彼方「うん……本当に彼方ちゃんに勿体ないくらい…いい友達だよ」

34: 2020/11/27(金) 14:54:39.06 ID:01AHHV3f
彼方「さてと今日は~どんな献立にしようかな~」


彼方「ふふん♪カレーとかいいかもね、遥ちゃんも最近よく食べるし決めた♪カレーにしよう~」


やだ!やだ!私これがいい!


彼方「?」


幼姉妹

幼姉「わがまま言わないで…お揃いならこれ2つ買おう?」

幼妹「やだやだ!この羊のがいい!」


彼方「羊のって……あっ…」


彼方のバッグにつけているアクセサリー


彼方「……(あの子達が欲しいっていってるのはこれか)」



幼姉「しょうがないなぁ…じゃあ私たちのお小遣いじゃ合わせても一つしか買えないし……妹ちゃんがつける?」

彼方「……」


幼妹「え?でもそれじゃお姉ちゃんが…」


幼姉「いいよいいよ、妹ちゃんそれ欲しいんでしょ?私はまた今度でいいからさ」ニコッ


彼方「っ!?……」


彼方「(果林ちゃん、エマちゃん……ごめん……)」

35: 2020/11/27(金) 14:55:09.18 ID:01AHHV3f
あああああああああああ!!!

エマ「なんかせつ菜ちゃんの声聞こえなかった?」

果林「奇遇ね私も歩夢の声が聞こえたわ……ん?」


彼方「(あーあ…やっちゃった~)」


彼方「(……どうしよう流石にそこであった子供にあげたなんて言えないし……)」



彼方「はぁ~」


果林「?…ねぇエマ?また彼方がちょっと落ち込んでない?」


エマ「?…そういえば…どうしたんだろう?」


果林「まったく…悩みが尽きない子ね一体今度は何で悩んでるのかしら?」

エマ「ふふ」

果林「なに笑ってるのよ」

エマ「いや、私でも言われるまで気づかなかったのに果林ちゃんよく彼方ちゃんのこと見てるんだなって」


果林「なっ!?…ち、違うわよ!たまたま気づいただけで…!」


エマ「はいはい」

果林「なんか腑に落ちないんだけど」

果林「まぁいいわ、彼方?」


彼方「何?果林ちゃん?」

果林「今度は何で悩んでるの?この私に言ってみなさい?」

彼方「なんでもないよ」

果林「嘘おっしゃい」

エマ「彼方ちゃん?私達の仲でしょ?もう隠し事はやめようよ?」


彼方「いや本当に大丈夫だから……そう見えたならごめんね」

果林、エマ「……」ジー

彼方「は、はははは……睨んでも何もないって~」

36: 2020/11/27(金) 14:55:42.73 ID:01AHHV3f
彼方「ということで今日はバイトがあるのでさらば~!」

果林「あ、ちょ逃げた!」

エマ「彼方ちゃん!?」


果林「……まったく…なんだか知らないけど一人で抱え込み症なんだから」

エマ「本当どうしちゃったんだろう……ここ最近はずっと元気だったのに」



彼方「(やっぱり言えないよね~二人がせっかく彼方ちゃんの為に買ってくれたものをあげてしまったなんて…最低だもん)」




わーその羊の可愛いね


果林、エマ「?」


幼姉「えへへいいでしょこれ妹ちゃんとお揃いなんだ♪」


果林「……残り一つだったわよねあれ」


エマ「うん、それによく考えてみたら彼方ちゃんバッグを抱えるように逃げてった」


果林「はぁ…ええ…つまりそういうことね」

37: 2020/11/27(金) 14:57:36.89 ID:01AHHV3f
彼方「(バッグまた寂しくなっちゃったな……ただアクセサリーがなくなっただけなのになんだか果林ちゃんやエマちゃんも切り離してきたみたいな感覚だよ)」

彼方「(いや本当にそうかも知れないね……せっかく二人が選んでくれた大切な物をこんな簡単に手放して……最初からやっぱりあの二人の隣に友達としているなんて……彼方ちゃんにはふさわしくなかったんだよ)」

果林「彼方?今日は暇よね?一緒に帰るわよ」

エマ「そうだよ?また最近全然一緒に帰ってくれないから」

彼方「……ごめん、果林ちゃん、エマちゃん……彼方ちゃんね……二人がくれたあのアクセサリー……なくしちゃっ……え!?」

彼方は二人のバッグを見て驚愕する

果林「え?なんて?アクセサリー?あぁごめんなさいどっかいっちゃったわ…私片付けれない女だからついつい無くしちゃうのよね」

彼方「……嘘だよそんなの」

果林「本当悪い女よね、せっかく彼方とエマとお揃いだったのに」

エマ「それ言うなら私もだよ?私も無くしちゃった♪」

果林「エマが?珍しいわね…それに彼方も」

エマ「いやーみんな同時に無くすなんてある意味すごいね」

彼方「いや無理があるよ……二人とも……」

果林「まぁまぁこれでお揃いじゃない?」

彼方「!」

エマ「みてみて私達のバッグ」

三人のバッグには何もついていない

彼方「やめて……別に彼方ちゃんに無理に合わせなくても」

果林「無理になんかじゃないわよ、彼方に合わせたいから外してるの私もエマも」

エマ「そうだよ、私達三人でお揃いでいたいし」

彼方「お揃いっていうかこれじゃただバッグを持ってるだけじゃ……」

果林「ふふ、そういうお揃いがあってもいいじゃない?」

エマ「そうだね、私達らしい!」

彼方「もー、変わってるなぁ二人とも」

果林、エマ「彼方ちゃんもね!」

彼方「……ふふ」


でも、ちょっぴり

いやものすごく

嬉しかった

第3幕完

38: 2020/11/27(金) 14:58:34.36 ID:01AHHV3f
終わり

別々上げるつもりだったけど短いから三本立てにした

39: 2020/11/27(金) 15:03:30.42 ID:89GGEWjb
かなエマかり好き

40: 2020/11/27(金) 15:12:34.22 ID:kuSQ69D5
ギャグギャグと来といてほっこりで終わるスタイル嫌いじゃない

43: 2020/11/27(金) 15:39:09.21 ID:GJudE0Y+
すばらしい

44: 2020/11/27(金) 15:40:48.53 ID:YPvgzUWD
とても良かったよ!

45: 2020/11/27(金) 16:38:33.15 ID:4lOEtloX
|c||^.- ^||b

47: 2020/11/27(金) 18:18:58.40 ID:K1lJESPU
どれも良いけど1つ目が好きだな

48: 2020/11/27(金) 19:22:55.85 ID:Hh44XYYi
2番目かな
侑ちゃんの一年との親和性と
スクールアイドルやらない理由が致命的なレベルの運動音痴説結構好き

54: 2020/11/28(土) 01:52:33.59 ID:YikILLzb
3番目は本当にいい
最高

55: 2020/11/28(土) 02:10:00.80 ID:gxGPe7nm
どれもよかったわー
こういうのでいいんだよこういうので

63: 2020/11/30(月) 09:15:01.27 ID:L9+StUFB
どれも面白かった
三年生組の彼方ちゃんにこっそりプレゼントするところから更に彼方ちゃんが幼い姉妹に自分達を重ねてついあげてしまったところからのフォローも虹ヶ咲っぽくて泣いてしまった

71: 2020/11/30(月) 22:36:30.12 ID:pWVskZG1
こういうのでいいんだよこういうので

引用元: https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1606454231/

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