【SS】海未「私が短小という風潮がありますが」

海未「酷い話です」

海未「そう思いませんか、にこ」

にこ「え、いや何？」
　

海未「何？ではなくナニの話です」

にこ「いやちょっとイミワカンナイ」

海未「真姫の真似ですか？……いいですか、つまりナニとはおち　ち」

にこ「うわぁっ！？」

海未「なんですか奇声あげないでくださいよ」

にこ「アンタ何言ってるのよ！？」
　

海未「つまりですね、私が短小包茎で、加えて早漏の粗末なち　こだという世の中の風潮が間違ってるというのです」

にこ「あ、あんた、そんな、女子高生がそんな卑猥な///」

海未「何言ってるんですか、今時の女子高生なんて皆このくらいの下ネタ言いますよ」

にこ「いやそんな」

海未「大体女子高なんて同年代の異性の目が無い場所、遠慮する必要無いじゃないですか」

にこ「わ、私たちはアイドルなのよ」
　

海未「にこだって普段猫被ってるじゃありませんか」

にこ「アンタのはそういうレベルじゃないと思うんだけど」

海未「話戻しますよ、とにかく世の中の風潮が間違ってると主張したいんです、私は」

にこ「あ、そう、へー」

海未「引かないでくださいよ。にこにだって関係のある話です」

にこ「どう考えても関係ないわよ」
　

海未「大体にこだってナニは小さいとされていることが多いんです」

海未「それなのに私は嘲笑される、にこのはかわいーなどと持て囃される」

海未「この差は何ですかいったい」

にこ「……ちょっといい？」

海未「はい？」

にこ「私女よ？」

海未「私もですが」

にこ「……」

海未「……？」

にこ「おかしくない？」
　

海未「いえ、ですから世の風潮がおかしいという話を」

にこ「いやいやそうじゃなくて」

にこ「その、は、生えてなんて無いでしょ、私たち///」

海未「いえ、下の毛が生えてないのはにこだけですが」

にこ「ちょ///だ、誰がそんな話したのよ！？」

海未「冗談です、ちょっとからかってしまいました」

にこ「……殴っていいやつよねこれ」

海未「落ち着いてください」
　

海未「おち　ち　の話ですよね、わかってます」

にこ「ま、またアンタは……いやもういいわ恥ずかしがってちゃ話進まないし」

にこ「なんで私たちが生えてもないおち　ち　の大小について気にしなきゃいけないのよ」

海未「ですからそれが世の中の風潮なんですよ」

海未「希や絵里は巨根で、私やにこは短小という世間の声です」

にこ「ワケわかんないわよ、何で実際生えてないものの大小についてイメージがあるわけ？」
　

海未「実際そういう声があるんですから仕方ありません」

にこ「あ」

海未「どうしました？」

にこ「あれじゃない？あんま言いたくないけど、お〇〇〇の差」

海未「……まぁそれもあるでしょうね」

にこ「まぁだったらそれこそ仕方ないんじゃ、いや不本意ではあるけれど」
　

海未「それはもういいんです、何も希や絵里に勝ちたいわけではありません」

にこ「だったらナニヨ」

海未「同じ短小仲間であるはずのにこよりも、私の扱いが悪いことに憤りを感じるんです」

にこ「変な仲間に入れないでよ、ていうか知らないわよそんなこと！」

海未「何ですかまったく、挿入前にイっちゃうとか握られただけでとか」

海未「え、嘘、これで勃ってるの？とかうわー小さいーとか」

海未「にこなんてほとんど、可愛い❤とかのリアクションじゃないですか」
　

にこ「だからそれを私に言ってどうするのよ、仕方ないでしょうそれこそ」

海未「……そう、ですね、すいません熱くなりました」

にこ「まぁよくわからないけど、ありもしないことでいちいち怒るなんて損だと思うわよ」

海未「そうですね、にこの言うとおりです」

にこ「そうよ、大体何よおち　ち　が小さいって、私たち女よ？」

海未「ふふ、考えてみればおかしな話ですね」

にこ「まったくよ、くだらないわ」

海未「ふぅ、しかしちょっと下ネタが過ぎましたね」

にこ「その点に関しちゃ大いに反省しなさい」
　

海未「少々ムラムラしてきました、発散してきます」

にこ「え？」

海未「具体的に言いますと、トイレでシ　ってきます」

にこ「あぁ、そう」

海未「では行ってきます」ｶﾞﾁｬ

にこ「いってらっしゃい」ﾊﾟﾀﾝ

にこ「……」

にこ「え？」


おわり