桜坂しずく(30)「やがてひとつの……」【SS】

しずく SS


1: 2020/11/22(日) 10:05:12.60 ID:AT3cAGsZ
エピローグ的なもの

6: 2020/11/22(日) 10:13:41.57 ID:AT3cAGsZ
桜坂しずく(28)「わたしの理想のヒロイン」
https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1592051291/

前スレ937から

桜坂しずく(27)【長編SS】
前編 ■約100000文字■ 若くして数々のドラマや映画に出演する大人気女優となったしずくちゃん 超有名な作詞家と作曲家つけてもらえて、多数の音楽番組やイベントへの出演も確約されてる超好条件のアーティストデビューの話が来るものの、頑なに首を縦に振ろうとしないしずくちゃん 業界関係者は、しずくちゃんが提示したとある条件に頭を悩ませているらしい…… そんなニュースをぼーっと見ていた、埋もれたソングライターのあなたちゃんに一通のメールが その相手は、いつの間にか疎遠になっていたしずくちゃんからだった………
桜坂しずく(28)「わたしの理想のヒロイン」【長編SS】
■約90000文字■後編 このSSは あなしずを基盤としたあなた×オールキャラのxx年後パロSS(2スレ目)です   あなしずですが、×オールキャラという話の展開上しずくの出番はそこまで多くないです ※ 虹メンバーが成長に辺り結婚していたりする描写があります。 男に拒否反応を示す方はご注意ください。
10: 2020/11/22(日) 10:23:39.26 ID:AT3cAGsZ
ーーーー

懐かしいな……この家に来て今日でもう2年か。
あの時は恥ずかしい勘違いしちゃったなぁ。

朝日もまだ出ていない時間に起きた私は、デジタル時計の日付に目を通し、ふと昔のことを思い出した。


隣でまだ寝ている彼女を起こさないようにそっとベッドを出る。

しずく「すぅ……すぅ……」

しばし彼女の寝顔を観察する。

うん、今日も彼女が可愛い。
すっぴんまで可愛いのはズルいと思う。

 

13: 2020/11/22(日) 10:35:09.25 ID:AT3cAGsZ
現在私は、しずくちゃんの住んでいる都内の低層マンションの一室で同棲している。

警備もバッチリで、内部の者の許可がない限り一般の人は一切入れないどころが近づくことすら出来ないので、同棲の事がバレる様子は一切無い。


あの後私はしずくちゃんに半ば強引に連れてこられ、いつの間にかここに一緒に住むことになっていた。

仕事で殆ど家にいないこともあり、家事はしっかり者のしずくちゃんにしては意外とズボラになっていたようで。

以前はマンションのオプションで家事代行サービスを頼んでいたようだけれど、それももう必要なくなった。

15: 2020/11/22(日) 10:45:06.13 ID:AT3cAGsZ
作曲の件も、しずくちゃんが沢山頭を下げて何とかもう1度取り次ぐことができ、無事私の曲でアーティストデビューすることができた。


作曲者名は学生時代の時ともフリーのソングライターとして活動していた時とも違う名前を使用していて、経歴はしずくちゃんへの提供のみなので実質謎のソングライターと言う事になっている。

それでもピンとくるものがあったのか、スクールアイドル時代の楽曲提供者と同じ人ではないかという説が古参ファンの間では有力だった。

しずくちゃん自身に寄り添った素直な歌詞が良いという声もあるけれど世間を騒がせて他の実力者を断ってまで出したものがこれか、という意見もあり正直賛否両論ではある。

16: 2020/11/22(日) 10:51:47.56 ID:AT3cAGsZ
それでも今度のライブのチケットは完売し、ひとまずしずくちゃんの顔に泥を塗るような事にならなくてよかった。

なにより、楽しそうに歌うしずくちゃんが見れて嬉しい。


私の方は、しずくちゃんの作曲家というブランドが強いのか、こんな私の実力でも、曲の依頼の話がくるようになった。
私を頼ってくれるようになってとても嬉しいけれど、申し訳がないと思いながらもしずくちゃん以外のために曲を作りたくないということで断っている。


私はこれからもしずくちゃんのためだけに曲を書き続けようと思う。
 
有名ソングライターになってチヤホヤされたいわけではなく、色んな曲を作ってどんどん稼ぎたいわけでもなく、私はただしずくちゃんを隣で応援したいだけだから。

22: 2020/11/22(日) 11:39:16.75 ID:AT3cAGsZ
ジュゥゥゥ

あなた「そろそろひっくり返すかな……」

ギュゥゥゥ

あなた「しずくちゃん……いつも言ってるけど離してくれないと朝ご飯作りにくいんだけど……」

しずく「んー……」

まるで小さい子どものように、いやいやと首を振りながら更に深く背中に顔をうずめる。

あなた「ぎゅーなら昨日いっぱいしたでしょ?」

しずく「10年以上我慢してきた思いはあれくらいじゃ収まらないんですよー」 

あなた「もう……」

25: 2020/11/22(日) 12:03:14.32 ID:AT3cAGsZ
しずく「それに、2年前のバーのお代まだ返してもらってませんし」

あなた「だって、現金で払わせてくれないし……。いつになったら返せるの?それ」

しずく「私がいいって言うまでです。しばらくは一緒にしたい事があるので」

あなた「そんなのなくても普通に頼めばするのに……」

しずく「え?」

あなた「いや、それよりもうすぐ出来るから食器出してもらっていい?」

しずく「はーい……」

名残惜しそうに私から離れるしずくちゃんを見て毎度ながら心が痛む。
本当は離れてなんて言いたくないんだけどごめんね。

35: 2020/11/22(日) 17:19:32.94 ID:AT3cAGsZ
しずく「んん~!今日も美味しいです、先輩!」

あなた「毎日褒めてくれて嬉しいよ。ただのたまごやきだけどね」

とはいいつつ、子供の頃から作り続けているのでそこそこ自信はあったりする。


しずく「先輩、あーん」

あなた「あーんかぁ……」

しずく「どうしました?」

あなた「あーんはちょっと恥ずかしいよ……私もう30だし」

しずく「先輩それ、本気で言ってるんですか」(低音)

あなた「言ってたら2年もこんなにラブラブしてないでしょ」


「「えへへ~」」


あなた「しずくちゃんも、あーん」

しずく「あーん♡美味しい!」

 

37: 2020/11/22(日) 20:55:09.65 ID:AT3cAGsZ
まだ日の出前ではあるけれど、食事をとったら、身支度を整えてすぐに出発。
想像していた以上に多忙な生活を送っているんだなといつも思う。

しずく「先輩……」スッ

だからこそ支えてあげたいし、しずくちゃんの言う事ならどんなことでも喜んで叶えてあげたい。

ギュゥゥゥ

料理中抱き会えなかった分強く互いを抱きしめ合う。

あなた「…………」

しずく「…………」

あなた「しずくちゃん、そろそろ行かなくて大丈夫?」

しずく「あともうちよっとだけ先輩成分補充したいです」

あなた「……っ」

かわいい……。
漫画なら血でも吐いていたところだ。

このままだと永遠に時間が過ぎてしまうので、渋々離れる。

38: 2020/11/22(日) 20:57:38.65 ID:AT3cAGsZ
しずく「いつも欠かさずお見送りしていただいてありがとうございます。先輩のお見送りがあるから、1日頑張れるんです!」

あなた「そう言ってくれると嬉しいな」

先輩。今日、なんの日か分かってますよね?

勿論、忘れるわけないでしょ!

たとえクリスマスやお正月の日を忘れたとしても、今日の日を忘れることは絶対にないだろう。たくさんの思い出が詰まった日だ。
それに今日また思い出が増えることだろう。

しずく「今日はいつも以上に早く帰ってきますからね」

あなた「帰る時電話してね」

しずく「はい!それじゃあ行ってきますね、先輩!」


バタン

あなた「ふぁぁぁ……」

急に眠気が襲ってくる。やっぱりこんなに朝早くから起きるのは体が慣れない。

あなた「ちょっとだけ寝かせてもらおう……」

ーーーー

39: 2020/11/22(日) 21:02:03.16 ID:AT3cAGsZ
カランカラン

マスター「すみません。まだ営業前で……おや、あなたでしたか」

あなた「お久しぶりです。今年は今日ここに来れそうになくて」

マスター「わざわざそれを言いに?すみませんね」

あなた「いえ、ここにはお世話になりましたし」

久しぶりのバーを、懐かしむようにぐるっと見回す。

なんというか……開店前ではあるけれど、いつも営業中に見る景色と殆ど変わらない。

40: 2020/11/22(日) 21:06:34.15 ID:AT3cAGsZ
あなた「あの、ずっと疑問だったんですけど、ここやっていけてるんですか?いつも私達以外の客殆ど見ませんでしたけど……」

でもだからこそいまでも2人で訪れられているんだけど。普通のバーなんかに行ったらすぐに見つかって広まってしまうだろう
 
マスター「安心してください。趣味でやってるだけですから。こう見えてもお金には余裕あるんです」

あなた「そうですか……」

あなた(やっぱり人いないんだ……。これからは通う頻度増やそうかな)


あなた「あ、それと。2年前ははぐらかされちゃいましたけど、なんでここまでしてくれたんですか?」

マスター「…………あまり自分の事を話すのも躊躇われるのですが、私の娘もスクールアイドルが好きでしてね。娘が一番好きだった子がしずくさんなんです」

あなた「娘さんが?」

41: 2020/11/22(日) 21:08:45.93 ID:AT3cAGsZ
マスター「娘の影響で私もしずくさんの事は実の娘のように応援していましてね」

マスター「そんな中当時作曲を担当していた人がコンビを組んでまた復活するかもしれないんです。ファンとしては期待するしかないでしょう?」

あなた「しずくちゃんのファンだったんですか……。全く気付きませんでした」

マスター「私も中々の演技力だったでしょう?」

あなた「しずくちゃんには敵いませんけどね」

マスター「ふふ……」

42: 2020/11/22(日) 21:09:32.82 ID:AT3cAGsZ
あなた「改めて、ありがとうございます」

マスター「お礼を言いたいのはこちらですけどね。しずくさんの曲、毎日聞かせてもらっていますから」

あなた「っと……そろそろ来る時間かな。今日は帰ります」

マスター「よかったらまた飲みに来てくださいね。いつでもお待ちしています」

あなた「はい、絶対また来ます。今度はしずくちゃんと、2人で!」


ーーーー

43: 2020/11/22(日) 21:12:26.50 ID:AT3cAGsZ
あなた「買い出しもしたし、準備は万端。そろそろ来る頃だと思うけど……」

ピンポーン

あなた「お、早速来た来た」

ガチャッ


彼方(31)「久しぶり~元気にしてた~?」

あなた「彼方さん久しぶり!言われてた食材は買ってきてるよ!」

彼方(31)「お!それじゃあ彼方ちゃん、頑張って美味しい料理作っちゃうぞ~」

44: 2020/11/22(日) 21:15:06.05 ID:AT3cAGsZ
彼方「そういえばあなたにはまだ話してなかったっけ。彼方ちゃん今、厨房で料理作ってるんだ~!」

あなた「え、じゃあとうとう見習いは卒業!?」

彼方「うん!ここでいっぱい料理の腕を上げて、いつか自分の店を開いて、皆に来てもらうのが夢なんだ~」

あなた「うわぁ~!絶対行くからその時は呼んでね!!」


あなた「ね、なにか手伝える事ない?」

彼方「ありがとう。でも気持ちだけ受け取っておくよ。あなたはゆっくりしてて~」

あなた「でも……」
 
彼方「それに、あなたは皆のことお出迎えしなきゃ」

ピンポーン

彼方「ほら、早速来たんじゃない?」

45: 2020/11/22(日) 21:27:13.13 ID:AT3cAGsZ
 
ガチャッ

あなた「はーい」

果林(31)「久しぶり。早かったかしら?」

せつ菜(30)「聞いてくださいよ!私がここに向かっていたらちょうど反対方向から歩いてきてて!私が来なかったらどこへ行っていたのやら……」

果林(31)「ちょっとせつ菜!」

せつ菜(30)「隠さなくても、果林さんが方向音痴なのは同好会の皆知ってるじゃないですか」

果林(31)「そうかもしれないけど、改めて言われると恥ずかしいじゃない!」

せつ菜(30)「そ、そうなんですか……それはすみませんでした……」

あなた「まあまあ。私も地図アプリ見ながらでも迷ったりするし……とりあえず中入ってよ!」
 

46: 2020/11/22(日) 21:31:35.05 ID:AT3cAGsZ
あなた「あ、果林さん。タバコ吸う?私もしずくちゃんも吸わないから、できれば室内で吸うのはやめて欲しいんだけど……」

果林「大丈夫よ。タバコはやめたわ」

あなた「え、やめたの?」

果林「えぇ。元々好きで吸ってたわけでもないし」

果林「聞いて、凄いのよ!エマと定期的に話すようになってからストレスたまらなくなったの。やっぱり凄いわねあの子。本当にマイナスイオン出てるんじゃないかしら」

あなた「へぇ~流石エマさん!」

せつ菜「いいですね。私も今度電話してみようかな」

47: 2020/11/22(日) 21:35:57.77 ID:AT3cAGsZ
彼方「お、果林ちゃんにせつ菜ちゃん!久しぶり~」

果林「久しぶりね彼方」

せつ菜「お、彼方さん料理作ってるんですか!私も何か手伝いましょうか!」


彼方「えっ」

果林「えっ」


彼方「い、いや!いいよ~せつ菜ちゃんは座ってて!」

果林「そうよせつ菜!人には適材適所っていうものがあってね!」

せつ菜「え?そうですか……?」

あなた(今のせつ菜ちゃんは別に料理が下手って言うわけではないんだけど、どっちみち私達がいても彼方さんの邪魔になりそうだし黙っておこう)

48: 2020/11/22(日) 21:40:00.59 ID:AT3cAGsZ
果林「よいしょっと……まだ時間あるわよね」

あなた「うん。どうしたの?」

果林「専門学校の課題がたっぷり出ててね。まだ終わってないのよ」バサッ

あなた「おぉ……果林さんが自分から勉強を……」

果林「もうこんな歳だし、人より頑張らないと吸収できないしね。それに実技が多くて楽しいのよ」

あなた「座学は?」

果林「まぁ……そこそこ……」

49: 2020/11/22(日) 21:44:17.24 ID:AT3cAGsZ
せつ菜「なぜこの歳から専門学校へ?」

果林「まだ内緒よ。ね!」

そう言って果林さんは、そっと私にウインクした。

あなた(マリアちゃんとの夢があるもんね)

ピンポーン

あなた「あ、誰か来た」

エマさんだったりして!

50: 2020/11/22(日) 21:47:19.05 ID:AT3cAGsZ
ガチャッ

エマ(31)「チャオ~。会いたかったよ~!」

あなた「エマさん!!私も!!」

かすみ(29)「かすみんもいますよ~」

あなた「かすみちゃんも今日も可愛いね!」

かすみ(29)「えへへ、流石先輩。見る目ありますね~」

51: 2020/11/22(日) 21:53:32.86 ID:AT3cAGsZ
エマ「そろそろ新しい子ども欲しいなって思ってるんだ~」

かすみ「エマ先輩もですか。かすみんもそろそろ2人目欲しいな~って思ってるんですよ」

あなた「そうなんだ」

かすみ「はい。ほら、かすみん一人っ子じゃないですか。それで寂しい思いしたから、うちの子には寂しい思いして欲しくないなって思って」

あなた「優しいね。エマさんは2人どころじゃないけどね」

かすみ「何人いるんですか?」

エマ「今4人だよ」

かすみ「多っ!いいな。流石にうちはそんなに産む余裕ありません……」

52: 2020/11/22(日) 21:56:02.94 ID:AT3cAGsZ
エマ「あ、果林ちゃんせつ菜ちゃん彼方ちゃん!来たよ~」

果林「あ、エマ!頼まれてたもの作ってきたわよ」

エマ「ほんと?」

あなた「頼まれてたもの?」

果林「えぇ、下着」

あなた「下着?」

エマ「可愛いの、無くて……」

あなた「あぁ、なるほど……」

53: 2020/11/22(日) 21:58:11.74 ID:AT3cAGsZ
果林「どう?エマ……」

エマ「うーん……。ちょっとキツいかな……」

果林「嘘、あれからまだ大きくなったの……?」

エマ「やっぱり食べすぎたのかな……」

果林「いや、違うと思うわよ……」

あなた(すごっ……)

54: 2020/11/22(日) 22:00:56.96 ID:AT3cAGsZ
かすみ「ぐぬぬ……エマ先輩はなんでまだ大きくなるんですか!!ずるいですよ!かすみん妊娠しても全然大きくならなかったのに!」

果林「かすみちゃん……もうすぐ30なのに自分の事かすみんって呼ぶの痛くない?」

かすみ「い、痛くないもん!お客さんも皆可愛いって言ってくれてますし!!」

かすみ「それに、なんでかすみんはだめで彼方先輩はいいんですか!彼方先輩も自分の事ちゃん付けしてるじゃないですか!」

彼方「え、彼方ちゃんがどうかしたの?」

果林「彼方は……彼方だしねぇ?」

エマ「うん、彼方ちゃんだし」

せつ菜「彼方さんですし」

かすみ「くっ……なんか納得できてしまうのが悔しいです……!」
 

55: 2020/11/22(日) 22:03:17.12 ID:AT3cAGsZ
かすみ「あ、エマ先輩。それよりアドバイス欲しいんですけど」

エマ「え、何かな?」

かすみ「最近うちの子絶賛イヤイヤ期に突入してまして……。もう毎日毎日ピーピー泣いてばっかりで。どうしたらいいですかね?」

エマ「それは大変だよねぇ。そういう時は…………」

せつ菜「うっ……本格的に子どもの話になってしまいました。友達と集まって子どもの話になるのはなんか現実に引き戻される気分です……」
 

56: 2020/11/22(日) 22:10:00.80 ID:AT3cAGsZ
彼方「あ、子どもと言えば!」

子供に反応した彼方さんが、料理の手を止めスマホを持ってこちらに小走りしてきた。

彼方「見てみて~。この前遥ちゃんに赤ちゃんが生まれたんだよ~」

せつ菜「そういえば遥さんも結婚したんでしたっけ……」

エマ「うわぁ~可愛い~!!何ヶ月?」

彼方「6ヶ月だよ~」

エマ「へぇ~可愛いね~!!」

彼方「でしょでしょ~?休みの日は毎日通ってて」

あなた「毎日!?」

彼方「最近はようやく私にも慣れてくれたんだ~。もう目に入れても痛くないくらい可愛くて~」

かすみ「なんというか……」

果林「絵に書いたような姪っ子溺愛伯母さんね……」

57: 2020/11/22(日) 22:14:15.52 ID:AT3cAGsZ
あなた「彼方さん、姪っ子の事もいいけど、ちゃんと自分の事も大事にしてる?」

果林「そうよ。甥っ子姪っ子を溺愛しすぎる人って、大抵自分の人生の事に無頓着になって気付いた時には結婚したくても生涯独り身。なんて事になってたりするし」

彼方「大丈夫だよ……相手ならいるし……」ボソッ

果林「あら、そうだったの?どんな人?」

あなた「同じ職場の人?」

彼方「えぇ!?なんで知ってるの!?うん、そうだけど……」

あなた(あの人かな)

58: 2020/11/22(日) 22:16:55.48 ID:AT3cAGsZ
果林「ねぇ、どこまでいったの?」ウキウキ

彼方「じ、じつは……」

あなた「うんうん」

彼方「昨日やっと手を繋いだところで……」

果林「…………」

果林「は?」

59: 2020/11/22(日) 22:24:03.29 ID:AT3cAGsZ
果林「付き合うことになったのっていつ?」

彼方「半年前かな」

果林「いや31でそれは……」

あなた「まあまあ、こういうのは人によって様々だし……」

彼方「こういうの、彼方ちゃん苦手なんだってばー!」

かすみ「なんだか彼方先輩の相手が可哀想になってきました」

あなた「あはは……」
  

60: 2020/11/22(日) 22:26:16.19 ID:AT3cAGsZ
エマ「せつ菜ちゃんは恋愛関係の、何かないの?」

せつ菜「え!?わ、私ですか!?」

せつ菜「私は……アイドル声優に近い物やらせてもらってるので、ファンの方を裏切るわけにはいきませんから!!」

せつ菜「声優は、黒髪で!恋人を!作らないものなんです!」

あなた「そうなんだ……」

61: 2020/11/22(日) 22:27:28.50 ID:AT3cAGsZ
せつ菜「それなのに30を超えたあたりから急にネットで独り身を煽られ始めたんですよ!!同業者からもたまに笑われるし!」

せつ菜「なんなんですか!もう!!勿論ファンの方は分かってくれていると思いますけど!?」

あなた(なんかあんまり触れないほうが良さそうだ)

62: 2020/11/22(日) 22:37:31.56 ID:AT3cAGsZ
エマ「果林ちゃんはそういう話あるの?」

果林「ふふ……ヒ・ミ・ツよ」

かすみ「ホントですか~」

果林「何が言いたいのかしらかすみちゃん」

かすみ「いえ、30過ぎって世間からしたらもう『おばさん』じゃないですか」

果林「……ちょっと表でましょうか、かすみちゃん」

かすみ「ひぃっ!?」

ピンポーン
 
かすみ「あ、先輩!誰か来ましたよ!」

63: 2020/11/22(日) 22:38:58.42 ID:AT3cAGsZ
愛(30)「やっほー!久しぶり~」

璃奈(29)「会いたかった」

あなた「2人ともいらっしゃい!入って入って!」

 

64: 2020/11/22(日) 22:41:43.16 ID:AT3cAGsZ
愛「皆久しぶり~」

エマ「え……その声愛ちゃん!?」

かすみ「うぇぇ!?知らない人かと思いました!!」

果林「びっくりした……」

愛「……ぶちょーの時もそうだったけど、黒にしただけでそんなに分からないものかな?」
 

66: 2020/11/22(日) 22:55:42.60 ID:AT3cAGsZ
愛「それより何の話してたの?」

エマ「まずかすみちゃんと子どもの話してて……」

愛「そういえばエマっちとかすみんは子どもいるんだっけ。いいなー二人は子どもがいて。昔の知り合いに合うとこういうのが現実見えて辛いよ……」

せつ菜「愛さん、分かります」

愛「せっつー……」ジーン

彼方「遥ちゃんの子どもも見て?」

愛「うっわぁ~可愛い~!!」

果林「愛は相手いたりしないの?」
   
愛「野郎はいらんやろう!」

果林「え?」

67: 2020/11/22(日) 23:00:36.92 ID:AT3cAGsZ
あなた「ほら、愛ちゃん男性社員の人にセクハラまがいのことされてたから」

果林「ああ、そうなの」

エマ「愛ちゃん。男の人全員が全員そういう人なわけじゃないよ?」

愛「うるさいやい!」

果林「にしてもこれは重症ね……」

愛「それは分かってるけどさ、一緒にいたいって思う人いないもん」

果林「そりゃ出会いに行かなきゃ出ないからでしょ。休日に趣味の事しかしないのは独身コースまっしぐらよ」

愛「あぁ……!言わないで!!分かってるから!!」

せつ菜「まったくです!!」

愛「せっつー……」

せつ菜「愛さん……」

「「…………!」」ガシッ

あなた(なんか意気投合した……)

70: 2020/11/22(日) 23:41:24.58 ID:AT3cAGsZ
璃奈「私は子どもはいいかな……」

あなた「え、どうして?」

璃奈「教師のお仕事忙しくて暇が無いし、もしできても昔の私みたいに悲しい思いさせるだけだと思うから」

愛「今のりなりーなら大丈夫だよ!!」

璃奈「本当……?」

愛「りなりーなら子どもの気持ちが分かるから向き合えると思うし」

かすみ「子育てで困ってるなら、私も手伝いに行くよ、友達でしょ?」

エマ「私も何かアドバイス出来る事があるならなんでもするよ?」

璃奈「皆……。ならその時が来たら……考えてみてもいいかも」

愛「それに私も面倒見に行くよ!」

あなた「それ愛ちゃんが子供と遊びたいだけじゃ……」

愛「ち、違うよ!いや、違わないかも……」

璃奈「子どもはあげない」ムッ

愛「ちょっ……とらないって!」



「「「あははは」」」

71: 2020/11/22(日) 23:43:54.97 ID:AT3cAGsZ
ピンポーン

ガチャッ

歩夢「遅れてごめん!」

あなた「歩夢ちゃんいらっしゃい!全然遅れてなんてないから大丈夫だよ」

歩夢「これ、持ってきたよ!」

あなた「ありがとう!こっちの部屋においといてくれるかな?」

歩夢「うん!」

 

72: 2020/11/22(日) 23:46:59.01 ID:AT3cAGsZ
歩夢「皆久しぶりだね!」

かすみ「おぉ、歩夢先輩大人っぽくなってる……」

愛「あゆむー!」ガシッ

歩夢「わっ……愛ちゃんどうしたの?」

愛「歩夢はまだ結婚してないよね!?」

歩夢「どうしたの急に!?うん、してないけど……」

愛おお!ちょっと安心!やっぱり信じられるのは同学年組だー!」

果林「そんなに独り身にコンプレックス感じるなら身を固めたほうがいいんじゃないの……?」ボソッ


ーーーー

73: 2020/11/22(日) 23:49:09.75 ID:AT3cAGsZ
彼方「料理の準備できたよ~後は帰ってくるのを待つだけかな」

あなた「ありがとう彼方さん!!」

せつ菜「すっごく美味しそうな匂いがします!!」

歩夢「せつ菜ちゃん味分かるんだ……」

せつ菜「え?何か言いました?」

歩夢「ううん、なんでも!」

74: 2020/11/22(日) 23:51:31.51 ID:AT3cAGsZ
エマ「それにしても今日は皆集まれてよかったね」

せつ菜「皆さん忙しいですし、特にエマさんはいつもはスイスにいますからね」

果林「ホントに私達の卒業式以来じゃない?このメンバーが集まるの」

歩夢「今日はありがとう!」

あなた「いや、私は別に……」

75: 2020/11/22(日) 23:53:13.85 ID:AT3cAGsZ
あなた「あの……」

璃奈「どうしたの?」

あなた「その……今日だけじゃなくまたいつか、こうして皆で集まりたいんだけど……ダメかな?」

歩夢「だって。どうする?みんな」

彼方「そんなの勿論~」

「「いいに決まってるよ!」」

あなた「みんな……ありがとう……」

76: 2020/11/22(日) 23:55:26.89 ID:AT3cAGsZ
果林「私は正直ちょっと前まではあまり皆と会いたくなかったんだけどね」

歩夢「私も……」

かすみ「え、何でですか?」

果林「大人には色々あるのよ」

かすみ「かすみんも大人ですけど……」

歩夢「こうやってまた皆で集まれるようになったのも、あなたのおかげだよ」

あなた「そんな、私は別に……///」

あなた「そもそもしずくちゃんに作曲の話を持ちかけられて皆に会おうとおもったんだから、しずくちゃんのおかげだよ」

歩夢「ならその分もしずくちゃんに感謝を伝えないとね」

プルプルプル

あなた「あ、しずくちゃんから連絡来たよ!皆準備して!」

77: 2020/11/22(日) 23:57:14.45 ID:AT3cAGsZ
ガチャッ

しずく「ただいまー!すみません!撮影が予定より長引いてしまって……!」

しずく「って……え!?何この靴の数!」

あなた「いくよ皆!」

パーン

しずく「へ……?」

あなた「せーの」
 
「「しずくちゃん、誕生日おめでとうー!」」

しずく「え……皆さん……?…………え?」

 

78: 2020/11/22(日) 23:59:20.91 ID:AT3cAGsZ
しずく「あの……なぜ皆さんが……?」

あなた「しずくちゃん言ってたでしょ、いつか皆とまた会いたいって」

しずく「先輩……」

しずく「ありがとうございます!!最高の誕生日プレゼントです!!」

彼方「さ、準備はできてるから、早く彼方ちゃんの手料理食べて食べて~」

しずく「わぁ!楽しみ!」

あなた「しずくちゃん、早く行こう?」

しずく「はい!!」

 

85: 2020/11/23(月) 22:16:09.92 ID:avlacTLU
せつ菜「しずくさんへのプレゼントはまとめてここに置いておきましたから後で開けてくださいね!」

しずく「わっ!わざわざすみません皆さん……」

かすみ「なに遠慮してんの!しず子は今日の主役なんだから!」

しずく「かすみさん……そうだね」

あなた「それじゃあ皆揃ったところで……」

「「かんぱーい!!」」

 
「日本にいる間に見ようと思うんだけど、しずくちゃんが出てる映画でおすすめってある?」「プレゼントだけど、やっぱり私から手渡しした方がよかったかな?」「この後しずくちゃんから見て、ちゃんと表情出せてるかどうか見てほしいんだけどいい?」「そういえば今後声の出演をする予定ってあるんですか?」「ねぇ次はいつうちの店来てくれるの?」「しずくちゃん、あの子のことよろしくね」「これ、彼方ちゃんの自信作なんだけど、しずくちゃんの感想が聞きたいなぁ」「なんだかしずくちゃんも色っぽくなってきたんじゃない?」


しずく「ちょっ……ちょっと皆さん!私聖徳太子じゃないんですからそんなに一斉に話されても聞き取れませーん!!」
 

86: 2020/11/23(月) 22:33:14.71 ID:avlacTLU
愛「縁起のいい演技を教えてほしいな~!なんつって!」

しずく「あははは、おかしい!」

かすみ「え、今ので笑うの!?」

それから色んな事を話した。
将来の話から他愛もない話まで、とにかくたくさん。

エマ「こうして話してみると、やっぱりしずくちゃんだね!」

璃奈「有名人になったからって、変に緊張してた……」

彼方さんかすみちゃん果林さん以外の人は最初こそ大女優相手に緊張していたけれど、すぐに同好会の友人として打ち解けたようだ。

果林「本当にありがとうね、しずく」

歩夢「私からもお礼を言わせてほしいな」

しずく「そんな、私は何も……」

久しぶりにみんなと過ごす時間はあっという間に感じるほど本当に楽しくて。 

彼方「やっぱりしずくちゃんの膝枕は気持ちいいね~」
 
せつ菜「そ、そんなにいいんですかそれ……」ゴクリ

こんな時間がいつまでも続くことはないというのは分かっているからこそ、またこんな幸せな日を迎えられるようにこれからも精一杯生きていこうと思う。

しずく「せん……」

それでもやっぱり、永遠にしたいと思うものはあるわけで……
 

87: 2020/11/23(月) 22:36:29.14 ID:avlacTLU
しずく「先輩!」

あなた「えっ……!」ビクッ

しずく「どうしたんですか?先輩」

あなた「い、いや……相変わらずしずくちゃんが綺麗だなって……」

しずく「……っ!?せんぱっ、皆の前で急に何を!?」

かすみ「はいはーい!2人ともイチャつくのは後にして早くカメラの前に来てくださーい」

あなた「カメラ?」

しずく「皆で写真撮ろうって話になったじゃないですか」

あなた「あぁ、そうだったね」

88: 2020/11/23(月) 22:50:50.67 ID:avlacTLU
かすみ「じゃあ撮りますよー!」

大人になると価値観や身分の違いだったり、疎遠になったりで学生時代の友達と付き合うことは殆ど無くなるという。
実際私達も卒業してそれぞれの道に進み、疎遠になっていた。

せつ菜「やっぱりスクールアイドルの掛け声と言えばあれですよね!!」

エマ「あれだね!」

果林「元だけどね」

かすみ「元でもスクールアイドルだからいいんですよ!」

でも今の私達は、大人になってもこんなに仲良く集まれている。こんなに嬉しい事はない。

あなた「みんないくよ!せーの!」


「「「ラブライブ!」」」


パシャッ

あの時スクールアイドル同好会に入って、そしてあの時しずくちゃんともう1度会いにバーを訪れて本当に良かった、と心からそう思うのだった。

100: 2020/11/25(水) 16:21:16.22 ID:LclOpC9r
ーーーー

歩夢「それじゃあ私達、そろそろおいとまするね」

彼方「またね~」

璃奈「今日はとっても楽しかった!」


せつ菜「えっ、皆さんもう帰るんですか!?せっかく皆で集まったんですから、もっと遊びましょうよ!!張り切っていっぱいゲーム持ってきたんですよ!?」

かすみ「え"っ"!?」


 

101: 2020/11/25(水) 16:22:32.29 ID:LclOpC9r
かすみ「ちょっ……ちょっと!誰もせつ菜先輩に話してないんですか!?」

愛「だって、うっかり喋っちゃいそうだし……」

エマ「とにかくせつ菜ちゃんを止めないと!」

果林「任せて」ザッ

かすみ「果林パイセン……!」


 

102: 2020/11/25(水) 16:23:49.19 ID:LclOpC9r
果林「せつ菜、ちょっとは空気読みなさい。誕生日の夜に恋人同士が2人きりですることと言えば1つしかないでしょ」


せつ菜「恋人が夜2人きりですること……」

せつ菜「…………」

せつ菜「……///」ボッ


果林「私達が二人の邪魔をするわけにはいかないのは分かるわよね?」

せつ菜「し、失礼しました……///」

果林「分かればいいのよ」

104: 2020/11/25(水) 20:24:05.46 ID:LclOpC9r
歩夢「それじゃあ、またね」

あなた「うん、また」

バタン

しずく「気、使わせちゃったみたいですね……」

あなた「とりあえず……部屋行こうか」

しずく「え、皆が帰って早速ですか!?先輩のえ ち……」

あなた「いや、そうじゃなくて!いや、それもあるけど……今はそういうのじゃなくて!!」

しずく「ふふ、いいですよ。行きましょう」

105: 2020/11/25(水) 20:25:46.57 ID:LclOpC9r
あなた「しずくちゃん、今までありがとう。本当に」

あなた「恋人になって2年経って、しずくちゃんの事を好きになったのがただの気の迷いなんかじゃないってハッキリ分かった」

あなた「それどころが昨日より今日って言う風に、毎日好きになっていってる」

あなた「こんな日が永遠には続かないと分かっていても、それでも続いてほしいと思ってしまうんだ」

しずく「え、急になんですか先輩?」

あなた「それと今日皆から子供の話聞いてちょっと羨ましいなって思っちゃった。でもこの気持ちは変わらなかったよ」

しずく「あの、先輩……」

106: 2020/11/25(水) 20:28:01.18 ID:LclOpC9r
あなた「しずくちゃん……ドア開けてもらってもいい?」

しずく「……?はい……」

ガチャッ

扉を開けて目に入ったのは、机に置かれた12本のバラの花束。

しずく「え……これって……」

あなた「しずくちゃん」

しずく「せんぱ──」


あなた「私と結婚してください」
 

107: 2020/11/25(水) 20:29:55.77 ID:LclOpC9r
しずく「え……」

しずく「でも同性の結婚はこの国の法律じゃ……」

あなた「だめ?」

しずく「駄目というか…………いえ、そうですね」

しずく「そのプロポーズ、喜んでお受けします!」

あなた「ほんと!?」

108: 2020/11/25(水) 20:35:02.21 ID:LclOpC9r
あなた「あぁ…………よかったぁ!!」グタァ

あなた「あはは……緊張しすぎてどっと疲れが……」

しずく「大丈夫ですか?」

あなた「うん!今指輪渡すね!」

スッ

しずく「ぴったり……」

あなた「どうかな?しずくちゃん」

しずく「本当に嬉しいです、先輩!」

しずく「…………いえ、先輩と呼ぶのは、流石にもうよそよそしいかもしれませんね」


目の前の花嫁は、深呼吸をしてから精一杯の笑顔でこう言った。

 

109: 2020/11/25(水) 20:35:52.62 ID:LclOpC9r
 






「愛しています あなた!」




 

110: 2020/11/25(水) 20:36:07.39 ID:LclOpC9r
 
 結び
 

113: 2020/11/25(水) 21:09:32.87 ID:L7SVi382
本気で感動したわ
乙でした

114: 2020/11/25(水) 21:12:35.99 ID:8S6A7wPK
乙!

116: 2020/11/25(水) 21:25:14.96 ID:X7Fie33U
お疲れ様でした!

117: 2020/11/25(水) 22:04:50.76 ID:2I0PLB6e
あなしずよかったぞ?

118: 2020/11/25(水) 22:24:46.94 ID:Esgoqzb0
〆が本当に素晴らしい……
お疲れ様でした

119: 2020/11/25(水) 22:50:16.39 ID:xi8lErNa
おつ
終わってしまうのは寂しいけど素晴らしかった

126: 2020/11/26(木) 03:43:56.88 ID:hLoQcvyr
エピローグまで本当にありがとう
やっぱあなしず好きだなぁ

131: 2020/11/26(木) 18:06:32.65 ID:69d4o7m4

最初のころから見てたけど11か月経つの早いなあ

133: 2020/11/26(木) 23:41:27.46 ID:9ziVw9VX
これは永久保存ものですよ

135: 2020/11/27(金) 19:39:59.03 ID:uqmSLtPj
ありがとう…ありがとう…あなしず大好き

136: 2020/11/27(金) 21:03:08.76 ID:HfbrQCLO
これはラ板史に残る名作

138: 2020/11/29(日) 17:44:29.93 ID:rgzXAo3b
大作だったな
お疲れ様

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1606007112/

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