Liella!ーSS

澁谷かのんの場合 かのん「あ、すみれちゃん！ あけましておめでとう！」 すみれ「あー、かのん。あけおめったら、あけおめ」 かのん「えー、すみれちゃん巫女さんなのにそんな適当でいいの？」 すみれ「いいのよ。忙しいから手伝ってるだけだし」 かのん「そっかー」 かのん「ねえ、暇なら一緒にお参りいかない？」 すみれ「忙しいって言ったでしょ！？」 かのん「あはは、冗談冗談」

夏美「今日の企画は、Liella!の皆さんに3人のお　　いを揉んでもらって恋先輩先輩のお　　いをあててもらう企画ですの！」 夏美「正解は恋先輩のお嬢様お　　い」 夏美「昔は尖っていたものの、今ではグループのマスコット的存在。生徒会長で創設者の娘でお嬢様、高身長スタイル抜群の葉月恋先輩のお　　いですの」 夏美「そして不正解は私オニナッツこと鬼塚夏美のお　　い」 夏美「恋先輩とは身長が違うしサイズも結構違うのでわかるはずですの！」 夏美「そして、間違えたら即オニナッツチャンネル出禁レベルの絶対アカン答えは嵐千砂都のちっぱいですの！」 夏美「それでは、いってみますの！」

■約11000文字■すみれ「は？　あんた、いきなり何を言いだしてるのよ？」 かのん「実は先週末に、可可ちゃんの家でお泊まり会をしたんだ」 かのん「そのとき、面白いものを見つけたんだよ」 すみれ「お泊まり会なんかしたの？　初耳なんだけど」 かのん「ああ、お泊まり会って言っても、一緒に曲を作ってて勢いでそのまま泊まったってだけだからさ」 かのん「私と可可ちゃんの２人だけだったし、別にすみれちゃんをハブったってわけじゃないから安心してよ」 可可「すみれは寂しがりデスねえ。いい子にしてたら、次はすみれも呼んでやりマスよ」ｸｽｸｽ すみれ「べ、別に寂しがったりなんかしてないったらないわよ！」ﾊﾞﾝｯ! 可可「すみれは素直じゃないデスねえ」ﾔﾚﾔﾚ すみれ「あんたにだけは言われたくないわ」

きな子｢あんなこと言ってたのに八股ってマジっすか…｣ 恋｢最低です｣ 可可｢遊びだったのデスネ…｣ メイ(Liella!と穴姉妹///) 四季｢私は別にいい。みんなを弄んだのは許せない｣ 夏美｢暴露しますの｣ 千砂都｢丸…じゃない｣ すみれ｢言いたいことはある？｣ かのん｢前が見えねェ｣

恋「メガドライ……」 メイ「違います。もしかしてミニディスク、こういうの持ってなかったですか？」 恋「えっと……はい」 メイ「ちなみに曲って普段何で聴いてます？」 恋「CDプレーヤーですが……」 メイ「じゃあ、Liella!の曲作りの時は？」 恋「えっと……それはカセットテープですね」 メイ「あー……CD-Rですらないんですね」 恋「この四角いのがMDなんですか？」 メイ「そこから？……ですか」 恋「すみません」 メイ「あ、いや、謝らなくていいですけど」 恋「流行ってるんですか？」 メイ「まあ、Liella!の一年はみんな持ってますけど、逆に先輩たちは誰も持ってないんですか？」 恋「少なくとも千砂都さんは持っていなかったような……」 メイ「四角いですからね」 恋「あっ！思い出しました！かのんさんも同じようなの持ってました」 メイ「かのん先輩はソニー信者ですからね」

1:名無しで叶える物語(あら) 2022/11/17(木) 20:17:53.01 ID:eeHbSwkk 　 すみれ（何この会合…） すみれ（夏美のやつ、どんだけ恨みを買ってたらこんな会開かれる...

＜鬼塚商店　AM10:10＞ 夏美「あ～……暇ですの……」 夏美「日給が出るとはいえ、せっかく練習もない休みの日に店番とか……割に合いませんの」 きな子「店番なんて夏美ちゃんも偉いっすね」 夏美「マニーが発生しなきゃやってられませんの……」 きな子「……」ﾆｺﾆｺ 夏美「……って、何であなたがここにいるんですの？」 きな子「えへへ～。お休みだから来ちゃったっす。これくださいっす」

夏美「オニナッツー！日々のあれこれエトセトラ、あなたの心のオニサプリ、オニナッツこと鬼塚夏美ですのー！」 夏美「突然ですが、皆さんは「月が綺麗ですね」という言葉が愛の告白に用いられるということを知っていますの？」 夏美「かの文豪夏目漱石は「I love you」を日本語に訳す際に、日本人の奥ゆかしさを考慮して「月が綺麗ですね」と訳したという逸話は有名ですの」 夏美「というか有名すぎて色々なところで使われすぎて最早食傷気味という方も多いのでは？」ｳﾝｳﾝ 夏美「つまり、それほどに浸透している逸話ということですの」 夏美「今回はわたくし鬼塚夏美がスクールアイドルとしての活動を共にするLiella!の皆さんにいい感じの雰囲気でこの言葉を言ってみたらどうなるの、っていう企画ですの！」 夏美「それではー、レッツオニナッツ―！」

きな子「ひどい」 メイ「誰がこんなこと…！」 四季「最低」 夏美「あわわわわわわわわ…ネタ企画のはずがとんでもないことになりましたの」 恋「ここまでの驚きと感動が全て無に帰してしまいました…」 夏美「葉月家の池の水、全部抜く。衝撃の展開―――――」 夏美「赤ちゃんの遺体、発見される―――」 「一体誰の子――――！？」 　

■約70000文字■前日 すみれ「さて……日課のエゴサしたら寝ましょう……」ｽｯｽｯ すみれ「ん？トレンドの余命2ヶ月ってなによ……ふーん、なんかのアニメの話か」 すみれ「にしても余命2ヶ月って急に言われたら私ならパニクっちゃうわよね……せめて2年とかなら心の準備くらいできるけど」 すみれ「周りの人もどうしていいかわからなくなるでしょ……後2ヶ月で死ぬ人の相手なんて……」 すみれ「急に優しくなったりするのかしら？それはそれで怖いけど……」 すみれ「……」 すみれ「……うふふ、いいこと思いついたったらついちゃったかも」 すみれ「いつもあんだけ弄られてんだからたまには私もみんなに仕返ししちゃうんだから」ﾌﾋﾋ 　

～生徒会室～ メイ「それできな子以外みんな集められたのか...」 すみれ「具体的に何をするのよ。あまり過激なのは賛成できないわよ？」 夏美「安心してほしいですの。パソコンの画面を見て欲しいですの」 可可「これは...部室デスカ？」 かのん「なんか暗いね。もうドッキリを仕掛けてるってこと？」 千砂都「これ、部屋にところどころ置かれてるのアレじゃない？寝そべりのぬいぐるみ。私たちのやつ全員分！」 四季「...いや、よく見るときな子のだけ置かれてない」