【助けて】ことり「うぅ~・・・気まずいよぉ~」【リリホワ】

lily whiteーSS


1: 2015/07/28(火) 22:16:35.03 ID:wP7eQG77.net
~部室前廊下~


ことり「さって!今日も部活頑張るぞ~!おー!」テクテク



ハラショー、イヤ、チョットチガウナァ、ハラショー



ことり「ん?なんか部室から声が・・・」



イミワカンナイ!・・・アッ、イイカンジ



ことり「この声・・・、花陽ちゃん?」



ガチャ


花陽「ニッコニコニー!!・・・うん!これはバッチリだねっ」


ことり「・・・」


花陽「ファイトダヨッ!!・・・あっ!!意外とうまいかもっ!!今度凛ちゃんに見せて見よっ!」


ことり「・・・」


花陽「あとは~・・・ンミチャン!おねがいっ!!・・・キタっ!きましたコレ!!レパートリーに追加だね!」



ことり「は・・・花陽ちゃん?」

花陽「ぴゃっ!!!???」ビクッ

4: 2015/07/28(火) 22:17:59.12 ID:wP7eQG77.net
花陽「こ・・・ことりちゃん!?いつからソコニッ!!??」


ことり「えっ!?いや・・・ちょっと前からだけど・・・」


花陽「ま・・・まさか・・・」


ことり「今の・・・みんなのモノマネ?」


花陽「はうっ!!やっぱり見られてた!?」


ことり「う・・・上手いね・・・アハハ・・・」


花陽「ち!!違うのことりちゃん!!・・・これはその!!ひ、一人で部室にいるのが暇で!その・・・」


ことり「おっ、落ち着いて、花陽ちゃん・・・」


花陽「だからねっ!これはあのその・・・うぅ~・・・」グスッ


ことり「花陽ちゃん・・・(こういう時ってどう声かけたら・・・穂乃果ちゃ~ん!)」


ことぱな「・・・」

ことぱな「(誰か・・・)」

ことぱな「(誰か助けて~~~~!!!!)」



ガチャ、バーン!!!!


~リリホワ、入場~

7: 2015/07/28(火) 22:19:37.57 ID:wP7eQG77.net
希「はぁ・・・はぁ・・・、な・なんとか逃げ切ったようやねっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」


凛「まさか絵里ちゃんがあそこまで怒るなんて思わなかったにゃ、あ~恐かった!」


海未「楽しみにしてたチョコレート大福を、知らない間にドリアン大福にすり替えられてたら怒るのも当然です!あなた達のせいで私まで共犯にされてしまったではないですかっ!もうっ!!」


希「まぁまぁ、海未ちゃん、ウチらは一連托生、ワンフォーオール、オールフォーワンやん!」


凛「一緒に怒られていこ怒られていこ」


海未「私は無実です!!」



希「・・・にしても、久々に死線を乗り越えた感じやね、また一つ戦場を生き抜いてしまった・・・!」


凛「希隊長!!ワタクシ凛二等兵!ご一緒出来て光栄であります!」ビシッ


希「うむ!いい働きだったぞ!凛二等兵!」

8: 2015/07/28(火) 22:21:38.39 ID:wP7eQG77.net
凛「この凛二等兵!どこまでも隊長と共に戦場を行く覚悟でありますっ!!」


希「ふっ・・・言ってくれるなぁ・・・喜べ凛二等兵!この任務が終われば、ウチらには名誉勲章が

バキューン!!!・・・バキューン・・・バキューン・・・



希「がふっ!!」

凛「のっ、希隊長ーーーー!!!!」



希「・・・ま、また撃たれちまったなぁ・・・ぐふっ・・・」


凛「隊長!!だからあれほど戦場では名誉勲章の話はしないようにと・・・!」


希「ふっ・・・欲に目がくらむ・・・ウチも普通の人間って事か・・・」


凛「隊長!しっかりしてください!希隊長!!」


希「凛二等兵・・・家族に・・・よろしく・・・伝えてくれ・・・愛して・・・いたと・・・」


凛「希隊長!!・・・えっ、衛生兵ーーー!!衛生兵はいないかーーー!!!!」



海未「私ですが?」

凛「えっ!?あっうん、意外といるもんだね」

9: 2015/07/28(火) 22:23:16.87 ID:wP7eQG77.net
海未「どうしましたか?」


凛「のっ希隊長が撃たれたの!早く助けて!!」


海未「む!のっぴきなりませんね!任せてください!」



希「うぅ~・・・」


海未「こ・・・これは・・・!!」


凛「えっ衛生兵!!」


海未「・・・」クビフルフル


凛「そ・・・そんな・・・」


希「ふっ・・・凛二等兵、もういいんだ・・・もう・・・ねむ・・・たい・・・ガクッ!」


凛「のっのぞみたいちょーーーーーーー!!!!!!!」



海未「命に別状はなさそうです」


のぞりん「・・・」


希「よっ、よく寝たわぁ~・・・」

凛「希隊長!!」

10: 2015/07/28(火) 22:24:41.92 ID:wP7eQG77.net
海未「・・・と思ったら!内臓がえぐれてます!!!」


希「っ!!がっふ!!!」


凛「希隊長!!」


希「ふふ、どうやら・・・お迎えが来やがった・・・さ・ら・ば・だ・・・ガクッ!」


凛「のぞみたいちょーーーーーー!!!!!」




海未「ああ、見間違いでした、びっくりですね」


のぞりん「・・・」


希「あ~・・・おっ、お迎えが通り過ぎていったぜ・・・アッブネ」

凛「希隊長!!」



海未「あっ!心臓が飛び出してます!!」


希「ぐふぇっ!!・・・ガクッ!」


凛「のぞみたいちょーーーーーー!!!!!」



海未「あっ、気のせいでした」


希「んもおおおおおおおおおおお!!!!!!」

12: 2015/07/28(火) 22:26:38.38 ID:wP7eQG77.net
凛「やい!衛生兵!!いったい希隊長はどうなの!?死ぬの!?死ぬなら死ぬって決めて!!」


希「オーケー凛二等兵・・・もうちょっとオブラートにつつもうか・・・」


海未「う~ん、そうですねぇ、神のみぞ知る・・・と言った所でしょうか?」


希「(・・・これはもしかして大福事件の共犯にされた仕返しなんかな・・・)」





希「え・・・衛生兵・・・最期に頼みを聞いてくれ・・・」


海未「・・・はい、なんでしょう」


希「遺言や・・・ウチが死んだら・・・ウチの分まで世界中の人を元気にしてやってくれないか・・・?それが・・・ウチの・・・願い・・」


海未「死に際になんと立派な・・・!わかりました・・・誓いましょう!!」ウルウル


希「ありがとう・・・衛生兵、やり方はこうだ・・・」


希「希パワー・・・たぁ~~っぷり・・・注入・・・はーい・・・ぷしゅ・・・」



海未「・・・はい?」スンッ

希「こらこら、頂け頂け」

凛「凛の手相、生命線が二本に分かれてるんだよねー」マジマジ

希「興味もて興味もて」

13: 2015/07/28(火) 22:27:24.72 ID:wP7eQG77.net
希「がはっ!・・・ひとしきりやる事やったら、お迎えが来たようやね・・・、凛二等兵・・・あとは・・・たのん・・・だ・・・ガクッ!!」



凛「希隊長!!そんな唐突に!!のぞみたいちょーーーーーー!!!!!」





凛「・・・こうして、凛の大好きな隊長は戦場に散っていった・・・、そして凛二等兵は隊長の意志を継ぎ、また新たな戦場へと旅立つのであった・・・」



凛「・・・戦場希、東條で死す!」



希「凛ちゃん、逆!逆ぅ!wwwwwwww」

のぞりん「wwwwwwwwwwwwwwwww」

のぞりん「・・・」スンッ





海未「・・・しかし!まだ戦いは終わっていなかった!!」

のぞりん「!!」

14: 2015/07/28(火) 22:29:09.99 ID:wP7eQG77.net
海未「なんと奇跡的に一命を取りとめた希隊長は、凛二等兵と衛生兵を引き連れて新たな戦場の山へと勇敢にも立ち向かっていったのです!!」



のぞりん「あ・・・あっ・・・」



海未「次回、戦場のリリホワ!『登山って、やっぱり楽しいな!』です!」


のぞりん「・・・」


海未「シーユーネクストデイ!」


のぞりん「海未ちゃん・・・?」


海未「・・・さぁ、次回予告されてしまったからには山に行くしかありませんねっ!!山っ!!」グッ!



のぞりん「・・・」


希「・・・」ガクッ←膝から崩れる音

凛「・・・理不尽にゃ・・・最近特に理不尽にゃ・・・」ボーゼン


海未「では!練習が始まる前にチャチャっと明日の買い出しにいきますよぉ~!」ウッキウキ


希「どおりでウチらの戦場コントに珍しくはいって来たと思ったっ!!!」

凛「所詮!凛達は海未ちゃんの掌の上にゃーー!!」

15: 2015/07/28(火) 22:29:55.09 ID:wP7eQG77.net
海未「なんのことやらさっぱり!!さぁ!!行きますよっと!!」グイグイッ



希「いやや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!海未ちゃんはなしてぇええええええええ゛え゛え゛え゛え゛!!!!!」



凛「だぁああぁあああずげでぇえ゛え゛ぇ゛え゛!!!!ごぉ゛おどぅお゛り゛ぢゃ゛あ゛゛あ゛あんっっっ!!がぁあ゛あ゛あ゛よ゛ぉお゛ぢ




花陽「りっ、凛ちゃん!!」

凛「かよぢん!!!!」

花陽「ファイトダヨッ!!」

凛「な゛ぁああぁあ゛あ゛あ゛に゛それぇえええぇえ゛!!!!!!???????」




ズルズル・・・バタン


~リリホワ、退場~


ことぱな「・・・」

16: 2015/07/28(火) 22:31:21.97 ID:wP7eQG77.net
花陽「な、なんか・・・リリホワってすごいね・・・」


ことり「・・・うん」


花陽「・・・ふふっ、なんかリリホワを見てると、小さい事でウジウジしてた自分がバカらしくなっちゃう♪」


ことり「・・・うん♪」


花陽「花陽もいつか・・・リリホワみたいになれるかなぁ・・・」


ことり「・・・うん!」



>アッ!!ミツケタワヨォ!!!アナタタチィーーーーーー!!!!!ワタシノダイフクヲーーーー!!!!!!

>>>ヒャー



ことぱな「・・・」



花陽「・・・やっぱり、いいとこだけ見習おっかな・・・」

ことり「・・・うん・・・」


こうして1人の少女の羞恥心と1人の少女の大福は失われた!!

ありがとうリリホワ!!負けるなリリホワ!!

ドリアン大福はリリホワが責任をもって食べました!!

ありがとうリリホワ!!また会おうリリホワ!!

いつかまた、気まずい空気の中で!!


~完~

引用元: http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1438089395/

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