穂乃果(24)「ありがとうございました、またのお越しを~!」【長編SS】

AqoursーSS


475: 2020/09/05(土) 18:04:34.68 ID:Ftnigaa5
epilogue「僕らは今のなかで」

~墓地~

秋穂「よいしょ…っと」

ガコッ

秋穂「ふぅ…!」


【高坂家之墓】


シャバシャバ…

秋穂「ねぇねぇ、おばあちゃん」

穂乃果母「どうしたの?」

秋穂「おじいちゃんってさ、どんな人だったの?」

穂乃果母「おじいちゃん?んぅ…あんまり喋らない人だったわね」

秋穂「無口だったってこと?」

穂乃果母「そうね。あと、すっごく頑固だったかな」

秋穂「クスッ…なんか、江戸っ子だね」

穂乃果母「そうね…それも、典型的なやつ…!」

穂乃果母「……だけど、穂乃果や雪穂のことはすごく大切に想っててね」

穂乃果母「もし、生きていたら……きっと、秋穂のこと溺愛してたんじゃないかしら」

秋穂「そっかぁ……。会いたかったなぁ」

476: 2020/09/05(土) 18:10:12.23 ID:Ftnigaa5
秋穂「合掌…」

穂乃果母「……さっ、帰るよ」

秋穂「え、もう帰っちゃうの?」

穂乃果母「朝の仕込みしないとダメでしょ?」

秋穂「でも、仕込みは…」

秋穂「あっ…」

秋穂「おばあちゃん、先に帰ってて」タッ

穂乃果母「え…?」

穂乃果母「ど、どこに…!秋穂…!」

秋穂「ちょっとー!すぐ帰るからー!」

穂乃果母「??」

477: 2020/09/05(土) 18:20:54.63 ID:Ftnigaa5
ザッ…ザッ…

秋穂「………」

コトッ

秋穂「これ、昨日の残りだけど……ほむまん」

秋穂「……食べて」

秋穂「………」

秋穂「……私、やっぱりあなたのこと許せない」

秋穂「たくさん人を〇して…お母さんを苦しめて…」

秋穂「あなたのせいで…穂乃果おばちゃんと二度と会えなくなるところだった」

秋穂「……私、死ぬまで許せないと思う」

秋穂「だけど……この街が好きで、穂乃果おばちゃんと一緒にいたかったって気持ちはわかるんだ」

秋穂「それに……私の親なのは事実だから」

秋穂「だから……だから……」

秋穂「……また来るよ」

秋穂「」クルッ

ザッ…ザッ…


あれから……4年の月日が経った。
少しずつだけど……みんな、平穏な日常を取り戻してる。

478: 2020/09/05(土) 18:38:24.87 ID:Ftnigaa5




秋穂「……本当に行っちゃうの?」

雪穂「うん…。どんな理由があれ、私のした事は許されることじゃない」

雪穂「贖罪のつもりじゃないけど……私の手で助かる命があるなら、なんとかしたいんだ」

秋穂「もしも…何か変なことに巻き込まれたりして…」

バッ…!

亜里沙「大丈夫だよ、秋穂ちゃん!お母さんは私に任せて!絶対無茶はさせないから…!」

秋穂「亜里沙さん……」

秋穂「……母をお願いします」ペコッ

亜里沙「うん…!」


にこ「……帰ってきたら、弟か妹が出来てたりしてね」

希「…にこっち~」ポコッ

にこ「…っつ!冗談よ…!」

絵里「……亜里沙、気をつけてね」

亜里沙「うん、心配しないで…お姉ちゃん」

ギュッ…


雪穂「……秋穂……穂乃果おばちゃんは?」

秋穂「言ったけど……来なかった」

雪穂「そっか……結局、一度も顔合わせてないや……」

秋穂「でも…伝言を預かってるの!」

雪穂「伝言…?」

秋穂「うん!」

秋穂「帰る場所を用意して待ってるから、いつでも帰って来るんだよ!……って!」

雪穂「……お姉ちゃん」

雪穂「うん、ありがとう……」


あの後…お母さんは、亜里沙さんと一緒に、自分自身を見つめ直すため…そして、医者が必要な人たちのために…世界へ旅立った。
…まだ帰ってきてない。せっかく会えたのに、離れ離れは寂しいけど…たまに手紙が送られてくる。元気にやってるみたい。

479: 2020/09/05(土) 18:57:09.75 ID:Ftnigaa5




~十千万~

美渡「なーにサボってんの千歌!!次は掃除ッ!!」

千歌「ひいぃ~!も、もう動けないよ~!!」

美渡「ウダウダ言わないでさっさとやる!」

志満「あらあら…」

曜「あはは…昔とあんまり変わんないね」

梨子「うん。だけど……なんだか、安心する光景だよね」

~~~~~~~~~~~

鞠莉「はぁ~暇ねぇ~」

鞠莉「……結婚でもしようかしら」

果南「は!?」

鞠莉「うふっ…イッツジョーク!」

果南「……っ!つまんない嘘つかないでよぉ…!」

~~~~~~~~~~~

~茶房 菊泉~

ダイヤ「お待たせしました!こちら白玉ぜんざいでございます」

ルビィ「お、お姉ちゃん…くじら汁のセット…どこのテーブルだっけ…」

理亞「ルビィ!それは向こうのお客様だってば!」

ルビィ「うひぃ…!ご、ごめんなさ~い…!」

聖良「……すみません、みなさんに手伝わせてしまって」

善子「どういたしまして……というか、迷惑かけてない?これ?」

花丸「……誰のこと言ってるずら?」

善子「べ、別にずら丸だけとは言ってないでしょ!」

花丸「だけってどういうこと~!!」

聖良「クスッ…仲、いいですね」


Aqoursのみんなは、ライブをしてからしばらくして沼津へと帰って行った。
AqoursもSaint Snowも地元でアイドル活動を続けてるらしい。
最近は北海道でイベントを開いて復興活動?をやったみたい。

480: 2020/09/05(土) 19:11:07.89 ID:Ftnigaa5




~神田明神~

希「」サッサッ…

希「………」チラッ

絵里「………」

希「絵里ち~、掃き掃除し~よ~」

絵里「………」

希「ずっと、手合わせられて…神様も困ってるんやない?」

絵里「……もう少しだけ、お願い」

希「……ふぅ、しょうがないなぁ」

希「絵里ちの分もウチが頑張っとくよ」


絵里おばさんと希おばちゃんは2人で神田明神のお手伝いをしてる。
絵里おばさんは、今まで〇めてしまった人たちを祈って…毎日欠かすことなく、神様に手を合わせてる。
同棲してるんだって。仲良しだよね。

481: 2020/09/05(土) 19:38:40.92 ID:Ftnigaa5




にこ「ん~、どうしようかしら…」

にこ「ねぇ、今晩なに食べたい?」

こころ「ラーメンなどどうでしょう?」

ここあ「カレー!」

虎太郎「ハンバーグ」

にこ「あんた達、統一性なさすぎ…」

花陽「あっ…にこちゃん」」

にこ「あら…花陽じゃない」

花陽「ちょうどよかった!今度のフェスのことでちょっと話があって…」

花陽「ご飯食べたかな?よかったら一緒にどう?」

にこ「…だって。外食でいい?」

こころ「はい!」

ここあ「わーい!花陽さんとご飯~!」

虎太郎「いいよー」

にこ「あ、あれ…!?さっきまで私の手料理がいいって言ってたのに…!?」


花陽おばさんとにこおばちゃんは2人でアイドル事務所を開いた。今度、長らく休止してるラブライブとは別の大会…というよりフェスが2人の主催で開かれるらしいけど、詳細は不明…。

482: 2020/09/05(土) 21:42:30.29 ID:Ftnigaa5




患者「待ってくれよ!ま、真姫先生~!」

真姫「……っ、しつこいわね!」

真姫「あなた、怪我したって言って、いつも来るけど…結局、大したことないのよ」

真姫「私も暇じゃないの、帰りなさい」

患者「そんなこと言わないでさ~!手当てを…」

真姫「はぁ……もうっ、診してみなさいよ」

患者「あ、マジで?ぐへへ……」

真姫「……よかった、大丈夫そうね」

患者「あっ!うそうそ!先生~!」

真姫「猫の手だって借りたいくらい、人手が足りないの!!」

真姫「冷やかしに付き合ってられない!!」

真姫「帰りなさいッッ!!」

患者「」ドキッ

患者「は、はーい…!」

タッタッタッ…

真姫「まったく…」


真姫おばさんは西木野総合病院の跡継ぎで、毎日、身を粉にして働いてる。忙しいから、私もあんまり会えてない。
ピアニストになる道もあったらしいけど、今はそれより病院を……って。
ジュニア層からシニア層まで幅広い支持があって、一部の男性ファンは魔女なんて言ってるらしい。
それを伝えたら、真姫おばさんは、なんの支持なんだかって呆れてたけど…。

483: 2020/09/05(土) 21:50:59.90 ID:Ftnigaa5




ズルズルズル…!!

カエダマクレー!!

凛「はいはい!替え玉ね!」

客「いや~!ごちそうさん、凛ちゃん!」

客「満足満足!また来るよ!」

凛「ありがとうございます!」

ガララッ

凛「いらっしゃ~い!!」


凛おばちゃんは修行して、ラーメン屋さんを開いた。結構繁盛してるらしい。
μ'sメンバーの溜まり場といえばここ!

485: 2020/09/05(土) 22:08:13.18 ID:Ftnigaa5
カキカキッ

ことり「ん~、こっちの方がいいかなぁ…?」

ことり「ここにワンポイントでぇ」

ことり「あっ…!でも、こっちも~…!」

カキカキッ

ことり「わっ…可愛い~!!」


ことりおばちゃんはデザイナーの仕事で、世界中を飛び回っている。
時折、日本に帰って来ては、PTSDで苦しむ人たちへ講演会なんかも開いてるの。
毎年、私の誕生日にはことりおばちゃんがデザインした洋服を送ってくれるんだ。本当に欠かすことなく毎年だから、ちょっと照れる…。

486: 2020/09/05(土) 22:22:35.80 ID:Ftnigaa5




海未「せいっ!」

ドサッ

門下生1「ぐわっ…!」

海未「どうです?わかりましたか?」

門下生2「は、はい!やぁっ…!」

海未「違います!こうです!」

海未「はっ!」

門下生1「う、うおっ!?」

ドサッ

門下生達「おぉ…!」

パチパチパチ

海未「さっ、拍手してる暇はありません!次に行きますよ!」


海未おばちゃんも大変そう。日舞・園田流の家元。
日舞に剣道に薙刀に古武術。
園田道場は武道を極めようとする人たちで、連日ごった返し。
ちなみに、私も海未おばちゃんの家にお世話になってた時は古武術を教えてもらってた。厳しかったけど…。
継がされそうになったりもしたけど、海未おばちゃんのおばあちゃんが優しかったっけ。
私も身体を動かしたい時にお邪魔してます。

490: 2020/09/05(土) 23:48:59.73 ID:Ftnigaa5
みんな…いろんな事情を抱えて、いろんな夢を持って…毎日、一生懸命に生きてる。

私は…今は特にやりたいことはないけど…私が育ったこの街を…おばちゃんたちが育ったこの街を…ずっと、見ていきたいな。


秋穂「すー…はー…」

秋穂「ん~!!やっぱり、朝の空気は美味しいね~!」


「ねぇ……自己紹介ってやっぱりあるのかな?私、全然特徴ないのに……緊張しちゃう……」

「スクールアイドルなんだから当然デス!大丈夫!精一杯やれば!バンガッテクダサイ!」

「声が大きいです!早朝ですよ?しかも…それを言うなら、頑張ってください…ですよ」

「大丈夫!いずれ全国…いや全宇宙に名を轟かせるカリスマギャラクシースクールアイドルにお任せを!」

「そっそっ!気負うことないって!楽しめばオッケー!」

「って、ヤバ!そうこう言ってるうちに遅刻しちゃう~!」

「急げ~!!」

ドタドタドタドタ…!!


秋穂「今日は制服の子たちをよく見るな…」

秋穂「しかも全部違う学校の…」

秋穂「この辺りで何かあるのかな…?」

491: 2020/09/05(土) 23:55:43.65 ID:Ftnigaa5
秋穂「っと…それよりお店…!」クルッ

「~~~っ!!」ダダダダッ

ガッ…

秋穂「いてっ…ご、ごめんなさい…!」

「あっ!こちらこそ、ごめんなさい!」

「……!」タッタッタッ

秋穂「あ…だいぶ強くぶつかったけど…大丈夫かな…?」

秋穂「しかも、あの子も制服……って、ん?」

スッ…

秋穂「高咲侑……これ、学生証……?」

秋穂「おーい!これ、落としたよー!!」

侑「え?」クルッ

侑「…あ!」

492: 2020/09/06(日) 00:01:50.07 ID:d8BuYuBi
侑「ごめんなさい…ありがとうございます」

秋穂「虹ヶ咲学園…お台場の学校に通ってるの?」

侑「はい、今日…こっちで、スクールアイドルのフェスがあって」

秋穂「あっ……もしかして、にこおばちゃんと花陽おばさんが言ってた例の……」

秋穂「……じゃあ、あなたもスクールアイドルなの?」

侑「いえ、私はサポート専門です」

秋穂「」ピクッ

秋穂「サポート…?」

秋穂「…なんで、サポート役に?」

侑「え?それは…」

侑「…きらきら輝くスクールアイドルたちを、一番近くで応援したいからです!!」

秋穂「……楽しい?」

侑「もちろんです」

秋穂「でも、実は不満があったり…」

侑「まっっっったく!!ないです!!!」

秋穂「……!」

秋穂「……そっか」

秋穂「なら、よかった……」

493: 2020/09/06(日) 00:06:05.66 ID:d8BuYuBi
侑「彼女たちを見てるのってすごく楽しいし……何より、応援したくなるから!」

秋穂「……なんか、素敵だね」

秋穂「ずっと、その気持ちを忘れないでいてね」

侑「はい…!」

秋穂「……あ」

侑「ん?」

秋穂「あなた、慌ててたけど……時間、大丈夫なの?」

侑「あっ…」

侑「あああああぁぁぁっっっ!!!」

秋穂「ご、ごめん!引き止めて!早く行きなよ!」

侑「は、はい!学生証、ありがとうございました!!」

ダダダダダダッ!!!

秋穂「はやっ……」

秋穂「……私も戻ろっと」

494: 2020/09/06(日) 00:14:06.99 ID:d8BuYuBi
~穂むら~

ワチャワチャ…!!

秋穂「な、なんで今日こんな忙しいの…!?」

秋穂「こんな時におばあちゃんはいないし…!」

秋穂「でも、店番は私に任せてって言っちゃったし…!」

秋穂「お会計しないと!あっ、詰めないと!!え、オススメ!?えーとえーと……!!」バタバタ

客「お姉ちゃん、早くしてくれよ~!」

秋穂「~~~っ!!」

秋穂「も、もうダメッ…!!」

秋穂「穂乃果おばちゃ~ん!!」

……トットットットッ

穂乃果「どうしたの、秋穂?……って」

ワチャワチャ…!!

穂乃果「ありゃぁ…すごいお客さんだねぇ…」

秋穂「て、手伝って~!!」

495: 2020/09/06(日) 00:25:52.78 ID:d8BuYuBi
ガラーン…

秋穂「はぁ…はぁ…やっとお客さんいなくなった…」

穂乃果「いや~…忙しかったね」

穂乃果「とは言え…今日は朝の仕込み以外は私に任せてって息巻いてたのに…」

穂乃果「えへへ~♪結局、呼んじゃったね、私を…!」

秋穂「む~っ…」

穂乃果「でも、よかったよ~!慌てふためく秋穂の顔♪」

秋穂「もうっ!」

コツンッ…

秋穂「いてっ…!」

穂乃果「……秋穂の一人ぼっちが苦手で甘えんぼなところは私そっくり……」

穂乃果「クールなところとしっかりしてるところはお母さんそっくりだけど……」

秋穂「………」

秋穂「……ねぇ、穂乃果おばちゃん」

穂乃果「んぅ…?」

秋穂「……お母さん、いつ帰ってくるのかな」

穂乃果「……さぁねぇ」

穂乃果「いつ帰って来るかはわからないけど、お母さんが帰って来たら…私はこう言うつもりなの」

穂乃果「どうして雪穂は帰って来るなり、こんなにうるさいわけ?…って!」

秋穂「なにそれ」

秋穂「あ、もしかして……昔、お母さんに言われた?」

穂乃果「」ギクッ

穂乃果「よくわかったね…」

秋穂「あはは…!わかるよ~!だって意味わかんないもん!お母さん、うるさくないし!」

秋穂「おばちゃん、そのこと根に持ってるんだね♪」

穂乃果「そ、そんなんじゃないよ!」

496: 2020/09/06(日) 00:33:59.96 ID:d8BuYuBi
「あの…」

穂乃果&秋穂「!!」バッ

「今、大丈夫ですか…?」

穂乃果「あっ…ごめんなさい!いらっしゃいませ!」

穂乃果「って、あ…音ノ木坂の制服…」

秋穂「もしかして…スクールアイドル?」

音ノ木坂学生「いえ…私は違います…だけど、友達が…」

音ノ木坂学生「今日はフェスがあるので、その友達に差し入れを…と、思って」

穂乃果「へぇ~!フェスが!」

穂乃果「なら、これがいいよ!」

穂乃果「穂むら名物、穂むらまんじゅう!略して、ほむまん!」

音ノ木坂学生「じゃあ、それを…」

穂乃果「は~い、ちょっと待っててね♪」

498: 2020/09/06(日) 00:52:09.78 ID:d8BuYuBi
秋穂「ふふふ…どんなパフォーマンスするのか…楽しみだね」

音ノ木坂生徒「え?あ、はい…そうですね…初めて見るので余計に…」

秋穂「え?初めて見るの?」

音ノ木坂生徒「……ちょっと、その子と喧嘩しちゃってて」

音ノ木坂生徒「高校に入ってから知り合って、よく遊んでた子なんですけど……」

音ノ木坂生徒「スクールアイドルにハマってからは、そればっかりで……」

音ノ木坂生徒「私と遊ぶ約束も忘れて、スクールアイドルの練習をしたり……」

音ノ木坂生徒「そういうこともあって、かなり揉めちゃって……」

音ノ木坂生徒「でも……考えてみたら、やっぱり私が悪いなと思って……今日、謝ろうと」

音ノ木坂生徒「……だけど、正直、ちょっと不安です」

秋穂「不安?なんで…?」

音ノ木坂生徒「……彼女、私のこと嫌いになってるんじゃないか……って」

穂乃果「そんなこと絶対ないよ」

秋穂「おばちゃん……」

音ノ木坂生徒「どうしてそんな事わかるんですか?」

穂乃果「……どうしてかな……でも、わかるんだ」

穂乃果「あなたと遊ぶ約束を忘れたのは、いけないことだけど……それだけ、その子はスクールアイドルに夢中なの」

穂乃果「……そう、夢中なだけ。あなたのことを絶対に嫌いになったり、忘れたりなんかしてないから」

穂乃果「……はい、これ……。お待ちどおさま」

ガサッ…

499: 2020/09/06(日) 01:00:27.07 ID:d8BuYuBi
音ノ木坂生徒「……ありがとうございます」

音ノ木坂生徒「ちょっと、勇気出ました」

穂乃果「よかった!」

秋穂「流石、穂乃果おばちゃん!」

秋穂「ヨッ!ニッポンイチ!」

穂乃果「ふふんっ!」

音ノ木坂生徒「クスッ…お2人はとても仲良しなんですね」

穂乃果「えへへ~!でしょでしょ♪」

穂乃果「ほら、秋穂!ギューって!」

秋穂「ちょっとタイム!流石に恥ずかしいって…///」

穂乃果「えぇ~!!」

音ノ木坂生徒「……ありがとうございました」

音ノ木坂生徒「今度来る時は、その子も連れて……」

音ノ木坂生徒「……頑張りますッ!」

穂乃果「うん!」

ガララッ

穂乃果&秋穂「えへへ…」ニッ

穂乃果&秋穂「ありがとうございました、またのお越しを~!」

~おしまい~

500: 2020/09/06(日) 01:13:16.75 ID:d8BuYuBi
μ'sキャストのロボットに乗りたいという発言を聞いて、見切り発車で始めたこのSS…
一番最初に立てたスレから4年も要し、紆余曲折ありましたが、ようやく完結させる事が出来ました。
エタッてしまった過去スレ含め、保守・応援のレスやイラストを描いてくださった皆様、すごく励みになりました、ありがとうございます。
ご存知とは思いますが一応…パロディ元は「本格科学冒険漫画 20世紀少年(著:浦沢直樹)」です。
誤字脱字に乱文、わかりにくい描写も多々あり、読みづらかったでしょうが、平にご容赦下さい。
長いSSで、完結に時間がかかってしまいましたが、読んでいただき、本当にありがとうございました!

501: 2020/09/06(日) 01:13:37.47 ID:B00WDAuQ
オワッテシマッタ
ほんとに乙

502: 2020/09/06(日) 01:16:51.95 ID:7Xye/Z/U
何年も経って完結するのは感慨深いね…乙乙

503: 2020/09/06(日) 01:22:15.14 ID:PUfBrlfl
よくぞ最後まで書いてくれた。本当にお疲れさま

いまスクフェスでなってしまった!を叩いてて思ったが、ヒデコと穂乃果の最後のやりとりにこの曲も反映されてんのかな?

504: 2020/09/06(日) 02:45:48.26 ID:AoFyufAs
ハラショー!!

505: 2020/09/06(日) 03:15:20.23 ID:iaylfAoj
めっちゃよかったぞ

506: 2020/09/06(日) 10:47:28.22 ID:tuXCfEMU
最近知って一気に読み進めた勢かつパロディ元の20世紀少年大好き勢だけど、パロディ元リスペクトをすごく感じ取れたしラ!への落とし込み方も感服しました
オリジナル設定も面白かったよ
あと、ヒフミ達についても、ここまで爆発させるまではいかなくとも穂乃果達がμ'sになった後の距離感とかには実際きっと少し思う所あっただろうなあとか考えさせられた
乙でした!

507: 2020/09/06(日) 10:54:57.55 ID:rgwCqzWD
乙乙。久しぶりにSSで楽しませてもらった

508: 2020/09/06(日) 11:19:36.83 ID:hIeiNOWd
お疲れ様なのです

509: 2020/09/06(日) 18:48:12.14 ID:YCgWN7E/
全1100レスか…

510: 2020/09/06(日) 20:20:51.75 ID:GiAFNoJR
ラブライブssの最高傑作だよ

512: 2020/09/08(火) 07:58:00.78 ID:Obo3UQfV
4年越しの完結めでたい

521: 2020/09/11(金) 14:00:45.38 ID:7v//kEZ2
1000レスも乙
まさか侑まで出てくるとは

527: 2020/09/14(月) 17:06:56.59 ID:B9U9E5ZO
乙乙
完結してほしいSSスレで挙がる鉄板だったけど終わってしまったか
最初始まった時はこれすげぇ長編になるけど完結まで行くのかなって思ってたら案の定エタってしまったから残念がってたけど…ちゃんとオチまで見れてよかった
無事に完結して嬉しい反面もう続きが見れないのは寂しいね

531: 2020/09/17(木) 18:05:46.54 ID:KN9FphyJ
ラ板史に残る傑作

511: 2020/09/07(月) 17:12:48.21 ID:V3lBtdTL
遂に完結したのか
お疲れ様でした

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1595734963/

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1593260620/

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