3: 2021/02/14(日) 22:11:33.57 ID:wPYnFxxS
ようまり・ダイかなまり
5: 2021/02/14(日) 22:12:22.45 ID:wPYnFxxS
果南「えっ」
ダイヤ「えっ」
鞠莉「えっ」
ダイヤ「えっ」
鞠莉「えっ」
7: 2021/02/14(日) 22:13:29.52 ID:wPYnFxxS
鞠莉「なによ、二人してそんなに驚いて」
果南「いや、普通驚くでしょ」
ダイヤ「鞠莉さん。今、ご自分で仰ったことの意味をわかっているのですか?」
鞠莉「だから、ハンバーグチョコレートって美味しいのかなって」
果南「おお…」
ダイヤ「一体どうしてこんなことに…」
果南「いや、普通驚くでしょ」
ダイヤ「鞠莉さん。今、ご自分で仰ったことの意味をわかっているのですか?」
鞠莉「だから、ハンバーグチョコレートって美味しいのかなって」
果南「おお…」
ダイヤ「一体どうしてこんなことに…」
8: 2021/02/14(日) 22:18:16.64 ID:wPYnFxxS
鞠莉「一体どうしたの、二人とも置いてけぼりにされたような目をして」
果南「ああ…ごめん、正直ちょっと発想についていけなくて」
ダイヤ「察するに、バレンタイン用のチョコのことを言及しているのでしょう?それも、曜さんにあげるための」
鞠莉「エグザクトリー!流石ダイヤ、よくわかったわね」
ダイヤ「まあ、そう言う時期ですからね」
果南「ああ…ごめん、正直ちょっと発想についていけなくて」
ダイヤ「察するに、バレンタイン用のチョコのことを言及しているのでしょう?それも、曜さんにあげるための」
鞠莉「エグザクトリー!流石ダイヤ、よくわかったわね」
ダイヤ「まあ、そう言う時期ですからね」
9: 2021/02/14(日) 22:19:14.36 ID:wPYnFxxS
果南「それは良いとして、曜にあげるってことは本命でしょ?」
鞠莉「もちろん!スペシャルな気持ちを込めて贈りたいの、曜に喜んでもらいたいから」
ダイヤ「それで思い付いたのが、ハンバーグにチョコレート」
果南「これを迷子と言わずなんと言うのかね」
鞠莉「え、そんなにおかしい?」
ダイヤ「おかしいとかおかしくないとか、そういう次元を超越していますわ」
鞠莉「もちろん!スペシャルな気持ちを込めて贈りたいの、曜に喜んでもらいたいから」
ダイヤ「それで思い付いたのが、ハンバーグにチョコレート」
果南「これを迷子と言わずなんと言うのかね」
鞠莉「え、そんなにおかしい?」
ダイヤ「おかしいとかおかしくないとか、そういう次元を超越していますわ」
10: 2021/02/14(日) 22:20:41.54 ID:wPYnFxxS
鞠莉「そんなにハイレベルなことは考えてないんだけどなぁ。曜の好きなハンバーグにチョコを組み合わせたら、きっと喜んでもらえるかなって思っただけで」
果南「純真さがシンプルな力に変わる瞬間を見た気がする」
ダイヤ「ええと、お気持ちはよく分かるのですが」
果南「ねえ、ひとつ確認していい?」
鞠莉「どうぞ」
果南「純真さがシンプルな力に変わる瞬間を見た気がする」
ダイヤ「ええと、お気持ちはよく分かるのですが」
果南「ねえ、ひとつ確認していい?」
鞠莉「どうぞ」
11: 2021/02/14(日) 22:23:13.88 ID:wPYnFxxS
果南「鞠莉が言ってるのは、チョコレートでハンバーグを作る、ってことじゃないんだよね。なんかこう、子供が喜びそうな感じの」
鞠莉「もちろん違うわ。楽しそうだけど、それじゃおままごとみたいじゃない」
果南「そうだよね。つまり、本気で考えてるってことだよね、ネタではなく」
鞠莉「まあ、ね。さっきも言ったけど、一応、本命のつもりだし」
ダイヤ「鞠莉さんが恥じらいの表情を浮かべて…どうします、果南さん」
果南「うーん、応援してあげたいけど、いくらなんでもハンバーグにチョコっていうのは…」
鞠莉「もちろん違うわ。楽しそうだけど、それじゃおままごとみたいじゃない」
果南「そうだよね。つまり、本気で考えてるってことだよね、ネタではなく」
鞠莉「まあ、ね。さっきも言ったけど、一応、本命のつもりだし」
ダイヤ「鞠莉さんが恥じらいの表情を浮かべて…どうします、果南さん」
果南「うーん、応援してあげたいけど、いくらなんでもハンバーグにチョコっていうのは…」
12: 2021/02/14(日) 22:24:29.84 ID:wPYnFxxS
鞠莉「もしかしてだけど、二人とも勘違いしてない?」
果南「うーん、鞠莉に言われてしまうとは」
ダイヤ「勘違いというか、迷い道に取り残されているというか」
鞠莉「待って、一度整理しましょう。二人がイメージしてるハンバーグチョコレートって、どんなもの?」
ダイヤ「どんなもなにも…熱々のハンバーグに、溶かしたチョコレートを上からかけるか、添えるか乗せるかするのでしょう?」
鞠莉「あー、やっぱり。どうにも話が噛み合わないと思ったのよ」
果南「噛み合わないって、えっ、違うの?」
果南「うーん、鞠莉に言われてしまうとは」
ダイヤ「勘違いというか、迷い道に取り残されているというか」
鞠莉「待って、一度整理しましょう。二人がイメージしてるハンバーグチョコレートって、どんなもの?」
ダイヤ「どんなもなにも…熱々のハンバーグに、溶かしたチョコレートを上からかけるか、添えるか乗せるかするのでしょう?」
鞠莉「あー、やっぱり。どうにも話が噛み合わないと思ったのよ」
果南「噛み合わないって、えっ、違うの?」
14: 2021/02/14(日) 22:27:16.12 ID:wPYnFxxS
鞠莉「違う違う。チョコレートをそのまま使うんじゃなくて、ハンバーグソースのベースに使うのよ」
果南「ハンバーグの…」
ダイヤ「ソース…?」
鞠莉「ほら、このネット検索の結果を見てよ」
果南「どれどれ…わ、チョコレートソースのレシピがたくさんヒットしてる」
ダイヤ「投稿型のレシピサイトだけでなく、お菓子会社やハンバーグ専門店のウェブサイトもありますね。チョコの風味がコクと深みを生み出すと…」
鞠莉「ね、百聞は一見にしかず。れっきとしたハンバーグのバリエーションでしょ?」
果南「ハンバーグの…」
ダイヤ「ソース…?」
鞠莉「ほら、このネット検索の結果を見てよ」
果南「どれどれ…わ、チョコレートソースのレシピがたくさんヒットしてる」
ダイヤ「投稿型のレシピサイトだけでなく、お菓子会社やハンバーグ専門店のウェブサイトもありますね。チョコの風味がコクと深みを生み出すと…」
鞠莉「ね、百聞は一見にしかず。れっきとしたハンバーグのバリエーションでしょ?」
15: 2021/02/14(日) 22:29:08.44 ID:wPYnFxxS
果南「…」
ダイヤ「…」
鞠莉「ねえ、どうして黙っちゃうのよ」
ダイヤ「いえ、私たちは反省しているのです」
鞠莉「反省?」
果南「ハンバーグチョコレートっていう音の響きから、勝手にエキセントリックな料理をイメージして、でも鞠莉なら本当にやりかねないよね、って心の中で決めつけちゃってたことを」
鞠莉「ちょっと」
ダイヤ「ごめんなさい、鞠莉さん…」
果南「私たちが間違ってた。鞠莉の言うことを信じてあげられなかったよ…」
ダイヤ「…」
鞠莉「ねえ、どうして黙っちゃうのよ」
ダイヤ「いえ、私たちは反省しているのです」
鞠莉「反省?」
果南「ハンバーグチョコレートっていう音の響きから、勝手にエキセントリックな料理をイメージして、でも鞠莉なら本当にやりかねないよね、って心の中で決めつけちゃってたことを」
鞠莉「ちょっと」
ダイヤ「ごめんなさい、鞠莉さん…」
果南「私たちが間違ってた。鞠莉の言うことを信じてあげられなかったよ…」
16: 2021/02/14(日) 22:31:04.62 ID:wPYnFxxS
鞠莉「なんだか腑に落ちない言われようだけど、誤解が解けてくれればそれでいいわ。私の伝え方も良くなかったんだろうし」
果南「鞠莉…」
ダイヤ「ありがとうございます、鞠莉さん」
鞠莉「気にすることナッシングデース!で、美味しいのかなぁ、ハンバーグチョコレートって」
果南「結局はそこに戻るんだね」
ダイヤ「確かに、説明文を見ただけでは、味を想像するのは難しいですね」
果南「鞠莉…」
ダイヤ「ありがとうございます、鞠莉さん」
鞠莉「気にすることナッシングデース!で、美味しいのかなぁ、ハンバーグチョコレートって」
果南「結局はそこに戻るんだね」
ダイヤ「確かに、説明文を見ただけでは、味を想像するのは難しいですね」
17: 2021/02/14(日) 22:34:24.22 ID:wPYnFxxS
鞠莉「二人も気になるでしょ」
ダイヤ「それはまあ、これだけ話をしていれば」
果南「どんな味なのか、ちょっと興味あるね」
鞠莉「そうよね。そして、気になるからには、ぜひぜひ食べてみたいわよね」
果南「えっ」
ダイヤ「えっ」
ダイヤ「それはまあ、これだけ話をしていれば」
果南「どんな味なのか、ちょっと興味あるね」
鞠莉「そうよね。そして、気になるからには、ぜひぜひ食べてみたいわよね」
果南「えっ」
ダイヤ「えっ」
18: 2021/02/14(日) 22:35:23.24 ID:wPYnFxxS
……………………………………
鞠莉「というわけで、こちらがマリー特製のハンバーグチョコレートデース!」
果南「おおっ、本当に出てきた」
鞠莉「ダイヤのはこっち。ハンバーグじゃなくて、チキンソテーのチョコレートソース添えね」
ダイヤ「これ、鞠莉さんがお作りに?」
鞠莉「そ!実は、ここ一週間くらいずっと練習していたの。ハンバーグのこね方から始まって、焼き方や盛り付け方、チョコレートソースの試作までね」
果南「すごい熱の入れようだね」
鞠莉「というわけで、こちらがマリー特製のハンバーグチョコレートデース!」
果南「おおっ、本当に出てきた」
鞠莉「ダイヤのはこっち。ハンバーグじゃなくて、チキンソテーのチョコレートソース添えね」
ダイヤ「これ、鞠莉さんがお作りに?」
鞠莉「そ!実は、ここ一週間くらいずっと練習していたの。ハンバーグのこね方から始まって、焼き方や盛り付け方、チョコレートソースの試作までね」
果南「すごい熱の入れようだね」
19: 2021/02/14(日) 22:37:04.80 ID:wPYnFxxS
鞠莉「基礎的な部分はマスターしてるつもりだけど、自分で作ったものだと味の良し悪しが分かりにくいから、誰かの感想が聞きたくて」
ダイヤ「なるほど。私たちを鞠莉さんの部屋に呼んだのは、このためだったんですね」
鞠莉「それは、そうなんだけど…でも、これだけは言わせて」
果南「んー?」
鞠莉「今日来てもらったのは、確かにチョコレートソースを試食してもらうためだけど…心を込めて、私なりに一生懸命作ったつもり。他でもない大好きな二人に、私の作った料理を食べてもらいたかったから…」
果南「…ダイヤ、どうしよう。私、なんだか泣いちゃいそう」
ダイヤ「ええ…感動で早くも胸がいっぱいです」
ダイヤ「なるほど。私たちを鞠莉さんの部屋に呼んだのは、このためだったんですね」
鞠莉「それは、そうなんだけど…でも、これだけは言わせて」
果南「んー?」
鞠莉「今日来てもらったのは、確かにチョコレートソースを試食してもらうためだけど…心を込めて、私なりに一生懸命作ったつもり。他でもない大好きな二人に、私の作った料理を食べてもらいたかったから…」
果南「…ダイヤ、どうしよう。私、なんだか泣いちゃいそう」
ダイヤ「ええ…感動で早くも胸がいっぱいです」
20: 2021/02/14(日) 22:38:55.18 ID:wPYnFxxS
鞠莉「ほらほら、食べる前から変な感じになってる。二人にはぜひぜひ、評価を聞かせてもらわなきゃなわないんだから」
果南「そうだね。せっかくの出来立てだし、さっそく食べようか」
ダイヤ「はい。では」
かなダイ「「いただきます」」
果南「見た目は全く普通のハンバーグ、と、チキンソテーだね」
ダイヤ「形も綺麗ですし、焼き加減も良さそうです」
果南「鞠莉が、あの鞠莉が、こんな上手に料理を作れるようになったなんて」
ダイヤ「私、今度は目頭が熱くなってきてしまいました」
果南「そうだね。せっかくの出来立てだし、さっそく食べようか」
ダイヤ「はい。では」
かなダイ「「いただきます」」
果南「見た目は全く普通のハンバーグ、と、チキンソテーだね」
ダイヤ「形も綺麗ですし、焼き加減も良さそうです」
果南「鞠莉が、あの鞠莉が、こんな上手に料理を作れるようになったなんて」
ダイヤ「私、今度は目頭が熱くなってきてしまいました」
21: 2021/02/14(日) 22:39:53.43 ID:wPYnFxxS
鞠莉「もう、いつまで保護者みたいなコントしてるのよ。こっちが恥ずかしくなるでしょ」
ダイヤ「そうは言いますが、料理の裏にある背景もまた、大切な料理の一部なのですわ」
果南「そうそう。見ただけで、鞠莉の本気さと頑張りが伝わってくるもん」
鞠莉「そう言ってくれるのは嬉しいわ。けど、実際に食べてみて、率直な感想を聞かせて欲しいの。遠慮や気遣いのない、ありのまま思ったとおりのことを」
ダイヤ「わかっています」
果南「その本気に、私たちもちゃんと応えるよ」
ダイヤ「そうは言いますが、料理の裏にある背景もまた、大切な料理の一部なのですわ」
果南「そうそう。見ただけで、鞠莉の本気さと頑張りが伝わってくるもん」
鞠莉「そう言ってくれるのは嬉しいわ。けど、実際に食べてみて、率直な感想を聞かせて欲しいの。遠慮や気遣いのない、ありのまま思ったとおりのことを」
ダイヤ「わかっています」
果南「その本気に、私たちもちゃんと応えるよ」
22: 2021/02/14(日) 22:40:40.47 ID:wPYnFxxS
ダイヤ「では、改めて」
果南「うん、食べよう」
「「あむっ」」
鞠莉「…」
果南「もぐもぐ…ん…!」
ダイヤ「これは…!」
鞠莉「ど、どう…?」
果南「うん、食べよう」
「「あむっ」」
鞠莉「…」
果南「もぐもぐ…ん…!」
ダイヤ「これは…!」
鞠莉「ど、どう…?」
23: 2021/02/14(日) 22:41:33.33 ID:wPYnFxxS
かなダイ「「美味しい!」」
鞠莉「!」
果南「すっごく美味しいよ。口に入れた瞬間にチョコレートの風味がぱっと広がるけど、続いてほろ苦さとまろやかさがやってきて」
ダイヤ「甘さが邪魔することはなく、むしろ濃厚なチョコの香りがお肉とマッチして、味わいを際立たせています」
鞠莉「変なところとか、気になることとかは…?」
果南「全然なし。どこをとってもオールオッケー、パーフェクトだよ」
鞠莉「!」
果南「すっごく美味しいよ。口に入れた瞬間にチョコレートの風味がぱっと広がるけど、続いてほろ苦さとまろやかさがやってきて」
ダイヤ「甘さが邪魔することはなく、むしろ濃厚なチョコの香りがお肉とマッチして、味わいを際立たせています」
鞠莉「変なところとか、気になることとかは…?」
果南「全然なし。どこをとってもオールオッケー、パーフェクトだよ」
24: 2021/02/14(日) 22:42:21.35 ID:wPYnFxxS
ダイヤ「火の通りも絶妙で、お肉そのものも美味しく調理出来ていますわ。ソースと絡んで、とても上品な味わいです」
果南「うんうん、ホテルのディナーで出てきてもおかしくないレベルだね」
ダイヤ「ふふっ、実際ホテルのディナーですけどね」
果南「あははっ、そうだったね」
鞠莉「良かったぁ…」
果南「うんうん、ホテルのディナーで出てきてもおかしくないレベルだね」
ダイヤ「ふふっ、実際ホテルのディナーですけどね」
果南「あははっ、そうだったね」
鞠莉「良かったぁ…」
25: 2021/02/14(日) 22:43:21.33 ID:wPYnFxxS
果南「美味しくてご飯がどんどん進んじゃうよ。きっとパンにも相性バッチリだと思う」
ダイヤ「果南さん。ハンバーグを一口いただいてよろしいですか?」
果南「おっ、試してみる?」
鞠莉「えっ、でもダイヤ、ハンバーグ苦手でしょ」
ダイヤ「得意ではありませんが、ぜひ食べて見たいのです。鞠莉さんが心を尽くして作ってくれた料理なのですから」
鞠莉「ダイヤ…」
果南「じゃあ、私もチキンソテーをお裾分けしてもらおうかな。せっかくのご馳走、みんなでシェアしないとね」
ダイヤ「果南さん。ハンバーグを一口いただいてよろしいですか?」
果南「おっ、試してみる?」
鞠莉「えっ、でもダイヤ、ハンバーグ苦手でしょ」
ダイヤ「得意ではありませんが、ぜひ食べて見たいのです。鞠莉さんが心を尽くして作ってくれた料理なのですから」
鞠莉「ダイヤ…」
果南「じゃあ、私もチキンソテーをお裾分けしてもらおうかな。せっかくのご馳走、みんなでシェアしないとね」
26: 2021/02/14(日) 22:44:27.35 ID:wPYnFxxS
ダイヤ「こういうのもまた、楽しみの一つですね。では、いただきます――んっ…!」
鞠莉「だ、大丈夫?」
ダイヤ「はい、美味しいです」
鞠莉「ほんとに?無理してない?」
ダイヤ「ハンバーグを食べること自体が久々なので、私の感想はあまり当てにはならないでしょうが、料理として完成されていて、とても美味しいと思います」
果南「ハンバーグ嫌いのダイヤをここまで唸らせちゃうんだもん、自信持っていいと思うよ」
鞠莉「…ありがとう。そう言ってもらえて、私、本当に嬉しい!」
鞠莉「だ、大丈夫?」
ダイヤ「はい、美味しいです」
鞠莉「ほんとに?無理してない?」
ダイヤ「ハンバーグを食べること自体が久々なので、私の感想はあまり当てにはならないでしょうが、料理として完成されていて、とても美味しいと思います」
果南「ハンバーグ嫌いのダイヤをここまで唸らせちゃうんだもん、自信持っていいと思うよ」
鞠莉「…ありがとう。そう言ってもらえて、私、本当に嬉しい!」
27: 2021/02/14(日) 22:46:09.42 ID:wPYnFxxS
――――――――
かなダイ「「ご馳走様でした」」
鞠莉「嬉しいわ、残さず食べてもらえて」
ダイヤ「残すなんてとんでもない。とても美味しかったです。鞠莉さんの努力と熱意が伝わってきました」
果南「この出来栄え、曜もきっと喜んでくれると思うよ」
鞠莉「ありがとう、果南、ダイヤ!」
ダイヤ「いえいえ。私たちも、鞠莉さんの料理が食べられて嬉しかったですわ」
果南「うん、本当に美味しかった!」
鞠莉「これなら、曜にも…!」
果南「けどさ、これだけじゃないでしょ?」
鞠莉「…えっ?」
かなダイ「「ご馳走様でした」」
鞠莉「嬉しいわ、残さず食べてもらえて」
ダイヤ「残すなんてとんでもない。とても美味しかったです。鞠莉さんの努力と熱意が伝わってきました」
果南「この出来栄え、曜もきっと喜んでくれると思うよ」
鞠莉「ありがとう、果南、ダイヤ!」
ダイヤ「いえいえ。私たちも、鞠莉さんの料理が食べられて嬉しかったですわ」
果南「うん、本当に美味しかった!」
鞠莉「これなら、曜にも…!」
果南「けどさ、これだけじゃないでしょ?」
鞠莉「…えっ?」
28: 2021/02/14(日) 22:47:02.46 ID:wPYnFxxS
ダイヤ「これとは別にもうひとつ、用意したいものがあるんでしょう?」
果南「料理じゃなくて、正真正銘のチョコレートのお菓子がさ」
鞠莉「ど、どうしてわかったの?」
ダイヤ「ふふっ。さあ、どうしてですかね」
果南「幼なじみだからかな。わかっちゃうんだよね、そういうのって」
ダイヤ「ハンバーグはそれなりに出来るようになったけど、やっぱり本当はチョコレートもプレゼントしたくて――」
果南「だけど、お菓子作りは難しいから、どうしようかずっと迷っていた――ってところかな」
鞠莉「…ふふっ、ご明察。やっぱり二人には隠し通せないか」
果南「料理じゃなくて、正真正銘のチョコレートのお菓子がさ」
鞠莉「ど、どうしてわかったの?」
ダイヤ「ふふっ。さあ、どうしてですかね」
果南「幼なじみだからかな。わかっちゃうんだよね、そういうのって」
ダイヤ「ハンバーグはそれなりに出来るようになったけど、やっぱり本当はチョコレートもプレゼントしたくて――」
果南「だけど、お菓子作りは難しいから、どうしようかずっと迷っていた――ってところかな」
鞠莉「…ふふっ、ご明察。やっぱり二人には隠し通せないか」
29: 2021/02/14(日) 22:50:16.87 ID:wPYnFxxS
果南「ま、そんなわけでさ、この流れでもう一仕事やっちゃおうか」
鞠莉「でも、もう遅い時間だし。これ以上付き合わせちゃうわけには…」
果南「なーに水臭いこと言ってるの」
ダイヤ「いまさら遠慮は無しですよ。乗り掛かった船というより、私たちはもう同じ船に乗っているのですから」
果南「そうそう。美味しいご飯をご馳走になったお礼もしなきゃだし、ね」
鞠莉「果南、ダイヤ…」
ダイヤ「勢いに乗れるこの機会を逃す手はありません。私たちも一緒です、絶対に上手くいきますわ」
鞠莉「…うん!待ってて、すぐ用意するから、お泊りの準備も!」
鞠莉「でも、もう遅い時間だし。これ以上付き合わせちゃうわけには…」
果南「なーに水臭いこと言ってるの」
ダイヤ「いまさら遠慮は無しですよ。乗り掛かった船というより、私たちはもう同じ船に乗っているのですから」
果南「そうそう。美味しいご飯をご馳走になったお礼もしなきゃだし、ね」
鞠莉「果南、ダイヤ…」
ダイヤ「勢いに乗れるこの機会を逃す手はありません。私たちも一緒です、絶対に上手くいきますわ」
鞠莉「…うん!待ってて、すぐ用意するから、お泊りの準備も!」
30: 2021/02/14(日) 22:51:42.64 ID:wPYnFxxS
……………………………………
曜「ご馳走さま!ああ、美味しかったー!」
鞠莉「気に入ってもらえた?」
曜「もちろんだよ!ハンバーグもだけど、ソースが抜群に美味しくってもう最高!チョコレートのソースって聞いて驚いたけど、こんなにもハンバーグに合うなんて想像もしてなかったよ!」
鞠莉「ハンバーグ通の曜にそう言ってもらえると、頑張った甲斐があったわ」
曜「しかも、鞠莉ちゃんの手作りだなんて。こんな贅沢、私のあげたチョコじゃ全然釣り合わないよ」
鞠莉「ふふっ、いいのいいの。美味しく食べてくれたことが、私にとっては一番の喜びなんだから」
曜「ご馳走さま!ああ、美味しかったー!」
鞠莉「気に入ってもらえた?」
曜「もちろんだよ!ハンバーグもだけど、ソースが抜群に美味しくってもう最高!チョコレートのソースって聞いて驚いたけど、こんなにもハンバーグに合うなんて想像もしてなかったよ!」
鞠莉「ハンバーグ通の曜にそう言ってもらえると、頑張った甲斐があったわ」
曜「しかも、鞠莉ちゃんの手作りだなんて。こんな贅沢、私のあげたチョコじゃ全然釣り合わないよ」
鞠莉「ふふっ、いいのいいの。美味しく食べてくれたことが、私にとっては一番の喜びなんだから」
31: 2021/02/14(日) 22:53:14.50 ID:wPYnFxxS
曜「えへへっ、私は幸せ者だね。今度は私にご馳走させてね、頑張って腕を振るっちゃうから!」
鞠莉「ん…」
曜「あれ、鞠莉ちゃん、どうかしたの?」
鞠莉「実は、ね。えっと、もう一つ渡したいものがあって…」
曜「そんな、これ以上貰ったら、貰いすぎちゃ――わ…」
鞠莉「こういうのって、いつもの私らしくないのかもしれないけど…私の気持ち…受け取って、くれる?」
終わり
鞠莉「ん…」
曜「あれ、鞠莉ちゃん、どうかしたの?」
鞠莉「実は、ね。えっと、もう一つ渡したいものがあって…」
曜「そんな、これ以上貰ったら、貰いすぎちゃ――わ…」
鞠莉「こういうのって、いつもの私らしくないのかもしれないけど…私の気持ち…受け取って、くれる?」
終わり
32: 2021/02/14(日) 22:53:57.75 ID:wPYnFxxS
全弾撃ち尽くしました。バレンタインようまりでした。
↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。
鞠莉「君のそばに」
https://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1609389236/
ありがとうございました。みなさま良いお年を。
↓は前に書いたものです。よろしければ併せてお願いします。
鞠莉「君のそばに」
https://fate.2ch.net/test/read.cgi/lovelive/1609389236/
ありがとうございました。みなさま良いお年を。
33: 2021/02/14(日) 22:54:46.70 ID:wPYnFxxS
(良いお年はすでにお迎えですね、コピペミスでした、すみません。)
34: 2021/02/14(日) 22:54:56.06 ID:K8O0xJWD
よかった
35: 2021/02/14(日) 22:57:16.50 ID:PRUZtwaK
乙
36: 2021/02/14(日) 23:24:48.20 ID:iAwx0SKM
すごく素敵でした。
お疲れ様です。
お疲れ様です。
37: 2021/02/14(日) 23:36:19.29 ID:yYZYLTp6
よかったよ
39: 2021/02/15(月) 08:06:36.21 ID:fKE0E94E
千歌「果南ちゃん、美味しかったのだ?」
38: 2021/02/14(日) 23:43:15.32 ID:qv64puSj
乙ようまり
今年も撃ち尽くして
今年も撃ち尽くして
引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1613308134/