【SS】侑「1,544,400分の1の部屋?」【ラブライブ!虹ヶ咲】

ゆう (4) SS


1: (筆) 2021/12/15(水) 10:34:13.55 ID:Ydh0eEox
・ラ!シリーズ4グループのメンバーが登場します。同年代設定です。
・書き溜めあります。15,000文字くらいのボリュームです。
・お話の構成は、同じ時系列で1グループずつ進み、最後に全員です。
・SSを書くのは2,3年ぶりです。お見苦しい点はご容赦ください。
~~~
それでは、侑ちゃんたちの様子から見てみましょう...
 

9: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 10:46:42.99 ID:fJarCWAG
@部屋N


侑「う~ん……」zzz

歩夢「むにゃ。。。ゆぅちゃん~そこはだめだよぉ~……」zzz

侑「!」パチッ

侑「ここどこ!?」キョロキョロ

侑「なんか綺麗な部屋!」トキメキ!!

侑「そして隣には寝ている歩夢が…」ゴクリッ

侑「え?もしかして事後?」

歩夢「むにゃ…ぅ~んはずかしぃって~」zzz

侑「でも私たち服着てるしな…」

侑「とりあえず歩夢起こそう」
 
10: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 10:47:32.90 ID:fJarCWAG
侑「歩夢!起きて!」ユサユサ

歩夢「ぅん?ゆぅちゃん?」ウトウト

侑「歩夢!私たちなんか知らないところにいるんだよ!」

歩夢「えへへぇ~///」ギュッ

侑「もう歩夢!いつもと逆じゃん!起きてよ!///」ユサユサ

歩夢「!」ハッ

歩夢「あれ…?ここどこ…?確か今、私侑ちゃんと家で初夜を迎えてたはずなのに…?」

侑「何寝ぼけたこと言ってんのもう!///」

歩夢「え!?夢!?」

歩夢「は、恥ずかしいぃ…///」

侑(まあ、私はいつでもOKだけどね…」ボソッ

歩夢「何か言った?」

侑「う、ううん、なんでもないよ!」
 
12: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 10:50:06.66 ID:fJarCWAG
侑「さて、どうしたもんか…」11ワノシンキングポーズ

歩夢(っていうかこの部屋って…)

侑「う~ん」11ワノシンキングポーズ

歩夢(どこかで見たことあるような…)

侑「う~ん…」11ワノシンキングポーズ

歩夢(あ!思い出した!)

侑「とりあえず部屋広いし探索してみようか!」

歩夢(◯◯しないと出れない部屋だ!///)

侑「歩夢!!」

歩夢「うひゃぁあ!!!!!///」

侑「え!なになに!?」

歩夢「ナンデモナイノヨナンデモ」

侑「?」

侑「とりあえず、部屋見て回ろっか!」

歩夢「そうだね」
 
13: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 10:51:01.18 ID:fJarCWAG
〜〜〜

侑「ひとまず回ってみたけど…」

歩夢「うん」

侑「食料はたくさんある」ガチャッ

冷蔵庫「どうも」

侑「ドアは開かないけど」ガチャガチャ

ドア「ヒラカナイYO!」

侑「なんかずっと住めそうなお部屋だね!」

歩夢「うん、そうだね…///」

歩夢(ここ絶対いかがわしいホテルだよ…///)

歩夢(ベッド1つしかないし、アメニティが怪しいし…///)

歩夢(侑ちゃんは知識なさそうだけど)



侑(って思ってるんだろうな~)

侑(平然と装ってみたけど、内心ドキドキが止まらないYO…///)
 
15: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 10:53:31.59 ID:fJarCWAG
壁「ナンデイツモコッチミテルノ!」

壁「ソッチコソミテルデショ!」

壁「ソッチガミルカラミルンダッテバ!」

壁「ホーラー!ヤッパリミテルジャナイ!!」

侑(な〜んか隣の壁からツンデレのトキメキを感じるな…)

侑「さて、これからどうするか考えようか」

歩夢「そうだね」

歩夢(私はここで一生過ごしても良いけどね)

侑(でもやっぱり一生を共にするなら私たちの家じゃない?)

歩夢(それもそうだね!)

歩夢(…あれ?今…)

侑「ゴホンッ!」

侑「とりあえずテレビつけてみよっか」ピッ


璃奈『愛さん、暴れても無駄、もう動けない』

愛『な、なんで…』ガクガク

璃奈『私が開発した、運動神経抜群情報系もんじゃ屋かつオタクに優しいギャルにしか効かないボタンを押したから』

璃奈『璃奈ちゃんボード「ドヤッ」』

愛『なんてピンポイントな…』ガクガク

璃奈『さあ、始めよう』

愛『ぇ…?』ガクガク

璃奈『宮下愛完堕ちry)』

愛『NOOOOOOOOOO!!!!!』ガクガク


テレビ「」プツンッ!

侑「!」

侑「歩夢!なんで消しちゃうの!今いいところだったじゃん!」

歩夢「今は私との時間だよ、侑ちゃん」

侑「今日も投げ銭実況したかったのに!」プンプン

侑「プレミアム会員特典も欲しかった!」プンプン

歩夢「は?」
 
16: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 10:54:48.49 ID:fJarCWAG
ピラッ

侑「ん?」

侑「何か上から紙落ちてきたよ」

侑「なんだろ」ガサッ

「この問題が解けたら、部屋の鍵を開けてあげる」

侑「!!」

侑「歩夢、部屋から出れるチャンスだよ!」

歩夢「そ、そうだね!」

歩夢(もうちょっといたいけど…複雑だなぁ)

侑「よしさっそく解いてみよう!」

「ディオファントス方程式の問題」

侑「」

「42を3つの立方数の和で表わせ」

侑「あっ(察し)」

「間違えたらペナルティだよ」

侑「」

『リ、リナリー、ワタシニモペナルティヲ…』

『アイサン、ウルサイ』スパーン!!!

侑「」

侑「歩夢…どうしよう…」

侑「60年間解かれなかった数学の難問だよこれ…」

歩夢「そうだね、困ったね」

歩夢(もうちょっと長く一緒にいれそう♪)ウキウキ
 
18: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 11:00:05.51 ID:fJarCWAG
「42を3つの立方数の和で表わせ」

侑「ものは試しだ!いろいろやってみよう!」

侑「ここでは3つの整数をそれぞれ x, y, z とおきます」

歩夢「誰に言ってるの?」

侑「まず x = 1, y = 1, z = 1 を代入すると…」

歩夢「1^3 + 1^3 + 1^3 = 3 だね」カキカキ

侑「次は x = 3, y = -2, z = 1 なら…」

歩夢「3^3 + (-2)^3 + 1^3 = 20 だね」カキカキ

侑「おお!結構綺麗な数字もいけるね!」

侑「でも 42 ってむずくない…」

歩夢「う~ん…私も色々試してるけど難しいな…」

侑「う~ん」

侑(歩夢も悩んでるみたいだね)

侑(考えてる歩夢の横顔も可愛いYO!)トキメキ

侑(ちょっとからかってみようかな)ヒラメキスキルアピールドウサクセン

侑「歩夢!」

歩夢「何?」

侑「もし解くことができたら、私のこと、好きにしていいよ///」ムネチラッ

侑(絶対解けないし、久しぶりにクソザコフィジカルの私でも戦略勝ちだよ)プヒョヒョwww

歩夢「x = -80538738812075974, y = 80435758145817515, z = 12602123297335631」

侑「……え?」

歩夢「x = -80538738812075974, y = 80435758145817515, z = 12602123297335631」

歩夢「聞いてるんでしょ管理人さん?あってるよね?」

『せ、正解…』

侑「……プヒョッ?」
 
100: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 15:13:11.09 ID:fJarCWAG
>>87 数学好きな方がいらっしゃるとは…
ありがとうございます。
確かに、部分分数分解でも良かったですね。見落としていました。
めんどくさがりそう(小並感)っていうのと、真姫ちゃんなら複素関数論も知ってそうということで…
 
19: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 11:04:37.62 ID:fJarCWAG
歩夢「…さあ侑ちゃん、女に二言はないね?」ニコニコ

歩夢「いいんだね?」ニコニコ

侑「え…?あ、あの、歩夢さん…?」

侑「あなたの脳は富岳なのでしょうか…?」

歩夢「ふふっ。侑ちゃんのことを考えるのに、1秒間で44.2京回程度の計算速度じゃ足りないよ♪」ニコニコ

侑「左様でございますか…」

歩夢「大丈夫、天井のシミの数を数えている間に終わるから」ニコニコ

侑「…」

侑「でも私は」

歩夢「?」ニコニコ

侑「歩夢のことも、良くしてあげたいな///」

歩夢「!?!?!?///」ドゥゥゥゥルルルルン!!!!ドゥゥゥゥルルルルン!!!!

歩夢「…///」

歩夢「…じゃあ一緒に///」

侑「…うん///」


エンダアアアアアイアアアウィルァアルウェイズラァァァァビュウウウウウアアアア!!!!!
 
51: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 12:33:04.02 ID:fJarCWAG
温かいレスを送ってくださる方、ありがとうございます。
μ'sを書く前に、もともと >>19 で書きたかったものを供養させてください。



歩夢「…さあ侑ちゃん、女に二言はないね?」ニコニコ

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ「いいんだね?」ニコニコ

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞「え…?あ、あの、歩夢さん…?」

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞「あなたの脳は富岳なのでしょうか…?」

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ「ふふっ。侑ちゃんのことを考えるのに、1秒間で44.2京回程度の計算速度じゃ足りないよ♪」ニコニコ

⎛(cV„Ò - ÓV⎞「左様でございますか…」

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ「大丈夫、天井のシミの数を数えている間に終わるから」ニコニコ

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞「…」

⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞「でも私は」

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ「?」ニコニコ

⎛(cV„ // ᴗ //V⎞「歩夢のことも、良くしてあげたいな///」

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ「!?!?!?」ドゥゥゥゥルルルルン!!!!ドゥゥゥゥルルルルン!!!!

@ cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ グググ

?cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ポンッ

?歩夢「…///」

?歩夢「…じゃあ一緒に///」

侑「…うん///」


从cι˘σ ᴗ σ˘* エンダアアアアアイアアアウィルァアルウェイズラァァァァビュウウウウウアアアア!!!!!
 
20: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 11:05:41.03 ID:fJarCWAG
@部屋A


千歌「う~ん……」zzz

曜「ちかひゃん…ずっといっひょ…///」ヨダレタラー

千歌「う~ん…」ゴロン

千歌の体「よーちゃんをハグ」ギュッ

曜「ヨウソロ!?」ガバッ

曜「ちちちちちちちかちゃんなんで隣に寝てるの!?!?!?」

千歌「う~んなになにぃ?」ウトウト

千歌「あ、よーちゃん、おはよう」ニコッ

曜「あ、おはよう///」オハヨーソロー

曜(かっっっっっっっわいいいいいいい!)



千歌(うっしっし、寝てる作戦うまくいったのだ)

千歌(作詞担当は策士ってね!あ、今のは作詞と策士をか(ry
 
22: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 11:08:28.13 ID:fJarCWAG
千歌「う~んここはどこだろう…」

曜(や、やばいよここ!高校生が来ちゃいけないところじゃないの!?)

千歌「でも綺麗なお部屋だね~!よーちゃん!」

曜「う、うん」

千歌「あ、大きなお風呂!!広ーい!」

千歌「ね、曜ちゃん。寝てたら汗かいちゃった」

千歌「お風呂入らない?一緒に」

曜「!?!?」

曜「いいいいいいいっしょにでありますか!?!?」

千歌「もう今更なに驚いてるの~?」

千歌「この前お泊まりした時も一緒に入ったじゃ~ん」

曜「確かにそうだけど…」

曜(ここの雰囲気が…やばい…)

曜(耐え 、私の理性)



千歌(曜ちゃんの理性が飛んでも何も起きないんだよなぁ)ハァ
 
23: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 11:12:30.17 ID:fJarCWAG
千歌「ふ~きもちよかったね~」ツヤツヤ

千歌「あわあわのお風呂とは初めて入ったよ~」

曜「う、うん///」

曜(千歌ちゃんのことでいっぱいで他のもの何も見てなかった…)

千歌「お風呂入ったらちょっとお腹すいちゃったな~」グー

千歌「何か食べるもの冷蔵庫にないかな?」スタスタ

曜(こ、これは千歌ちゃんの胃袋を掴むチャンス!)

曜(気を取り直して、カッコ良い渡辺曜を見せよう!)

曜「千歌ちゃん!私ヨキソバ作るよ!」

曜「材料たくさんあるみたいだし!!」シュバババ

千歌「ほんと~!」カガヤキオメメ

曜「うん!まかせて!」ドンッ!

千歌「じゃあ、チカは野菜切ってサラダ作るね!」

千歌「あ!みかんあるじゃん!サラダに入れよう」

千歌「一緒に美味しいご飯作っちゃおう!」

曜「うん!」

曜(こ、これって…)

曜(なんか新婚さんみたい…///)グヘヘ

包丁「ちゃんと見ないと危ないで」

曜「イテッ」

千歌「あ!曜ちゃん指先から血が出てるよ!」

千歌「救急箱探してくる!」ドタドタ

曜(…)

曜(また恥ずかしいところ見せちゃった…)ドヨーン
 
29: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 11:27:14.02 ID:fJarCWAG
千歌「う~ん!お腹いっぱ~い!」

千歌「美味しかったね!」

曜「うん!」

曜(結局無事に自慢のヨキソバを作れました)

曜(千歌ちゃんの評判も良いみたいで良かった~)ホッ

千歌「やっぱよーちゃんのヨキソバは最高だね~」

曜「ありがとう!千歌ちゃんのサラダもね!」

曜「私もみかん大好きだし、千歌ちゃんらしい料理でおいしかったなぁ」

曜「毎日食べたいくらいだよっ!」ニコッ

千歌(…もう、自覚ない時だけそういうこと言うんだから///)

曜「…さて、この部屋に閉じ込められてから結構経ったけど」

曜「一向に出れそうにないね」ハァ

千歌「…そうだね、ドア全然開かないし」ガチャガチャ

千歌「みとねぇやしまねぇにも心配かけたくないし、早く出たいなぁ」


紙「やぁ」ヒラッ

千歌「お!?なんだなんだ!?」

千歌「なんか上から紙が降ってきたけど…」

曜「なんて書いてあるの?」

千歌「ええと…」ピラッ

「この問題が解けたら、部屋の鍵を開けてあげマース」

「Aqours9人を3人ずつユニットに分ける組み合わせは、何通りある?」

千歌「う~んつまりどういうこと?」

曜「数学の問題?分からないよ~!」
 
30: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 11:31:37.52 ID:fJarCWAG
千歌「さて、どうしたものか…」

曜「う~ん。私たち数学はちょっとねぇ…」

曜(…いや、ちょっと待てよ。)

曜(ここでもし私が解けたらめちゃくちゃカッコ良いのでは?)

曜(千歌ちゃんが振り向いてくれるかも!)

千歌(もうずっと前からよーちゃん一途だよ)

曜(よし、ここは一つ、完璧超人と言われた私の能力を発揮するしかない!)

曜「千歌ちゃん、私、ちょっと考えてみるよ!」

千歌「ほんとに!ありがとう!」

千歌「私多分ダメダメだから、応援してるね!頑張って!」ニコッ

曜「うっ!」ドクン!ドクン!

曜(かわいすぎる)
 
32: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 11:36:14.79 ID:fJarCWAG
「Aqours9人を3人ずつ3ユニットに分ける組み合わせは、何通りある?」

曜「数学は実験だ、まずは例を考えよう」メガネソウチャク

曜「たとえば、今の私たちは…」

{ 千, 曜, ル | 果, ダ, 花 | 梨, 善, 鞠 }

曜「CYaRon!, AZALEA, Guilty Kissでまず1通りあるよね」

千歌「うんうん、チカでもわかるよ!」

曜「次は学年順で見てみよう」

{ 善, 花, ル | 千, 梨, 曜 | 果, ダ, 鞠 }

千歌「お~!いいね!」

曜「これで2通り目だね」

千歌「じゃあじゃあ、こんなのはどう?ランダムに並べてみたよ!」

{ 善, 鞠, 梨 | 千, ル, 曜 | 果, 花, ダ }

曜「ありがとう。でもね、よくみて千歌ちゃん」

曜「これ、Guilty Kiss、CYaRon!、AZALEAの順番で、3人がさっきのと入れ替わっただけだよ」

千歌「…これじゃだめなの?」ウルウル

曜「うっ!」

曜「だ、だめじゃないんだけどね!順列の問題なら良いんだけどね!」

曜「今回は同じ組み合わせは数えちゃダメだから、グループを入れ替えただけだったり、グループ内のメンバーの順番を変えるだけじゃダメなんだよ」

千歌「そうなんだ~」

千歌「よーちゃん賢い!カッコ良い!」

曜「……アリガト///」

曜(嗚呼…私は今…生きている…)
 
34: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 11:38:20.46 ID:fJarCWAG
壁「アユムゥ!アユムゥ!」

壁「ユウチャン!ユウチャン!」

曜(なんか隣の部屋うるさいな…)

曜「さて、しばらく例を挙げてきたわけですが」メガネクイッ

千歌「はい」

曜「さっきの千歌ちゃんの例から、

(1)グループ内のメンバーを入れ替えるのは同じ組み合わせと考える
(2)グループ同士を入れ替えるのは同じ組み合わせと考える

大きくこの2つの条件があることがわかります」

千歌「おおー!」←分かってない

曜「(1)を満たすために、9人から3人ずつ順番に選ぶことにします」メガネクイッ

曜「つまり、まず最初に9人から3人選ぶ組み合わせが 9C3 (= 84)」

曜「残る6人からさらに3人選ぶ組み合わせが 6C3 (= 20)」

曜「そして残りの3人から3人を選ぶ組み合わせは 3C3 (= 1)」

曜「以上より、9C3 × 6C3 × 3C3 = 1680 通りになります!」バーン!!

千歌「はい!よー先生!」

曜「何かね千歌さん」メガネクイッ

千歌「さっき説明してた条件(2)は関係ないんですか?」

曜「ハウアッ!」ガーン!!

曜(やってしまった…ダサすぎる…恥ずかしいよぉ)ドヨーン

曜「ありがとう千歌さん。その言葉を待っていました」

千歌「おぉ!想定済みだったんだね!」

曜「まぁね!」

曜(危ない危ない)

曜(大学受験で数Aを受ける受験生のみんな、ケアレスミス気をつけてね!)

曜(あと、共通テストがんばってね!)

曜「ゴホン」

曜「今回できた3グループはともに同じ人数なので、グループ同士を区別できません」

曜「なので、(2)を満たすために、3! 通り (= 6) で割ることになります」

曜「つまり、1680 ÷ 6 = 280通りとなるのです!」バーン!!
 
35: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 11:40:35.92 ID:fJarCWAG
『正解デース!おめでとう!曜!』

千歌「よーちゃんすごい!!ドア開いたみたいだよ!!」

曜「完璧超人と呼ばれる私に、不可能はないのです」キリッ

曜(…昔ユニット決めるとき、私と千歌ちゃんが同じになる確率を計算してたから解けたなんて言えない…)

千歌「つまり、280通りもある中からチカとよーちゃんは一緒になったんだね!」

千歌「奇跡だよーーー!!」カガヤキ

曜「ち、千歌ちゃん…」ジーン

曜「」ガバッ

千歌「なになに!?」

曜「いいの!」グスッ

千歌「汚れないし風邪ひかないけど恥ずかしいってー///」

曜「いいの!!」グスグス

千歌「もう、なんで泣いてるの~///」

曜「いいの!!!」



メイ*σ_ σリ 1期11話のようなハッピーエンドを迎え、2人は部屋を出たわ
メノ^ノ。 ^リ あら^~


ノξソ>ω<ハ6 ちなみに、曜とチカッチが同じユニットになる確率は 1/280 ではないわ!
ノξソ>ω<ハ6 ルビィと一緒じゃない他のメンバーとの組み合わせがあるから、実際はもっとあるわ!
∫∫( c||^ヮ^|| 余計なことは言わないで良いんだな~ん
ノξソ´・ω・`ハ6 cloudy...
 
38: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 11:49:47.15 ID:fJarCWAG
@部屋L


かのん「………」zzz

千砂都「………」zzz

かのん「…ん?」パチッ

千砂都「…はっ!」パチッ

かのん「!!」

かのん「ちぃちゃん!?なんで一緒に寝てるの!?ここどこ!?」

千砂都「わ、わからないよ…。私も今起きたんだもん」

千砂都「起きたらかのんちゃんがいて、知らないところにいて…」

千砂都「ちょっと…怖いかも…」ブルブル

かのん「…」

かのん(私が守らなきゃ!)

かのん「安心してちぃちゃん!きっと大丈夫だよ!!」

かのん「もし何かあっても、私が助けるよ!」

千砂都「!」キュン

千砂都「か、かのんちゃ〜ん!」ギュッ

かのん「えへへへ///」デレデレ
 
40: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 11:55:08.21 ID:fJarCWAG
かのん「とりあえず、部屋広いし一周してみよう」

かのん「内装綺麗だけど、怪しいものあるかもしれないし」

千砂都「そうだね。そうしよ!」ギュッ

かのん「…あの〜ちぃちゃん、手は繋がなくても大丈夫なんじゃない?///」

千砂都「……ダメ?」ウルウル

かのん「う゛っ゛!」ドキッ

かのん「し、しょうがないな〜///」ギュッ

かのん(あんなの勝てないよもう!///)

千砂都(ふふ、可愛いなぁかのんちゃん♪)
 
41: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 12:00:20.37 ID:fJarCWAG
千砂都「なんか住み込みできるホテルみたいだね」

かのん「だね!でも色々豪華でびっくり!」

かのん「特にこのベッド!大きくてふかふかだよ!」ボヨーン

千砂都「ほんとだ!」ボヨーン

千砂都「…で、このあとどうしよう?」ボヨーン

かのん「う〜ん…。とりあえず寝る?」ボヨーン

千砂都「いやいやさっき寝たばっかだよ!」ボヨーン

かのん「それもそうだね」ボヨーン

千砂都「う〜ん…」ボヨーン

千砂都「あ!!!」ピョーン

千砂都「あれは!!」トテテテ

かのん「なになに?」

千砂都「かのんちゃんみてみて!たこ焼き器!」

かのん「本当だ!タコパとかやるやつじゃん!」

千砂都「しかも食材は全部揃ってるし…」

千砂都「ここはいっちょ、2人でタコパやっちゃう?」

かのん「いいね!」

かのちぃ「「うぃ〜っす!」」ユビキス
 
43: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 12:09:25.83 ID:fJarCWAG
千砂都「まんまるなたこ焼きたくさんできたね!」キラキラ

かのん「さすがちぃちゃん!美味しそう!」

かのん「焦げないうちにとって食べよう!」

千砂都「うん!」

爪楊枝「失礼」

たこ焼き「うす」プスッ

かのちぃ「「いただきま〜す!」」

千砂都「あふいへほおいひぃ〜」ハフハフ

かのん「おいひぃ〜」ハフハフ

かのん「…あれ?なんかたこ焼き器の下に紙挟まってない?」

千砂都「え?本当?」

千砂都「あれ本当だ。何か書いてあるよ」ガサガサ

「この問題が解けたら、部屋の鍵を開けてあげるデス!」

千砂都「おお!」

かのん「やったぁ!」

かのん「ささっと解いて、もう少し遊んだら出ようか!」

千砂都「そうしよう!」

『ダイブ余裕デスネ…。まあ良いデス。きっとビックリしますヨ!』
 
45: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 12:15:26.31 ID:fJarCWAG
「0 < r < b とするとき、円 x^2 + (y-b)^2 = r^2 を x軸周りに1回転させてできる立体の体積を求めるデス!」

かのん「は、はぁ!?」

かのん「こんなの答えられるわけないよ~」グズッ

かのん「高校1年生にこんな仕打ち、あんまりなんじゃない?」ガチギレ

千砂都「2π^2 r^2 b でしょ。簡単だよ」

かのん「ちぃちゃん!?」

『せ、正解デス…』

かのん「ちぃちゃん!?!?」

千砂都「トーラス体の問題でしょ?有名だから覚えてたんだよね~♪」

かのん「ちぃちゃん!?!?!?」

千砂都「でもちゃんと説明もできるよ。まんまるな問題はまるっとちぃちゃんにお任せ!」クルクルー

かのん「ちぃちゃーーーーん!?!?!?!?」



『トーラス体とは、円環体、つまりドーナツ型の立体のことデス! っ?』

『数学3の積分デスノニ…。さすが千砂都、マルに目がないのはダテではないようデスネ…』
 
48: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 12:24:05.79 ID:fJarCWAG
「0 < r < b とするとき、円 x^2 + (y-b)^2 = r^2 を x 軸周りに1回転させてできる立体の体積を求めるデス!」

千砂都「じゃあ、かのんちゃんにもわかりやすいように簡単に解説するね?」

かのん「う、うん…」

かのん(私の知らない、ちぃちゃんがいる…)

千砂都「まずは私たちの馴染みのある y= の形にしないと図もかくの難しいし、y について解いてみよう」

かのん「う、うん?」コウチョク

千砂都「そうすると、y = b ± \sqrt{r^2 - x^2} になるね」

かのん「ちょっと待ってちぃちゃん!」

かのん「\sqrt{} って何!?急に出てきたけど!?」

千砂都「ああ!ルートのことだよ。掲示板形式で数式を表示するやり方わからないから、とりあえずLaTeXの記法に倣って書くね」

かのん「あ、うん」

かのん(らてふって何?)

千砂都「y = の形にできれば、x-y平面にいつも通りかくことができるよ!」

千砂都「そしたら y = b より上の部分の y = b + \sqrt{r^2 - x^2} と、下の部分の y = b - \sqrt{r^2 - x^2} を、x軸と x = -r, x = r に囲まれた範囲で x軸周りにそれぞれ回転させれば、あとは引くだけだYO!」

千砂都「そうすると最終的に 8πb \int_{0}^{r} \sqrt{r^2 - x^2} dx になって、これを計算すれば 2π^2 r^2 b って求まるYO!」

かのん「そうだね!」シコウテイシ

かのん(……)

かのん(ちぃちゃんが何を言ってるかさっぱりだけど…)

かのん(マルについて説明するちぃちゃん、目がキラキラしててかわいい)
 
50: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 12:28:41.21 ID:fJarCWAG
壁「モウ、ナンデナイテルノ!」

壁「イイノ!!」

かのん(なんか隣の部屋の人泣いてない?)

千砂都「たこ焼きも食べ終わったし、そろそろ出よっか!」

かのん「あっ!そうだね!」

かのん「あ!ちょっと待って!忘れ物しちゃった!」

千砂都「もうなになに〜?」クスクス

かのん「えいっ!」チュッ!

千砂都「…」マウストゥマウス

千砂都「!?!?!?!?!?///」ボンッ!

かのん「えへへ、ちぃちゃんのたこ焼き美味しかったよ!」

かのん「また食べさせてね!」

千砂都「ひ、ひゃい…///」



6cƠᴗƠ∂ ケッ、幼馴染には勝てないということデスカ…
6cƠᴗƠ∂ 別に良いデス。ククにはすみれがいます!
6cƠᴗƠ∂ あ、別にあのグソクムシが好きというわけでなはくて、グソクムシがククのこと好きなだけデ…///
 
54: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 12:38:07.09 ID:fJarCWAG
@部屋μ


真姫「…zzz」

真姫「…zzz」

真姫「……」

真姫「!!」パチッ

真姫「どこよここ!?」

にこ「やっと起きたわね、真姫ちゃん」

真姫「にこちゃん!?一体どういうこと!?」

真姫「…!?」キョロキョロ

真姫「しかもここ、そういうホテルじゃない!!」

真姫「どういうつもりよ!!///」

にこ「し、知らないわよ!///」

にこ「にこが起きたときにはここにいて、隣に真姫ちゃんが寝てて…」

にこ「こっちが聞きたいくらいだわ…」ハァ

真姫「そ、そうなの…」

真姫「う〜んどうしようかしら…」
 
56: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 12:41:52.91 ID:fJarCWAG
真姫「相変わらず開かないわね、このドア」ゲシゲシッ

ドア「」モットケッテクダサイ///

にこ「にこたちを早く出しなさいよ」ゲシゲシッ

ドア「」ヤメテクダサイ

にこ「ぬゎんでよぉ!!!」

真姫「さて、本当に困ったわ…」

真姫「勉強しなきゃいけないのに道具はないし、スマホないからネットにも繋がらないし」

にこ「真姫ちゃ〜ん?もしかして宿題終わってないにこ〜?www」プププ

にこ「それじゃにこたちと同じにこ〜www」プププ

===

穂乃果「」クシュンッ!

凛「」クシュンッ!

===

真姫「はぁ?宿題?そんなもん学校で片付くわよ!」

真姫「医学部受験の勉強って大変なの。まぁ、にこちゃんにはわからないでしょうね」クルクル

にこ「ムキーーーーー!!」
 
58: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 12:46:20.04 ID:fJarCWAG
真姫「ハァ。本当退屈ね、ここ」

にこ「アイドルがそ〜んな疲れたお顔しちゃどぅぁめどぅぁめ!」

にこ「弛んでるわ」

にこ「いい?アイドルっていうのはね、いつでもファンの視線を意識しなきゃいけないのよ!」

にこ「さあみなさんご一緒に、にっこにっこに〜」ニッコニッコニー!

真姫「ちょっとお風呂入ってこようかしら」

にこ「聞きなさいよ!!!」
 
59: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 12:52:47.24 ID:fJarCWAG
真姫「〜♪」ガラッ

真姫「お風呂上がったわよにこちゃん。次入りなさい」

にこ「いいけど、真姫ちゃんはこれから何するのよ?」

真姫「ボーッとするわ…」

にこ「そんな暇な真姫ちゃんに朗報!大銀河宇宙No.1にこにーと一緒に歌える券をプレゼント!」

真姫「ヴェエエ」

にこ「さあ、一緒にずるいよMagnetic todayをデュエットしましょう!」

にこ「そこのカラオケに入っていたの!」ウキウキ

真姫「しょ、しょうがないわね…」チョロローン

〜〜〜

真姫「97点か、まあまあね」

にこ「ぬぁによ!にこの美声のお陰でしょ!」グヌヌヌ

真姫「私のおかげに決まってるじゃない!」グヌヌヌ

真姫「…?あれ、画面に文字が浮かんできてるわ」

にこ「本当?」

画面「もやもや〜」

「この問題が解けたら、部屋の鍵を開けてやろう」

真姫「何ですって?くだらないことしてないで早く開けなさいよ!」プンプン

にこ「ま、真姫ちゃん!物を投げるのは良くないにこ〜!」アセアセ

「定積分 \int_{-\infty}^{infty} \frac{1}{x^4+1} dx を求めよ」

真姫「何よ!ただの定積分じゃない!」

にこ(記号ばかりで何が何だかわからないにこ…)

真姫「見た目はキモチワルイけど、文字に書き起こすと、xの4乗+1分の1をマイナス無限大から無限大の範囲で積分するだけよ」

にこ「…?」

真姫「こんなの数2の範囲だわ!余裕よ」
 
61: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 12:58:19.64 ID:fJarCWAG
〜しばらくして(・8・)〜

真姫「……あれ?」クルクル

真姫「おかしいわね、ただの定積分のはずなのに…」クルクル

真姫「分数の積分ってlogを取るはずよね…」クルクル

真姫「でもxが4乗?そして範囲が無限大から無限大?一体どうしたら良いのかしら…」クルクル

真姫「う〜ん…」クルクル

真姫(……)

真姫(…?)

匂い「たこ焼き味です」

真姫(なんか良い匂いがするわね…)



にこ(さて、にこは全然問題わからないけど…)

にこ(真姫ちゃんが何やら悩んでいることだけはわかるわ)

にこ(ここは応援よ!)

にこ「真姫ちゃ〜ん!」

真姫「ナニヨ」

にこ「一発ギャグやりま〜す!」

にこ「徳井青空さんの曲で、『まほうつかいはじめました!』」

にこ「と〜ど〜け〜まほう〜〜♪」

真姫「いや本人じゃない!」

にこ「ツッコミありがとうにこ」

真姫(何よにこちゃんたら、自分は暇だからって…)

真姫(面白くなかったけど、ちょっとかわいかったかも)

真姫(…ん?ちょっと待って)

真姫(徳井さんの曲…、とくいさんのきょく…、とくい…きょく…、特異…極…!!!)

真姫(ま、まさか!?)

真姫「」カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ!!

にこ「!?!?」

にこ「よくわからないけど、真姫ちゃんの手が高速になったわ…」
 
64: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 13:03:31.66 ID:fJarCWAG
真姫「できたわ!」

真姫「2分のルート2×πね!」バンッ!!

『正解!さすが真姫ちゃんやね』

真姫「マッキーにできないことはないわ!」ドヤッ

にこ「すごいわ真姫ちゃん!」

にこ「なんで急にわかったわけ?」

真姫「にこちゃんのギャグがヒントになったのよ」

真姫「てっきり数2の定積分かと思って、私は実数範囲を前提として積分をしてしまった」

真姫「それでハマってしまったわけよ」

真姫「これは複素積分だわ!積分範囲が無限大の時点で気づくべきだったわ」

にこ「…?」

真姫「ああもう!つまり留数定理よ!」

真姫「複素数平面上で積分経路を考えることで、あとはこうしてこうしてこうすれば美しく解けるってわけ!」

真姫(こうしてこうしての部分は、流石に文字だけで説明できないから省略するわ)

真姫(気になる人は自分で調べなさい)

真姫「複素関数論勉強していて良かったわ。受験では使わないかもダケド」

にこ(真姫ちゃんが何を言っているのかさっぱりわからなかったわ)

にこ(てか、本当に高校1年生にこ?)
 
65: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 13:08:49.51 ID:fJarCWAG
真姫「さて、無事にドアも開いたみたいだし、帰るわよ」

にこ「そうね!役に立てなくてごめんなさいね」

真姫「ベ、ベツニイイワヨ」クルクル

真姫「久しぶりに にこちゃんと二人きりで過ごせて楽しかったし///」ボソッ

にこ「何か言った?」

真姫「ナ、ナンデモナイワヨ!」クルクルクルクルクルクル

にこ「あらそう?」

にこ「……」

にこ「でもね」

真姫「え?」

にこ「…私も、真姫ちゃんと一緒に過ごせて楽しかったわよ」

にこ「またいつでもウチに来なさい!」

真姫「!!!///」ボンッ

真姫「ナニヨナニヨナニヨ!!!///」クルクルクルクルクルクルクルクルクルクルクルクル

にこ(真姫ちゃんったら、かわいい♪)



/cVσ_VσV ケッ!何なのですかこの甘々なにこまきSSは!
/cVσ_VσV 私と穂乃果のイチャラブほのうみSSを書きなさい!
(・8・) ウッミ冷えてるちゅんかぁ?w
(・8・) やっぱり私とハノケチェンのイチャラブことほのSSなんだよちゅんなぁ…
リ`・ヮ・) 2人ともどうしたの?喧嘩しないで!これからも3人ずっと一緒だよ!

/cV ^_V ^V
( ^ 8 ^ )
 
67: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 13:19:12.46 ID:fJarCWAG
@大きな部屋

部屋μドア「ガチャ」

真姫「ふぅ。って何これ!?」

真姫「また同じような部屋じゃない!」

にこ「さっきの部屋よりちょっと大きくなったくらいね」

部屋Aドア「ガチャ」

千歌「また広い部屋に出た~」

曜「///」ナミダメ

部屋Nドア「ガチャ」

歩夢「あ、みんなお久しぶり!」ツルツル

部屋Lドア「ガチャ」

かのん「歩夢ちゃん!久しぶり~」

千砂都「お、お久しぶりです///」

真姫「なんで曜と千砂都は顔が赤いのよ…」

曜「いろいろ///」

千砂都「あったんです///」

にこ「そ。んで、あっちの干からびてるのは何?」

侑「」ビクンビクン

にこまきようちかかのちぃ「あぁ…(察し)」

@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ニコニコ
 
69: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 13:27:08.15 ID:fJarCWAG
真姫「さて、せっかく出れたのにまだ帰れないってわけ?」

千歌「う~ん…困ったな~私たち練習があるしな~」

かのん「私たちもだよ!」

曜「この部屋にも、また問題があるんじゃない?」

千砂都「確かにそうかも!」



侑「」ビクンビクン
 
71: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 13:36:24.19 ID:fJarCWAG
にこ「あ!あの机の上!」

にこ「何か紙が置いてあるわよ!」

千歌「本当だ!何だろ~!」シュタタタ

千歌「一番乗り~!」ガサッ!

曜「なんて書いてあるの?」

千歌「え~っとね…」

「この部屋は1,544,400分の1の部屋である。どういうことか説明しなさい」

歩夢「…?どういうこと?」

かのん「なぞなぞ?」

千砂都「それにしては具体的だし、数も大きくない?」

真姫「そういえば、さっき曜、この部屋にもまた問題があるかもって言ってたわよね」

曜「うん」

真姫「ってことは、ここにいるみんな、それぞれ問題を解いて部屋を出てきたってことであってる?」

歩夢「私たちはそうだよ」

千砂都「私たちも!」

にこ「真姫ちゃん賢い!」カキクケコ!!!

真姫「フフン!」ドヤッ



侑「」ビクンビクン
 
72: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 13:42:58.16 ID:fJarCWAG
「この部屋は1,544,400分の1の部屋である。どういうことか説明しなさい」

真姫「じゃあ、まずはみんながどんな問題を解いてきたか見せ合いましょ」

真姫「おそらくそれがヒントになるわ」

歩夢「そうだね」

真姫「私は複素積分よ!」ドヤッ

从c*•ヮ•§ ?
(*> ᴗ •*)ゞ ?

千砂都「あぁ~留数定理とかね!まん丸だからわかるよ!」

千砂都「私初めてローラン展開したとき感動したなぁ~」キラキラ

真姫「千砂都も医学部志望なのかしら?今度一緒に勉強しましょう」

千砂都「いや、私はかのんちゃん推しの一般人だよ。大学はまだわからないなぁ」

かのん(私の知らない、ちぃちゃんがいる(n回目))

歩夢(それ私のセリフだよ)ニコニコ

真姫「じゃあ、次は千歌たちね!」

千歌「私たちは組み合わせの問題だったよ!」

千歌「バッチリ解いてくれたよ!ウチの曜ちゃんが!」ドヤッ!

にこ「なんであんたが自慢げなのよ」

曜(ウチの曜ちゃん…!?高海曜でありますか!?今度お義母さんにご挨拶に行かなきゃ///)

真姫「歩夢たちはどう?」

歩夢「私たちは…一応数学だけど、みんなとはちょっと違うかも」ガサッ

真姫「!?」

真姫「これ、人間がずっと解けなくてコンピュータで強引に解決した超難問じゃない!」

真姫「しかも42なんて…。いったいどうやって解いたのよ…?」

歩夢「侑ちゃんを想う気持ちかな」ニコニコ

真姫(現代のシュリニヴァーサ・ラマヌジャンね…)

真姫「で、かのんたちはどうだったの?」

かのん「ちぃちゃんよろしく!」

千砂都「ええと、円環体の体積だったよ。数3の基本的な積分だね」

真姫「なるほど、私も解いてみたいわ」クルクル



侑「」ビクンビクン
 
74: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 13:50:30.12 ID:fJarCWAG
真姫「さて、今ここには問題を解いてきた高校生7人(8人)がいるわ…」

にこようちかかのちぃ「ゴクリ」

歩夢「…」ニコニコ

侑「」ビクンビクン

真姫「さっそくみんなの問題をヒントに、最後の問題を考えてみましょう」

真姫「何かアイデアがある人は、遠慮せず言って欲しいわ」

曜「ハイハイ!」

真姫「曜、お願い」

曜「私は難しいことわからないけど、この最後の問題の言い方的に、多分確率とかじゃないかな?」

曜「そうなると、真姫ちゃんや歩夢ちゃん、千砂都ちゃんたちが解いたような、色々公式を使ったりする難しいやつじゃないと思うんだよね」

曜「あ、歩夢ちゃんは暗算で解いたのか(困惑)」

真姫「そうね、正しいと思うわ」

千歌「曜ちゃんカッコ良い!!」ギュッ!

曜(あぁぁぁああああああああああ)プシュー

千砂都「仮に私たちと真姫ちゃんたちのような積分が絡む問題だと、分数になることはあっても、あんなに大きな数字の有理数にはならないよね」

真姫「ええ。仮に実数の値でも、無理数は含むと思うわ」

真姫「そうなると確率ね。順列とか組み合わせとか、色々考えてみましょう」

真姫「もしかしたら検定が絡むかもしれないわ」

千砂都「それはやめてほしいなぁ」



侑「」ビクンビクン
 
75: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 13:59:02.63 ID:fJarCWAG
~ (・8・)しばらく経って(・8・) ~

真姫「う~んわからないわ」

千砂都「おそらく曜ちゃんたちと同じく、組み合わせかなとは思うけど、こんな数になる組み合わせなんて考えられるわけないよ~」

曜「見当もつかないね…」



千歌「ねえねえ、歩夢ちゃんにとって幼馴染って何?」

歩夢「侑ちゃんのこと?私にとって、幼馴染は生命(いのち)の源だよ」

かのん「わかる~!すごく尊いよね!生きる意味っていうか!」

にこ「私は幼馴染とかいないけど、兄弟や親友の絵里と希は私にとってすっごく大切よ」

千歌「にこちゃん素敵~!私も曜ちゃんとは一生一緒に暮らしたいな~」



真姫「…あの4人は恋バナ?に花を咲かせてるし」

曜「///」

千砂都「///」

真姫「チョット!!」プンプン



侑「ちょっといいかな?」

千砂都「うひゃぁぁあああああ!!!」

曜「侑ちゃん生きてたの!?」

侑「か、勝手に〇さないでよ!」

侑「そりゃ、腰がヤバくて立つのもままならないけどさ…」ガクガク

真姫「生まれたての小鹿みたいね…」

侑「ゴホン」

侑「いろいろ疑問点があったんだけどさ」

侑「私たちって、何で2人ずつ部屋に分けられたんだろうって思ったんだ」

侑「あと、それぞれのグループで一緒だったし、他のメンバーがいないよね」

侑「例えば、私と歩夢の代わりに凛ちゃんと花陽ちゃんで、ニジガクなしの8人でも良かったよね」

歩夢「りんぱなの方が大事なの!?」

侑「違うよ」

かのん(流れ変わったな…)
 
76: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 14:07:21.84 ID:fJarCWAG
侑「私が歩夢に伝えたかったのは、もっと先のこと…」

侑「あのね、私、夢が「いやぁああ!」

侑「サッ」カミカイヒ

@cメ*˶◉ _ ◉˵リ「…えっ」プルプル

侑「私の夢はね、歩夢とずっと一緒に人生を歩むこと」

侑(歩夢と歩む…プヒョッwww)

侑「」スンッ

侑「時には喧嘩しちゃうこともあるかもしれないけど、また仲直りして、前よりも仲良しになる」

侑「これから大人になって、いつかおばあちゃんになっても、ずっと一緒にいる」

侑「そんな私の人生に、歩夢の人生を連ねてくれますか…?」

@cメ*˶◉ _ ◉˵リ「…」

?cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 「…」ポンッ!

?歩夢「…はいっ」ポロッ

侑「…いつでも私は、歩夢の隣にいるよ」

?歩夢「うんっ!」

?cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ゆうぽむ ♡Happy End♡ ⎛(cV„Ò ᴗ ÓV⎞
 
79: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 14:14:01.92 ID:fJarCWAG
真姫「ハァ…」

真姫「勝手に終わらせないでくれるかしら?」

にこ「何よあの茶番は…」

千歌(か、かっこいい…)

千砂都(かのんちゃんに言われてみたい…///)キャッ

にこ「…」

曜「でも、侑ちゃん遺言で良いこと言ってたよね」

かのん(遺言て)

真姫「そうね、確かに不自然だわ」

真姫「私たちは4グループの中から2人ずつ選ばれ、それぞれ別々の部屋に閉じ込められた」

真姫「これって、組み合わせの問題にならないかしら?

千砂都「!!!」

千砂都「もしかして…!」

千砂都「」カリカリカリカリカリカリカリカリ

にこ「え?理系って何か閃くとみんなこんな感じなの?」

かのん(ちぃちゃんは理系かどうかわからないよ)

かのん(ちなみに好きな教科は体育だよ)

千砂都「やっぱり!1,544,400通りになったよ!」

曜「!」

真姫「でかしたわ!千砂都!」

千歌「ん?なになに?」ミカンモグモグ

ゆうぽむ「イチャイチャ」
 
80: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 14:22:25.83 ID:fJarCWAG
にこ「千砂都、説明してちょうだい」

千砂都「あのね、みんなのグループって何人か教えてもらって良い?」

にこ「μ’sは9人よ」

真姫「ちなみにギリシャ神話のミューズ(ムーサ)は音楽の女神で、9人姉妹といわれているわ」

千歌「Aqoursは9人だよね?」

曜「でも、Saint Snowの2人と一緒に11人で歌った曲あるよ?」

千砂都「やっぱりそうだよね。じゃあ11人カウントで行こう」

千砂都「ニジガクは?」

ゆうぽむ「イチャイチャ」

真姫「あの二人はダメね。…ニジガクは侑を含めて10人じゃなかったかしら?」

にこ「いいえ!違うわ!!スクールアイドルオタクのにこにーを舐めてもらっちゃ困るのよ!」

にこ「2期からは、栞子とミアとランジュが新たに加入して13人なのよ!」

真姫(2期って何よ…)

千砂都「やっぱり13人だよね。で、Liella!は…」

かのん「5人だね!」

千砂都「かのんちゃんありがとう。真姫ちゃんならもうわかったんじゃない?」

真姫「ええ、ここまで言われたら分かるわ。さすが千砂都ね」

曜「私もわかったよ!」

千歌「曜ちゃんすごい!」

曜(えへへ)ニヘラ

にこ「もったいぶってないで説明しなさいよ!」

千砂都「これは、私たち4グループからそれぞれカップリングを選ぶ組み合わせの確率なんだよ!」

にこ「…?よく分からないわ」

真姫「例えば、μ’s9人で、2人組の組み合わせの総数はいくつ?」

にこ「ええと…確か…う~ん」

にこ「にっこにっこに~!」

真姫「ハァ…。曜、続きをお願い」

曜「了解であります!」ケイレイ!
 
86: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 14:44:44.17 ID:fJarCWAG
曜「ええと、9人から2人を選ぶ組み合わせは、9C2 (=36) 通りだね」

千砂都「同じように考えれば、Aqoursは 11C2 (=55), ニジガクは 13C2 (=78), Liella!は 5C2 (=10)になるよ」

真姫「そしてこれらを掛け合わせると、36×55×78×10 = 1,544,400 になるってわけ」

千砂都「その逆数 1/1544400 が確率になるYO!」

千歌「え~と?つまりそれは何の確率なの?」ハテナ

曜「4グループから2人組を選ぶ時、μ’sからにこちゃんと真姫ちゃん、Aqoursから千歌ちゃんと私、ニジガクから侑ちゃんと歩夢ちゃん、Liella!からかのんちゃんと千砂都ちゃんがたまたま選ばれる確率だよ」

千歌「ってことは、この状況が 1/1544400 ってこと!?」

千歌「まさに奇跡だよ~!」

真姫「そういうことね」

真姫「管理人、聞いてるんでしょ。正解よね?」

『大正解!みんなは奇跡の組み合わせで選ばれたってことや』

『この出逢いを大切に、これからもスクールアイドル頑張りまショ~!』

『燃えてきた。璃奈ちゃんボード、ムンッ!』

『ククたちは次のラブライブ!優勝目指して練習デスヨ~!」

真姫「ふふっ。誰なのかまるわかりね」

千歌「あ!ドア開いたみたいだよ!」

にこ「遅くなっちゃうし、早く帰りましょ!」

曜「千歌ちゃん、一緒に帰ろ~!」

かのん「みんなバイバイ!また会おうね!」フリフリ

千砂都「真姫ちゃん今度勉強会やろうね~!」ブンブン

歩夢「ほら侑ちゃん、ちゃんと挨拶して!」

侑「カップリングにこんなにたくさんの組み合わせがあるなんて…!」

侑「最ッ高にときめいちゃった!!」



おしまい
 
89: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 14:50:33.49 ID:fJarCWAG
真姫「ちなみに、μ’sはなんで私たちだったんでしょうね」

にこ「そういえば、私たち以外のグループはみんな幼馴染って関係だったけど…」

にこ「穂乃果たちや花陽たちでも良かったんじゃない?」

真姫「そうかもしれないわ。でも、これもきっと何かの縁よ」

にこ「そうね。私は楽しかったわ!」

真姫「ンフフ、もちろん私もよ!」



本当におしまい
 
93: (もんじゃ) 2021/12/15(水) 14:56:31.65 ID:fJarCWAG
4グループとも同じカップリング推しになる確率は、人気カプを考慮しない単純計算で、1/1544400。
パーセントに直すと、0.00006475%になります。
これは、ロト6で2等(1500万円)が当たる確率よりも低いです。

このSSを通して皆さんにお伝えしたかったのは、リア友でも、匿名掲示板上でも、匿名でないSNS上でも、もし同じカプ推しの方がいたら、その方との繋がりを大切にしてほしいということです。

これからも、素敵なカップリングSSが溢れますように。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました₍₍ @cメง*˶ˆ ᴗ ˆ˵リว ⁾⁾
 

引用元: https://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1639532053/

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